酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年12月15日(金) DVD『ハイ・クライムズ』

 クレアは公私共に絶好調。美人弁護士として活躍し、夫トムとは激しく愛し合っていた。ある日、家に泥棒が侵入し、警察を呼ぶクレア。その時に採取された指紋から夫トムが逮捕されてしまった。なんとトムは別人になりすまし、12年間も逃亡を続けていた。かつて海兵隊の特殊工作員で、潜入先のエル・サルバドルで一般市民9人を殺害したと言うのだ。無実を訴えるトムを信じて軍事法廷に挑む決意をするクレア。閉ざされた世界の特殊な法でクレアはトムを救うことができるのか!?

 陰謀を暴く!モノは観ていてスリリングでとても興奮します。愛する人のために必死で立ち向かう美女の姿はいいものです(ウットリ)。気になったのは編集の雑さでした。ブツブツ途切れた感じがスゴクいや。そのせいで場面転換が唐突で映像の流れに滑らかさがないのですもの。もったいないなぁ。もっと丁寧に繋げてくれればいいものを。
 クレアが辿りついた真実(落ち)は、まぁ想像のつくところ。でもラストにやっぱり逞しく美しい女の姿を見せるあたりザッツアメリカーン! 女はタフでなければ生きていけないっ。それにしてもどうせならマスコミ大暴露までやればいいのに。・・・それでは本当にクレアが消されてしまうのか(怖)。力のある巨大な組織に立ち向かう限界だったかもしれない。それにしても名優モーガン・フリーマンをもっともっと活躍させて映画全体に重みを増して欲しかったものなのでありました。面白いのに妙に軽軽しかったのが難点なり。



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