夢見る汗牛充棟
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岩波文庫 青601−6 訳:藤沢令夫
一応読了。 締めくくりで「ええ?」と思った。 置いてけぼりになった気分と申しましょうか。
そうでなくても、教えはない、想起があるのだと言った あとから延々徳は教えられるかについて考察を進められて 困惑気味だったというのにぃ……。
ええと、メノンという二十歳くらいの美青年がおじーちゃんに 「徳は教えられるもんか否か」 問いかけることから始まった一連の会話。 「知るとは何か」「徳とは何か」
例によって例の如くというか、 「徳とは何かしっていますよ」と豪語する勝気な美青年を 口の減らないおじーちゃんが、あれこれじんわりじわじわ 問い詰めることですっかり混乱させて下地処理完了。 「ほーら、何にもわかってないでしょ?」から再出発。
一応何が何でも腐女子的に読んでみようと思えばできる シチュエーションではありました。(読んでどうする?) アニュトス→メノン→ソクラテスで三角にはならんけど。
そういや、途中登場のアニュトスさん。会話の末にぷんすか 怒って退場かと思ったら最後までその場に無言でいたのがおかしかった。 おじーちゃんが何を言うかと気になってやきもきしていたんだろうな と思うと笑える。
そして、アニュトスが傍で怒っていたから会話を切り上げて しまったんだろうか、と思ったり。
本文の後の解説がわかり易いので、要点だけ知りたい場合は 本文をすっとばしてそちらを読むといいかもしらん。
知るとは何か。 想起説(アナムネーシス) 幾度となく生まれ変わる魂は本来この世のこともあの世のことも 見て来て経験済み。それを想い起こすことこそが学ぶことに他ならない。
| 2006年07月27日(木) |
密偵ファルコ 亡者を哀れむ詩 リンゼイ・デイヴィス |
密偵ファルコシリーズ十二作目 田代泰子訳 光文社文庫
購入。好き好き故。これ即ち読了。
まあ、面白かったと言えるかな。多分。 前半は事件の展開ないわ、人生お茶の間劇場だわで、かなーり めげましたが。最後まで読んで、事件一本じゃ本にならないから お茶の間劇場と二本立てでお送りしますってことなのか!? と 思った私でした。ちょっとだれる一冊でした。 でも次も出たら買うんだろうな。
ネタとしては面白かったんだけどね。 出版業界を扱っていたから、どうにも解説が付け難くて解説抜き なの? 今回は。って考えると面白いが、多分ページの都合ですね。 解説の原稿料を節約しなくちゃならないほどに売れてないから、 ではありませんように。頼むから。なむー。
つーかもう、密偵じゃない。普通に探偵さん。裏街道的な臭いはすっかり 薄れてしまったなぁ。愛する美女・愛する子供とペットを手にし、家庭を 持てば野良犬じゃなくなるわよな。どうしたって。 裏街道的な臭いというのは、一作中で何度襲撃を受ければ強くなるという ものではないもんね。
で、そう悪くもなさそうな(っていうか幸せ者な)ファルコがいつまでも 最初のような皮肉な、斜に構えた素直でない一人称で語るので、 お前、一体、何が、不満ね!? と正座させて問い詰めたいような気持ち になることが読んでいてしばしば。
ああ、そういえば、今回はカミルスパパが登場しなくてちょと寂し。
以下は、ちょっと腐女子的感想なので埋め。 ついでに自然にネタバレも含むです。
アナクリテスを、作者は一体どういう人だと思ってるんだろう? 何をどう書きたいのか、謎。ファルコの素直でないモノローグと あいまって、もうわけわかんないです。 あんまり良く書くと主役を食いそうなキャラだということに気がついて 慌てて元の路線に戻そうとしているように思えるんだけど。 だって、独身だしなー。アナクリテス主役の話が読みたいなぁ。
