酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年12月12日(火) |
ドラマ『ラブコンプレックス』 |
2000年に放送された時、「訳がわからない」と言う声が殺到したそうです。でもこれは今見ても(もしかしたら今だからこそかもしれませんが)かなり面白かったです。なんと言っても主人公の竜崎ゴウ役の唐沢寿明さんの怪演の素晴らしさ! このゴウ役は6年前も今も唐沢さんにしか演じきれない役ですね。だからきっと唐沢さんファンは大喜びな作品だったことでありましょう。下半身にだらしないスケベシーンは笑えて困りました。ふふふ。うまいなぁ。君塚良一さんの脚本は唐沢さんの変な魅力を存分に引き出していました。唐沢さんのために描いたのかもっ!?てくらいでした。 ワンダーエレクトニクス(パソコン周辺機器製造会社)で起こった横領事件を軸に犯人捜しに秘書室へふたりの男が配属される。その男が竜崎ゴウと真行寺アユム。秘書室には七人の美女。女王様で秘書室を支配するファザコンのシズク。男に裏切られ、男を悪魔と謳う宗教にのめりこんでいるサダ。美しいのに太りすぎていると思い込み過剰なダイエットに嵌るキイコ。常務の愛人として20年過ごし捨てられたお局様のアミ。レズビアンで女格闘家のリリ。優柔不断でリリの誘惑に引き込まれているミヤビ。一番若くていつもニコニコ可愛いミンは裏で煙草を吸い毒づく娘。裏の顔を持ちながら笑顔と美貌で隠している7人をゴウが追い詰め壊していく。ゴウの部下でありながらも、ゴウへの不信感を持つアユムは女たちの力になりたいと必死になって駆けずり回る。何故ならばアユムにも裏の顔、マザーコンプレックスに悩まされていたからだった・・・。 ざっと粗筋を要約するとこんな感じです。このそれぞれの裏の顔が面白くて、それによって壊れていく様も興味深いものがありました。ただ残念なことは時間的制約のために7人全てのコンプレックスを丁寧に描ききれなかったことにありました。リリやミンやミヤビなんて脇キャラではあるケレドモ、抱えているものは深いし誰の心にもあるかもしれないものですもの。それがトテモ残念。今をときめく伊藤美咲さんがリリ役であったことも新鮮でした。ワンクールではなくってツークールくらいで描ききって欲しかったなぁ。ああ、竜崎ゴウよもう一度。もちろん唐沢さんでv
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