酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年12月10日(日) DVD『THE WATCHER』

 元FBI捜査官のキャンベルは、FBIを辞めてロサンゼルスからシカゴへ逃げてきた。ロスで追い続けていたシリアル・キラーのグリフィンに自分の大事な女を殺されてしまったからだ。シカゴでカウンセラーに通い、日々に埋没するキャンベル。そんなキャンベルを追いかけてグリフィンがシカゴで殺しを繰り返し始めた。しかもターゲットの写真をキャンベルに送りつけてくるのだ。もう一度グリフィンに立ち向かうキャンベルに・・・!?

 ぜーんぜん物足りないっ(大不満)! なんじゃこりゃーっ(あら、お下品だこと)!! うーん、サイコキラーもの大好き人間としては(それはそれでかなり問題が・・・)キアヌ・リーブス演じるシリアルキラーを表面的に美しく描きすぎていて全くつまらなかったです。ぶぅぶくぶー。だいたい猟奇的連続殺人犯なんてものは壊れている訳で、あんな綺麗に女に近寄って囁いて殺っちゃうナンテただのスケコマシじゃん。あれじゃーあきまへん。制作サイドがキアヌ様に遠慮されたのかもしれませぬが、それって完璧逆効果。もっともっとトンデモナイ変な部分を映し出してこそ、うおーキアヌやりおったなーってことになったでしょうに。ああ、残念。キアヌが執着する男役をジェームス・スペイダーが演じていて、久しぶりでオーラが消えていてこれまた吃驚にガッカリでありました。年を重ねて魅力を増す俳優さんが多いと言うのにジェームスさんたらどうしちゃったの? 役作り? うーん・・・なんか違うのですよねぇ。まぁ、最後まで見せてくれるくらいの力はありましたが、物足りなさは否めないのでありました。はい。



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