この先どうなろうともわしの色眼鏡には、既にすっごく可愛いワンコの アナクリテスとして認識されてしまっているので、もうだめさ。 ああん。(←アホの子)
今回もアナクリテスはファルコと親密度をアップさせたい。 ていうかファルコに構ってもらいたくて、気が引きたくて必死ですよ。 だもんで、ファルコの母ちゃんに取り入り、それでも足りないと見れば ファルコの姉ちゃんにもコナかけますよ。わぁい! ファルコに胸倉掴まれて怒られたら嬉しいなとか思ってますよ。
ラストのマイアとの秘められたシーンもだね。 多分、マイアとどうこうなりそうになった寝台でワンコはうっかり 「ファルコ……」とか呟いてマイアの逆鱗に触れて寝台から蹴りだされた のに決まっています。(決めるな)
今日は、おとろしい事件が起きました。 昨夜は、日本平の花火大会でした。友人来たりて花火見しつつ飲み。 たまやーとか言いつつ飲み。どっちが主かは聞いてはいけない。 ともあれ、友はわしが普段買わないような超高い酒を持ってきた。 臥龍梅の 純米大吟醸袋吊り斗瓶雫酒 ってやつ。 平日だったしもったいないねって事でその日は、わしの買った 義侠純米吟醸生原酒を飲んでお開きにしたのだ。 友は、わしの冷蔵庫に臥龍梅を置き酒して帰っていった。土曜日に 飲もうね、ということで。
わしは、臥龍梅が好きだが普段飲むのは純米吟醸袋吊り雫酒ってやつ。 それも冷蔵庫には未開封で一本入っていた。それは、母のもので お中元に来たワインを入れるため下の冷蔵庫に入らなくなったのを 一時避難させていたものなのだ。
今日仕事から帰って、晩飯時に母曰く。 「あんたの冷蔵庫に入ってる臥龍梅一本私のだからお使いに出したよ」
「うん?」
「なんとか大吟醸って書いてあるやつ持ってったから」
時間が止まりました。泣きたくなりました。つか半分泣きました。 目の前にちゃぶ台があったら返したかもしれません。
「それは、諭吉が飛んでく酒なんじゃーーー!!! 野口×3じゃ買えん酒なんじゃーーーー!!!!」
「な!!!???」
母もちゃぶ台返したそうな表情になりました。
「なんで、あんたの冷蔵庫にそんな高いもん入ってんねーん!!!」
逆切れされました。しくしく。
臥龍梅が好きな方に差し上げたのが、せめてもの慰めですが。 ラッキー と思うか、軽いご挨拶の割りに高いめなものを貰って困るか はわからん。
正直、自分で買った酒の銘柄がわからないなら、電話をかけて一言聞いて くれと思った。始末が悪いのが、限定品で、しかも友の酒だということだ。
夜のゆったりした一時を、狼狽しきった、 「すまん、会社から帰ったら、酒が……酒が!!」とゆーわしの緊急TEL でかき乱された友よすまぬすまぬ。 さすがに聞いた瞬間の彼女は無言でした。 当然だよ。
むせび泣きながら、酒屋さんに同じもの注文しました。 あって良かったよう(泣) 一本、残っていました。 おお、神様ありがとうございます。感動の涙です。
……でもね、わしが普段飲む酒三本余裕で買えますよ? 哀号。
梅雨明けが近い予感。 けど、湿度が高くてじとじとしている。
パープルセージをばっさりやった時の葉っぱで 100%セージティをこさえてみたら、案外いけた。 いつもは、くせが強いかと思ってスペアミントと混ぜていたけど。 100%タイムティよりはずっと飲みやすいな、と。
さし芽のアングスティフォリアは、完全におなくなり。 まー秋にでも再チャレンジさ。(まだ増やすか!?)
