酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEXpastwill


2006年11月15日(水) DVD『私がこわされるとき』

 教会でピアノをひくキャサリンを見初めたイレーニは、息子のジョンと引き合わせる。結婚式から新居まで至れり尽くせりで幸せの絶頂のキャサリンだったが、義母となったイレーニの激しい干渉にうんざりしてくる。ジョンを通じて干渉をやめさせるように仕向けたキャサリンに対してイレーニは態度を豹変させる。息子マシューが生まれ、離婚騒動をきっかけに母親と距離を置こうとしたジョンだったが・・・。「キャサリン、マシューはポダラスの子よ

 実話を基に作られた映画だそうですが、いやホント怖かったです。息子を溺愛するあまり異常な執着を見せるイレーニが素晴らしく(演技的に)怖かったのであります。ううううう。こう言う嫁VS姑の戦いを見るにつけ感じるのは、夫であり息子である男が毅然とした態度で自分の立場を明確にすべきだと言うことです。自分がどちらと人生を歩んでいくかをハッキリさせて、どっちつかずはやめないとダメ。どうして母親って息子を自分のものだと錯覚するのだろう。自分が産んだから? うーん、私にはワカラナイ感覚だわ・・・。こんなラストが現実に起こったなんて本当に恐ろしいです。ジョンも気づきのが遅すぎるのよね・・・。馬鹿だ。



酔子へろり |酔陽亭酔客BAR
enpitu