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Mi Pensamiento Diario

人生の山

昨日の晩は日記に書いた通り、北の国からの遺言を見てたの。本当によかった。これで北の国からが終わっちゃうと思うとちょっと寂しいけど、ものには潮時というものがあると思うし、この辺で終わらせるのもいい頃合じゃないのかなって思う。もう時代が変わってしまって、話は親から子の代に移っちゃってるんだよね。しかも純も蛍も自分の道を歩んでいるから、話を進めるには2つの話を同時にしないといけないしね。
それにしても今回の純の役柄、いい味出してたね。ムースがこの日記に書いていることと似たこともいっていたのかなって思っちゃった。逃げてばかりじゃ何も進まないっていうようなことをいってたけど、その台詞にジーンと来ちゃった。本当に逃げてばかりじゃ何1つ進歩がないんだよね。失敗することが恐いから逃げちゃうと思う。失敗することはまるで恥ずかしいことのような感じがするから。失敗すると必ず誰かが笑うから。必ず誰かがバカにするから。だからどんどん失敗を恐れるようになっていく。失敗してもいいって思えるのなら、何度も何度も失敗して、何が原因で失敗したか考えて、次の1歩に行きやすいのに。でもいつも失敗できないと思うから、失敗しないようにいつも逃げちゃう。バカにされたくないから逃げちゃう。失敗して怒られるのが恐くなって逃げちゃう。そして表面上だけは失敗したことのない順風満帆な姿を作り出しちゃうんじゃないかな。でも実体はとっても空虚なものかも。いつも何か虚しさを感じているかも。何かに挑戦して、それを達成するから、生きていても楽しいって思えるんじゃないのかな?でも失敗することを恐れちゃうと、挑戦することもなくなっていっちゃうと思う。何かに挑戦するということは、とても苦しいときを過ごすと思う。でもそれを乗り越えれば、違った世界が見えてくるんじゃないのかな。誰がいったか忘れちゃったけど、ある登山家が「なぜ山に登るのか?」っていう質問に「そこに山があるから」っていったよね。ムースが思うにその人はつらい試練を乗り越え、その山の頂上に立ったとき、その山に登ったという達成感でいっぱいになるんじゃないのかって。人生においても目の前には山だらけだと思う。その山を自分の足で1歩1歩上っていかないと、いつまで経っても山を見上げるばかりで、頂上から美しい山並みを見ることが出来なんじゃないかなって思うんだ。人生にもヘリコプターのようなものがあって、何もせずに山のてっぺんまで連れて行ってもらえればいいんだけど、残念ながら人生の山は自分の足で歩いて行かなきゃいけないからね。もし何かがあって谷底に落ちてしまったら、自分の足で上がってこなければいけない。誰かが山を登るための道具を貸してくれるかもしれない。誰かが山の登り方を教えてくれるかもしれない。でも人生の山だけは自分の足で歩いていかないと登っていくことが出来ない。山岳救助隊の背負われて、気がついたら山を登っていたってことはないから。しかも自分の荷物は自分で背負わないといけないし。人生の山にシェルパはいないから。こんなにつらい山登りなんて出来たらやめちゃいたいけど、でも頂上に立って美しい山並みを見てみたいよね。逃げてばかりいたら、その美しい景色をずーっと見ることが出来ないんじゃないのかな。いつの日にか周りの景色を見てみたいと思うんじゃないのかな。だから逃げてばかりいる人生に終止符を打って、苦労をしてみようと思うんじゃないのかな。ただ、人にはいろいろな生き方があるし、何も苦労してまで山の上に行ってみたいと思わない人もたくさんいると思うけど。今の環境で十分満足だって人もたくさんいると思う。そういう人も何も苦労する必要はないと思う。でも、山の上に行ってみたい、いろいろなものを見てみたいって思う人は自分の足でしっかりと歩んでいかなきゃいけないと思う。その階段はときに高いものかもしれないけど、1歩1歩着実に歩んでいけば、いつの日にか必ず山の上に立てると思う。そしてもう逃げも隠れもしない、する必要がないって思えるんじゃないのかな。その達成感が今度は失敗を恐れないようにしてくれるんじゃないのかな。だってやれば出来るんだもん。自分を信じて、やればできるんだもん。きっと今までは自分を信じることにも恐れていたかもしれないけど、やれば出来るってことがわかれば、自分を信じることができるようになるでしょ。いっぺんに出来るようになるとは思わないけど、少しずつ、少しずつ、自分を信じてあげることが出来れば、自分はやれば出来るってことがわかればいいと思う。そんな自分って素敵じゃないのかな。

今日はお休みだというのにまた学校へ行って宿題をやってたの。学生も楽じゃないね。面倒な課題を昨日終わらせていたせいか、今日はちょっとだけ楽だった。今日は3つプログラムを書いたから、残りは4つ。今晩1つやろうと思うから、明日の朝には残り3つになってるかな。あとは設問に答えればいいだけだからちょっと楽かも。授業がとても少ないのにいろいろと忙しいのは何でだろう?忙しいんじゃなくて、忙しいふりをしてるだけなのかな?そんな気がするなぁ。だってお酒を飲んでいる時間が十二分にあるし、ビデオを見ようと思ったら7時間近くもビデオを見てる時間があるんだもん。昨日は後編を2時間と遺言の前半、後半の5時間を一気に見てたくらいだから十分にくつろぐ時間があるもんね。きっとそのうちに今日は三浦綾子の日っていって朝から晩まで本を読んでる日が来るんだろうなぁ。早く氷点の続編を読みたいけど、今は別の本を読んでるから。それが終わったら今度はジョン・スタインベックの「怒りの葡萄」を読む予定だから、三浦綾子の日はすぐには来ないかも?
それにしても今朝は冷え込んだぁー。3℃まで下がったの。さすがに寒いと思った。でも昼間は21℃まで上がって半袖で十分。本当に長袖を着ればいいんだか、半袖でいいんだか、よくわからないから大変。こんなときは風邪をひきやすいから気をつけないとね。学校のコンピュータ室はパソコンの熱で部屋がとっても暑いのに、図書館は冷房ですごく寒くなってるし。外気の寒暖差だけに気を使えばいいわけじゃないからちょっと大変。やっぱり北の国は暑さにも寒さにも強くなっていかなきゃいけないのかな。北の国に生きるっていうのは厳しいねぇー。でも厳しさに耐えなきゃいけない分、心がどんどん温かくなっていくのであれば、それはそれでいいんだけど。都会のように冷暖房完備で1年中快適なところにいると、心が冷たいままでも生きていけちゃうからね。心から体を温めていかなきゃいけないようなところにいる方がムースにとっては快適なのかも。
今日は久々にムースの部屋らしい長い日記になったかな?何だかこんなに書くのも久しぶり。また明日から学校だぁー。だから日曜日の夜って憂鬱になるんだよね。


2002年09月15日(日)




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