ソウルドロップの幽体研究のコミック版があることを昨日寄った 書店で現物を見て知り、そのまんま購入。読了。大ショック。 えー、私は小説版の挿絵で伊佐さんと千条さんを取り違えて 認識していたので読みながら大混乱しました。くはー。 色眼鏡は置いといて、伊佐さんの方がロボットっぽいんだもん 雰囲気がー。
購入したものの、小説で読むほうがなんとなく好きかな、と思った。
◇
今読んでいるのは、密偵ファルコシリーズの12冊目だが、いいかげん パワーダウン? な感がする。毎回、一族ががやがや揉めてオーノー! って、ありがちなお茶の間ドラマだなー。……と思いながら読んでます。
ネタは個人的には、とても面白い。 よーするに、ローマ版の文G社とか○風舎とかだわなー。わはは。
| 2006年07月22日(土) |
ベランダの備忘録などなど |
毎日雨で困るなぁ。
ラベンダーアングスティフォリアのさし芽は、だめかも。 あんまり元気でない感じです。 スィートラベンダーとレモンバームのさし芽はすくすく。 ついでに毎日じとじとの雨雨で、ティーツリーはすごく生き生き している。どうやら水気が大好きらしいです。
ラベンダーのうち、グロッソ、グレイフリンジ、スイート、 ブルーリバーはけっこう日本の高温多湿に適応してるんだけどなー。 梅雨時だって、雨避け日差し避け風除けなしなベランダにてしぶとく 生き残ってくれているし。(土は水はけ良い土を心がけていますが)
その感覚で、最近お迎えしたアングスティフォリアを扱って いたらば微妙に元気なし。心配だ。
なんとなく育ててみて、ドライフラワーにして良いのは、 ブルーリバーとグロッソです。
つか、キノコが生える環境ってどうよ。 ラベンダーとキノコは相容れないだろう。でもキノコは一度生えると 根絶が難しいです。次から次へと生えてくる。
グレイフリンジ一鉢と、スイート一鉢、ブルーリバーと ついでにパープルセージを刈り込み。これでもかって程。 まだ梅雨明けしてないから早かったかもとちょと不安。
刈ったセージの一部は乾燥させ、一部はフレッシュなままお茶にした。
◇ 酒が切れていたので取り急ぎ買いに行った。 冷蔵庫に日本酒入ってないと心が寂しいなんて、アル中ですか あたしゃ。
今週の晩酌酒
【小夜衣の詩 17BY】 森本酒造 合資会社
純米吟醸 一升 2800くらい
静岡は菊川市のお酒。
以前に近所の酒屋で、すごく面白いマンガチックなラベルに つられて購入したのが小夜衣だったです。
その後、お目にかかれなかったのですが、今日覗いてみた 酒屋さんにあったのでうはうはと購入です。 最近、臥龍梅の好きなやつを入手し難いので、いろいろ お試し中だったり。
ず〜っと【さよい】と読んでいたらばどうやら【さよごろも】 と読むのが正しいらしい。
酒屋さんにいくと、あれもこれも欲しくなって、苦悩します。 全部、美味そう。
| 2006年07月21日(金) |
サーラの冒険�Α,笋辰僂螢辧璽蹇爾砲覆蠅燭ぁ� 山本弘 |
富士見ファンタジア文庫 購入
読了。これにて完結。
※ネタバレ少ししてるかもなので埋め立て。
ついに終わったんだなぁと思うと感慨深い。長かった。 ほんっとうに、長かった。
読み返したくないほど嫌な幕の閉じ方ではなかったものの 読み返したくないほどこっ恥ずかしい物語でありました。 いや、もうね。幸せにおなり。遠い背中しか見えないから。 世代格差?
