| ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ |
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| 2002年04月29日(月) | 企画小説最終回 |
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テーマ「ギビさん自身のこと」 さて、しばらくの間、テーマを募集し、それに答えて小説を書く、というようなことをやってきたんだけれど、それも今日でおわり。 わりと、楽しかった。普段出てこないようなアイディアも、なにか一つのキーワードを与えられる事によって、リボンがほどけるみたいに生まれてくる。テーマを送ってくださった皆さん、どうもありがとう。 と、いうわけで、今日はわたしの話をしようと思う、いや、しなくちゃいけない。。なんだろう、敬語にしたいような気分なんだけど、それは良くない。 わたしのことを一言で表すと、とかよくやってる人っているじゃない?わたし、あれって結構な愚かな事だと思う。だって、一言、だよ?そんな、その人はそんなに奥行きのない人間なわけ?わたしはそういう風に、心の中に広がるもやもやを、悲しい、とか一言で表現してしまうのがすごく嫌いで、それで頑張って小説を書いているというわけ。 わたしのことを、好きになってくれる人ってのも、まあ世の中には結構いる。不思議な話なんだけど。その人たちにいろいろと訊くと、どうやらわたしには長所といった長所、要するに、これが良い、と、一言で言えるような部分は無いみたいで、それはどうやら相手の人たちにとって不可解なことらしい。 「紹介とかしにくい」らしい。「なんかこう、君らしい、というのが一番の特徴、というような」と、みんな云う。ようするに、そういうことらしい。なんか、さっきから、らしい、らしい、と、曖昧な事しか書いてないのだけれど、幾ら書こうと、自分の事なんてやっぱり不可思議なまんまで、こりゃあ難しいテーマをいただいたものだ、とノートパソコンに向かって、手を叩いたりしている。 わたしにはカミングアウトするような事は無い。いや、隠してることぐらいたくさんあるんだけど、別にそんなこという必要ないなあ、というのが本音。よくいる、「わたしって繊細なの!もっと見て!」みたいな文章を書こうと試みたのだけれど、全然できなかった。 好きな言葉の引用、ってのも前にやっちゃったし。あれ、自分でもかなりいいことあつめてあるなあと思ってたんで、よかったら見てね。でも、実はあれの「19か20」の歌詞、間違ってます。なんか「夕べの彼女はヘビにキス」とかいうのだったよ。全然違うじゃん。 しかしあれだね、こうやって語りかけ口調で文章を書くってのは、気恥ずかしいね、ほんとに。照れるよ。でもこうやって誰かが前にいると思って文章を書いて、それで誰も見てなかったとしたらおもしろいなあ、滑稽だよ、わたしが。 だからテーマを送った人は、感想を下さい。ほんと、ほしいんだ、感想。 怖いんだよね。アクセス数だけ上がっても、無言だと。なんていうか、本当に読んでるのかな?みたいな。誰かが何度も何度もリロードしているだけかもしれないという恐怖。かといって、掲示板をつけるのはどうかと思ってるんだ。わたし、自分の興味の無い話題を広げるっての、苦手だし。もともとトークがおもしろくないし。あと、昔リンクをたどってわたしの個人情報の一端をつかめたのをいいことに嬉々としてプライバシー侵害なことを書き込む輩とか、いたんだよね。それで、もううんざり。詩投稿掲示板、とかも考えたんだけども、どう考えても自己満足、あるいは自己顕示欲がポタージュ状になった、詩ともいえないような言葉の羅列全てに、一つずつ微妙に違う、けれど要約すれば全て同じような丁寧な言葉の感想をつけるなんて、無理です。わたしが日々詩を投稿している掲示板の持ち主のみなさまごめんなさい。才能が無いのは罪悪なんでしょうか。 インターネットで知り合った人間の中にも、当然好き嫌い、ってあると思うんですよね。 わたしはメールとかで話してる人の公開してる日記読んでげらげら笑ったりするし。すごい嫌な奴なのです。わたしって多分友達にしたくないタイプ。 けれど、やっぱりわたしは好かれたくて。我侭だ、って事ぐらいわかってる。 もっと皆さん、わたしを好きになってください。そういうの遠まわしに友人に云うと、すごく笑われる。わたし、人に笑われるの、大好き。 好かれたい。もっと。 あ、好かれたい、と、スカーレットって、似てる。嘘だ、似てない。 わたしに、どうして小説を書くのですか、と訊いた人がいたので、答えます。 それは、楽しいからです。小説書くの、すんごく楽しい。ストレス発散になる。だから書いてる。才能無いから、ほら、プロなんて無理無理なわけじゃん。それはわかってるから、ネットで公開するんだよ。 もう疲れた。 わたしが、日々思っている、一番怖いこと、というのは、実はわたしなんて存在しないんじゃないか、ということ。誰か他の人のみている夢に出てくる、登場人物に過ぎないのかも知れない。 |
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