酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年11月23日(木) |
DVD『PATIENT14』 |
リサは事件に巻き込まれ、耳が聞こえなくなってしまった。耳の側で暴漢が拳銃を発射したためだ。失われた聴力を取り戻すためにリサは臨床実験の14人目の被験者となる。薬が効き、聴力が回復したリサだったが、思わぬ副作用が待ち受けていた。人の心の声が聞こえてくるのだ! この能力を巡り、国家の陰謀に加担することになったリサは・・・
この映画はなんでも事実に基づいているとか。どこまでが事実に基づいたのかしら。認可されていない臨床人体実験はありそうですね(怖)。こういう実験って被験者の弱みに付け込んでいるから・・・。治りたい、良くなりたいと願う病人なら危ない実験の被験者であろうと藁をも掴む気持ちでしょうし。普通に可能だったことが不可能になった時、どれほど苦しく恐ろしいことか。リサは事件に巻き込まれて聞こえていた耳が聞こえなくなってしまう。思い切って受けた実験治療で回復したと喜んでいたのも束の間、聞きたくない声まで聞こえてしまうようになる・・・なんて運の悪いことか。でもリサはなかなか強靭な神経の持ち主で悪夢の能力を使用するし、自分の現実に立ち向かうのですよー。カッコよかったv 人の心の声が聞こえたら、それが自分にとって大事な人の心の声だったら、それを聞く勇気は私にはないですね。そんな恐ろしいことはないと思ってしまったのでした。人の心の中まで信じるとか信じないとか、そういうことで済まされないと思うから。なにより自分の心の声を人様に聞かれるなんておぞましすぎる、怖すぎる。ううう。
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