少年の苦悩はいかに深くても少年のもので、新陳代謝が活発な分 なにか希望やとっかかりを見つければ迷わずに飛びつくことができ、 立ち直りも早い、と。中高年が絶望をかみ締めて鬱々してるのと 根本的に異なりますね。絶望があっても身体は疲れてはいないわけで。 健全な治癒力にあふれている。
だから、まじめに周囲で胃痛をかみしめておろおろする大人たちは とってもお疲れ様でした。
「どんなに辛くても、デルがいれば」 「だんなに辛くても、サーラがいれば」 手を繋いで旅立つ二人にかける言葉なんて、あるわけないじゃん。 愛って問答無用で、愛って傍若無人だなぁ(感嘆)
サーラは強くて強がりな彼女の尻に敷かれて、幸せになりやがれ と思った読後。むず痒くて、こそばゆくて、どうしましょう。
嫌だった事。 マローダがなぁ……しくしく。ミスリルの願い通りになっちゃった。 フェニックスがなぁ、便利な女になっちゃった。くそう。 誰かを愛して愛されて幸せになって欲しいです。
◇腐れ感想 ついにジェノア×サーラなるか! と、ときめいたのに(嘘) ついでに、デルが「ジェノアに抱かれたの」と告白した時 男、女どっちで? と思ったのは申し訳ない。
| 2006年07月19日(水) |
天人五衰 豊饒の海(四) 三島由紀夫 |
新潮文庫 購入
読了
ようやく、最終巻まで読了。 長かったなぁ……。次は春の雪の映画でも見てみるかなーとか 思いつつつらつらうだうだと感想を述べてみるべし。
本田さん……ああ本田さん本田さん。 芭蕉さんにインスパイアされて一句ひねっちゃうぞー(←アホの子)
つみつみと1〜3巻で築き上げてきたものが最終巻をもってがらがらと 崩れ落ちていく音が聞こえました。ああ本田さんー。
でも面白かったです。 特に一挙に崩壊へ向かう終盤の流れは怒涛のようでした。
関係ないけど、地元がというか近所が出てきたので興味深いです。 小説の描写と今があんまり変らないところが、また面白し。
それはそれとして、すっかり老年の本田さんは、とことん呪われて いるようでむにゃむにゃ……。あの精神のありようは、青年期の体験に よるんじゃないかと思えるけれど、本田さんの自己認識でははじめから、 生まれながらにそういう人であるらしい。 清顕と遭おうが遭ってなかろうが、本田さんはゆるぎなくこういう人生 を歩いて、こんなに荒んだ(ようにみえる)余生を送ったのか? どうなんだろう。かなり疑わしいなと思う。
絶対的な傍観者として生まれついたなら、その自覚そのままに 美しいものに触れさえしなければ安穏な人生おくれたんじゃないかと 思うと、もうため息しか出なかったり。
結果的には自分で選んだ道だけどさ。
四巻の転生者たる透さんは、ふてぶてしさで本田さんに及ばず 一般的な物差しを必要としない揺ぎ無い自己完結さで絹江さんに 遠く及ばなかった。ああなるしかなかったんだなと思うと気の毒すぎ。 本当は絹江さんみたいになりたかったんじゃないだろうか。 本田さんは鉄壁の理論武装(?)で他人の言葉を跳ね返すし、絹江さんは 聞きたい言葉以外は聞こえないし。それに比べれば普通の透さんは ぱりんと割れるバリアの如くに慶子さんの攻撃の前に無防備でした。
黒子があったばっかりに、年寄りの悪趣味な道楽で人生をぶち壊しに されたわけで、本田さん罪深い。でも、本田さんも壊れてんだ。
ラスト、どうとればいいのか悩むけれども、最後の最後まで月修寺に 行かなかった本田さんは、あそこに行くと幻想が終わるって多分知って いたんだろう。門跡は、わかっていて呪いを解いてしまったんだろうな。 解かれて幸せかどうかは知らんけど、(慶子さんが透にしたことも 一種の呪いを解く行為だったと思うんだけど)それと同様に呪いを解かれた 本田さんにももう何にも残っていないと思った。
面白いながらも、胸の重たくなるような読後感でしたとさ。
| 2006年07月18日(火) |
微生物を探る 服部勉 |
新潮選書
図書館で借り。読了。
お酒から発酵、発酵から酵母そして、微生物へという流れで なんとなく借り。
知らないのに知りたい人がそれほど困らずに読み通せるので良かった。 わかんない人は、何を知りたいのかもわからないもの。借りたものの 難解すぎて数頁でごちそうさまーとなってしまうんでは嬉しくないし。
ガイダンス的にやさしめに興味をそそられるように微生物について 微生物を研究してきた人々と彼らが解き明かそうとした事 解き明かした事、まだ解き明かせていない事など探求の作業に 重点を置きながら書かれています。
目に見えない何かが「生き物だー!」と言ってのけるだけでも ものすごいことだよなーとつくづく。 目に見えないものを扱うだけにリスクも恐怖も大きかろうに それでもある種の人はそれを知りたいと欲するんだなぁ。
