酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年10月20日(金) |
『鴨川ホルモー』 万城目学 |
京都三大祭のひとつ葵祭のとき、大学生になって一月が経ったばかりの安倍と高村は京大青竜会というサークルに勧誘される。ピンポイントで勧誘されたふたりはなんとなくサークルに入り、謎の戦いを強いられ(笑)、恋をし、破れ(苦笑)、妙な連帯感(友情?)を手に入れる。はてさてこのホルモーとはいったいなんぞや?
うひゃひゃひゃひゃ。おもしろーい! これってタイトルと表紙のイラストの変さに惹かれたのですケレドモ、これが異様に面白い面白いv 京都ならではの魑魅魍魎が跋扈する謎の戦闘ホルモーなんてやってみたい、覗いてみたい。うまい展開にウキウキわくわくさせていただきました。この作家さんの言葉運びのテンポがトッテモよくってずんずか読めてしまいました。選ばれし者たちだけの妙な戦闘ホルモー。選ばれて苦労はしても残るものは幸せ感だろうなぁ。いいなぁ。やってみたいなぁ、ホルモー。
「大丈夫だよ。変なことも多いけど、きっと楽しいことも多いはず」
『鴨川ホルモー』 2006.4.20. 万城目学 産業編集センター
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