酔陽亭 酩酊本処 いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。 DiaryINDEX|past|will
人を殺した挙句、首を切り落とす。そこに如何なる事情があろうとも尋常ではない。そんな事件が相次いでいる。この『心にナイフをしのばせて』は1963年に起こった少年Aによる同級生殺害・首切り事件で被害に遭った少年家族たちの心の叫びです。神戸の酒鬼薔薇事件よりも前にこのような事件が起こっていたのですね。知りませんでした。この事件で被害者の家族達は壊されてしまっています。事件の後に必死に生きてらっしゃいますが・・・。何より驚いてしまったの犯人だった少年Aが、弁護士になっていると言う事実。それは人としてどうなのでしょうか。弁護士となった少年Aは謝罪なし。それどころか書かれている言動が全て本当ならばこんな人が弁護士であっていいわけがない。話題になっている本だけのことはありました。余談ですが、本の表紙の絵とタイトルの持つ意味が合致しないので違和感があります。インパクトの強い絵ではありますが、これでは「心にナイフをしのばせて」の重い深い言葉の意味が台無しになってしまいます。 |