除菌だ消臭だともてはやされている現代ですが、そこにもここにも あそこにも見えないだけで確実にいる彼らは自然の中でなにがしかの 役割を果たす生き物の一種で、脅威にもなり、益もあり……な訳で。
汚れた手を洗うとか、うがいをするとかは大事ですが、病的に殺菌滅菌 してもいいことないし(一生無菌室で暮せるのなら別ですが) 基本だけ抑えて鷹揚に逞しく微生物の類と共存したいなと思います。 ……できれば。
地球のできたての昔、酸素のなかった地球の主となった微生物が頑張った おかげでいまのわしらがいるんだから、すごいことだなぁ、と。 人間が表の番長(死語)なら微生物さんは裏の番長(死語)なんですね。
そして、人間が自滅か他ののっぴきならない事情にてうっかり滅亡して しまった場合、「茶色くてすばしこい彼」も生き残りましょうが、まず まちがいなく微生物は生き残ってまったり暮すんだろうかなぁ、とか つらつら考えてしまう読後でしたとさ。
……今回はものすごーく本を延滞してしまいました。ごめんなさひ。
ああ、三連休のあとはかったるー。 でも決算の関係で税理士さんがみえたり、ばたばたと急がしめ。 これから下旬だから、支払とか請求とか忙しくなるばっかりじゃーん。 ほほほほほ。
豊穣の海(四)を読んでいますが、なんというか辛いですいろいろと。 多分暗い気持ちの時に読んじゃいけないかもしれない一冊だわ。 自分がめげて泥沼になるかもしらん。
今日は大雨。明日も雨っぽい。 ちょっと肌寒いくらいでした。土日あたりはとろける暑さだったが。 今年は、なんとなくセミの声が遅いような気がする。
でも、日照時間少ないなりにブルーベリーがつまみ食い可までに熟した。 初食べ。 でもまだ完熟まではいかないので甘みが薄かった。
| 2006年07月15日(土) |
ドラえもん 他 藤子・F・不二雄 |
ストレス解消になんとなく身体と心が欲したので静岡の 大きい本屋に行って並んでいたものを衝動買いした。 近所の本屋には何故か置いていないし、マンガ探しの最後の砦 だった多賀書店さんは閉店しちゃったし。しくしく。
ドラえもん テーマ別傑作選 ���キ� 少年SF短編集1.2 藤子・F・不二雄〔異色短編集〕3.4
何れも小学館。
何故、普通のコミック版を買わなかったかというと、 恥ずかしかったからだったり。部屋の本棚に並んで いるのを来客にみられるのがなんとなく。 テーマ別は、装丁シンプルで一見ドラえもんに見えない のがすばらしいと思います。外でも読めてGOOD。
ドラえもんはけっこう覚えてる。 おばあちゃんがらみのお話は涙なしには読めません。
短編集も面白く読めました。時にブラックで時に刺激的。 お気に入りは、SF短編集2に入っている 「宇宙からのおとし玉」 ほのぼのしていて好きです。 あと異色短編集の3「クレオパトラだぞ」 ちょうど読んでいる途中の豊穣の海の主人公達を 思い出しつつ面白かった。
密偵ファルコの新しい巻が出ていた。 (12巻)亡者を哀れむ詩。なんてこったい。 四月に出ていたのに今の今まで……。 本屋ならさんざん行ってるのに。 おお! メンフィス!! 何故に近所の本屋はどこまでも 光文社文庫の海外ものに冷淡なの? もっと愛を下さい。 面白いのにぃ。
土曜日は県立図書館に行った。 涼しくていいやねぇ。使い方間違ってますか? 静岡県立図書館には素晴らしいことに、史談会速記録が 置いています。閉架ですけど。
でも読むの難しいんだろうなと思ってダイジェスト版の 「幕末動乱の記録」八木昇編 桃源選書 を借り。 これ読んでから考えよう。
| 2006年07月12日(水) |
虐げられしテクラ 暗殺者ヴラド・タルトシュ スティーヴン・ブルースト |
暗殺者ヴラド・タルトシュシリーズ 3作目 ハヤカワ文庫
けっこう好きなので、うはうは言いつつ購入
読了。
もう世界にもなんとなくは慣れたし。面白く読めました。 ロイオシュは尻に敷かれていい子だ。
続きはちゃんと訳されるのか? とても心配な後書きでした。 ちゃんと買ったですよ。続きお願いしますですよ。 どっかのアイスウィンドサーガみたいなことにはならないで 欲しいです。(本当に続きでるの? 氷風) だってこの話この巻で一区切りついてるし〜とか言われたら 「本当に、一区切り付いていると心の底から思いますか?」 と二十四時間問い正し続けたいくらいに問題山積です。 売れろ〜と念じて続編待ってます。現在9作、だもんね。
この先の感想は一応、埋め立て。
ヴラドくんののし上がり一代記になるかと思いきや、がくがくと 足元を揺すぶられて、大ピンチ? ちょっとびっくりな展開だった。
活動家の奥様と、裏街道まっしぐらの旦那さまの二人三脚で そのうち帝国をひっくり返そうというのですか?
