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Mi Pensamiento Diario

明日から…

今朝メールをチェックしたら、中学時代からの友達からメールが来てたの。知らぬ間にいろいろな変化があったみたい。独立して自宅で仕事をしているメールをくれた友達や、子供が出来たからと社宅を出て海のそばに家を買った友達。たった9ヶ月でガラリと変わってしまっている。自分1人の時間だけが止まってしまっているかのよう。一生懸命若作りをしてるし、きっと浦島太郎になってるんだろうね。ムース以外の人は時の流れと共に年をとっていってるけど、ムース1人、過去にしがみついて、過去に生きているかのよう。そんなつもりは全く無いんだけど、どうもそんな感じがする。といっても、類は友を呼ぶという言葉の通り、結婚もせず、独身で遊びまわってる人も多いけど。そしてみんな口々にいうのは、みんな結婚しちゃって、子供もいるし、忙しいから…と。昔は1番最初に結婚するっていわれてたんだけどなぁ。気がつけば1番最後まで独身。でも、人生ってそんなものかな?それに1人でいる分、のびのびとしているし、いろいろと勉強をして少しずつ知識をつけているから。そのうち何かの役に立つときがくるでしょう。その上、やりたいことをやりたいときに何でも出来るし。気楽といったら気楽だもんね。
さて、いよいよ明日から学校が始まる。朝8時に学校へ行くなんて出来るのだろうか?約4ヶ月も不規則な生活をし続けたから。その上、8時から1時間授業を受けたら、次の授業までは4時間も空くの。学校にいても仕方がないと思うから家に帰ってくると思うけど。空き時間ばかりだから、自分に厳しくしないと遅刻ばかりしそうで恐いなぁ。ただ空き時間が多いってことはその間にいろいろなことが出来るってこともあるから、心がけ次第ではとっても有意義に過ごせると思う。
今日、学校の図書館へ行くときに寮の脇にある駐車場を見たんだけど、車が一杯止まってた。昨日、今日でみんな入寮したみたい。学校のそばに住んでる人も今日辺りかな住みはじめたのかな?ジョギングの途中、学生が外に椅子を出して、芝のところで夕涼みしてる光景を見たから。学内も人が一杯だったけど、スーパーも学生だらけで、ちょっとビックリ。みんな山のように食料を買ってたの。買い物に行く日を間違っちゃったみたい。昨日か明日行けば、もう少し空いていて、品揃えもよかったんだろうなぁって思っちゃった。
図書館から借りていた「ライ麦畑でつかまえて」も今日返してきて、今日から新しい本を読み始めたの。アーネスト・ヘミングウェイの「日はまた昇る」を借りてきちゃった。200ページしかなかったからいいところまで読むことが出来るかなって思ったけど、今日はどうも集中してなかったみたいで、すぐに挫折。でも今週一杯で読み終わりたいって思ってるの。今日から図書館も毎日営業するし、次の休みは11月の第4木曜日だから、先週末のように土、日、月と3連休になることもないし、今度はいつ本を読み終わっても平気。いつでも次のが借りれるから。でも、先週末はいい本を3冊も読めたから、それはそれでよかったんだけどねぇ。ところで今日から読み始めた「日はまた昇る」だけど、結構期待してるの。だってムースといったらスペイン。ってことはないかな?ムースといったら北の国かな?まぁ、いいや。スペインといったらフラメンコでもなく、セビリジャーナスでもなく、サッカーでもなくやっぱり牛追いだから。ムースの記憶に片隅にある牛追いと、本の中に書かれているサンフェルミン祭の情景が重なり合うと読んでて何倍も楽しくなるんだけど。今日読んだところではまだスペインへ行ってないけど、スペインとフランスの国境の街、サン・セバスチャン、バスク語ではドノスティアって呼ばれる街へ行くっていう会話は出てきたから、そろそろスペインへ向けて出発するのかなって思って。ムースもパンプローナのサンフェルミン祭に行きたかった。牛追い自体は見たことあるけど、やっぱりパンプローナの牛追いは一見の価値があるからね。
この夏休みはどこかへ行きたいって思ってたけど、結局この街から1歩も出なかったの。ムースらしいっていったらムースらしいかも。本当はどこかへ行って気分転換をしてきたかったけど。でもこの夏は本をたくさん読んだので自分としてはとても満足なんだ。こんなに本をたくさん読むことってあまりなかったから。昨日の日記には書かなかったんだけど、「氷点」の中で陽子が太宰治の「斜陽」を読んだって場面があるの。それを読んだときにふと思い出しちゃった。ムースも「斜陽」が読みたかったんだって。前から思ってたのにまだ読んでないんだ。だから青空文庫へ行って「斜陽」があるかどうか見たんだけど、まだなかったの。そのとき思っちゃった。1ヶ月何もしてなかったんだから、「斜陽」を入力するボランティアでもやればよかったって。そうすればムースだけでなくいろんな人が読めるのに…って思っちゃった。「斜陽」を読むのはしばらくお預けかな?でも、何となく悔しかったから、何か読もうと思って、真夜中に「走れメロス」を久しぶりに読んだの。高校の教科書に載っていたから、そのときに読んだのが最後だったかも。あれを読んで思ったけど、最後まで諦めないって姿勢はすごいね。途中で1度メロスはもうダメだって思ったけど、でも奮起して再び走り始めたもんね。街についたとき、セリヌンティウスの弟子、フィロストラトスがもうダメですっていっても、決して希望を捨てずに最後まで走る姿はいいものだったなぁ。これってムースが自分にいい聞かせるためによくこの日記に書いている、自分を信じるってことと諦めずに最後までやり遂げるってことだなぁって思っちゃった。実は身近なところに、こんないい作品があったなんて夢にも思わなかった。それに「走れメロス」は簡単だし、誰でも読めるからいいよね。いつも本を読むときは辞書を片手に読んでるけれど、「走れメロス」は辞書いらずだもんね。大体「氷点」を読んでるときですら、言葉がわからなくて辞書引いてるんだからどうしようもない。しかも標準語がわからずに、注訳のある北海道弁は訳なしでわかってるんだから。って当たり前か。北海道弁を知らなかったら親戚縁者と話が出来ないもんね。っていうか母だって北海道の方言使ってるし。
今年の夏は読書を出来たことで大満足。それに「氷点」を読んでちょっとだけ人の内面について考えることができたし。そのうちに続・氷点を読もう。って実は昨日の晩、「氷点(続)」の上下巻を注文しちゃったら、近々届くと思うの。しばらくは別のものも読みたいから、本が来てもしばらくは読まないかも。でもある日、ふと続きを読みたくなるだろうから、そのときはまた1日1冊ペースで。気持ちが落ち着いてるときに読みたいなぁ。だって考えることが多いし、変な気分のときに読むと、胸につかえてる気持ちが溢れ出て来ちゃいそうだから。
今日は早く寝ようと思うけど、寝れるのだろうか?ちょっと心配。初日は授業なんてやらないけど、でも寝不足のまま行きたくないから。ちゃんと起きれますように。


2002年09月03日(火)




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