表で清廉に革命活動をする奥様を、裏から支える旦那さま。 理想の関係じゃないかね。うむうむ。 たとえれば、ヨブ・トリューニヒトと憂国騎士団……みたいな。 ……違うか?
今回はヴラド君ひたすら悩みまくり。 まだ酸いも甘いも噛み分けるようなお年ではないらしい。 青かったです。夫婦揃って。とりあえず話し合おうよ、ちゃんと。 この先どうなってしまうのか、心配です。 もうあの頃の二人には戻れないといった感ですが、大丈夫ですか?
今回は、きれいどころ(マローラン・セスラ・アリーラ)は登場せず。 革命一代記になったら、彼らとの関係もまたビミョ〜になるんだなぁ と思うと複雑です。
そうそう、精神通話はなんて不便なんだろう……と思っていましたが 居留守が使えるようです。クレイガーのためにも喜ばしいことです。 たいした用事じゃなさそうだから無視、とか留守番電話なみに使い勝手が よい模様。ただ、雇用者に対して居留守を使うのは度胸が要りましょうが。
砂糖とクリームを入れるクラヴァとは、豆を煎ってひくのだから コーヒーなんでしょうが、今回はやたらとクラヴァばっかり 飲んでいたような気がする。カフェイン中毒? 痛飲したと表現されるならば、ちと飲みすぎの感あり。 ブラックならまだしも、砂糖とクリームたっぷり入れちゃった 暁には、血中脂質が高くなりそうです。なかなか。
◇ ◇ ◇ 積読が片付くまで、新しい本を買わない、手に取らない、 本屋に行かない、というギアスをだれかかけてくんないかなー。 ……なんて、心にも無い事を思う夕べ。
本だけ読んでりゃ幸せだのに、本だけ読んでは生きてゆかれぬ この辛さ、はぁ、べべんべん。
| 2006年07月09日(日) |
謎の哲学者ピュタゴラス 左近司祥子 |
講談社選書メチエ 280
図書館で借り 読了。
わりあい平易な文章で読みやすい。 だからといって、ピュタゴラスのことがよくわかったか? というと、よくわからなかったりする。
・三平方の定理に名前を冠された人 ・10は完全数 ・教団の創設者? ・万物の原理は数 ・プラトンにかなりな影響を及ぼした模様
よくわからなかったのは、本のせいではなくて、おそらく
「アトランティスの謎に迫る!!」 「徹底解明! ピラミッドの謎!!」 「オーパーツの謎完全解明!」
などという本や番組を見たとしても、やっぱり謎は謎の ままなのと同じ理屈なんだろうと思って納得してみました。
ソクラテスやプラトンのことがむしろよくわかるような気がします。 大昔の人なのだから資料の散逸、無理もなし。 プラトン他から愛されて、こってり記述されてばっちり残っている ソクラテスのおじいちゃんがむしろ奇蹟なんだねぇ。しみじみ。 あのおじいちゃんには叱られてみたいです。
プラトンの著作、いくつか読んでおくと触れられているので より楽しく読めそうです。弁明と饗宴も出てきたし。
わからないのだから、原典にあたって見つけて楽しむという 方法がいいのかもしれないなぁ、と思いました。
ピュタゴラス(教団)のタブー
・子宮、アカボラ、イソギンチャク、及び海で取れるほとんどを食さない。 ・神々には、言葉を慎み、白衣を着用し、身を清めて常に対する。 ・半神には、神々に対すると同様にして正午以降に対する。 ・清めとは、斎戒沐浴、潅注、埋葬や性交その他すべての穢れからの清め 屍骸やアカボラやメラヌロース、卵、卵生生物、豆を食べないこと。 ・テーブルから落ちたものは拾わない。 〜5秒ルールはないようです〜 ・月の神の所有物なので白い鳩に触れない。 ・魚の中の聖なるものを食べてはいけない。 ・パンをちぎらない。 ・秤を踏み越えるべからず。 (解釈として、人より余計に取ろうとするな) ・火を剣で掻きたてるべからず。 (解釈として、怒っている人を刺激するな) ・花冠をむしるべからず。 (解釈として、法を破るな) ・心臓を食べるべからず。 (解釈として、悲しみで胸を痛めない) ・一日の糧の上に座るべからず。 (解釈として、働かないで生きてはいけない) ・旅立ったなら、引き返すべからず。 (解釈として、迷わず成仏しろよ) ・大通りを歩くべからず。 (解釈:多数者の意見に従わず、少数の教養ある人の考えに従え) ・ツバメを家に受け入れるべからず。 (解釈:おしゃべりな人間は忌避せよ) ・荷を負うものの、荷を加えるを助けよ。減らすのを助けるべからず。 (解釈:楽のためでなく、徳のために助力せよ) ・神々の像をつけた指輪をはめるべからず。 (解釈:神々への思いはひっそりと所持しましょう) ・神々への献杯は杯の耳を持って行え。 (解釈:神々への崇拝、称えることは、音楽によってせよ)
他、いろいろ。
暗殺者ヴラド・タルトシュシリーズの3巻目、祝vv発売。 その名も、『虐げられしテクラ』です。
さーぴゅたごらす読み終わったので、これから読みますぞ。うはうは。
【ベランダメモ】
買ったひ弱なラベンダーの苗、あまりにひ弱なので上がってきた 花芽など全部ばっさりカットした。花は来年でいいから下半身を まずばっちり鍛えて欲しいです。 家でさし芽したラベンダーの方が百倍頑丈でしっかりしている。 ……はー。でも欲しかったんだよう。アングスティフォリア。
ワイルド苺、ばっさり刈った大本はご臨終。 小さい新しい株ができていたので、掘り返して古い根から切り離して 小さいのを新たに植えた。多分大丈夫だろう、と思う。
さし芽ポリポット軍団は、すごーく元気。
スペアミントとタイムとセージのアイスティと スペアミントとレモンバームのアイスティとこさえました。
スペアミントが一番使い勝手が良くて好き好き。
| 2006年07月02日(日) |
映画 トリック2 付けたりベランダ備忘録 |
トリック2を見てきた。 いや、もう、大笑い。っていうか、笑うしか。 ああいうのを、大真面目にやるってすごいな、と。
これ以上の感想は述べられない。 映画は娯楽だって、思い出しました。はいー。
ベランダの子たちは、みんな元気っぽい。……多分。 二年目のグロッソさんは、たくさん咲いたおかげで、部屋は ラベンダーの香りでいい感じ。ドライフラワーたくさんです。 グレイフリンジはまた花が咲き始め。 ばっさり切ったローズゼラニウムは、いい感じに青々としてきている。 鉢増ししたほうのローズマリーもすごく伸びたし。 ◇ 枝を切ってやるついでに、もったいない精神で赤玉土に ぶちさしておいた、さし芽のローズゼラニウムと 苗で来た時そもそもぽっきり折れていてむかついた ラベンダーアングスティフォリアの花芽を、悔し紛れに 赤玉土にぶちさしておいたやつ。ちなみに、ルートン不使用。 調べてみたら、ローズゼラニウムは四本が発根。 二年目にしてようやく成功。びば!確率は50%以下だけれども。 ラベンダーもしぶとく発根。ふふんだ。園芸店(もしくは、乱暴な運送屋) ラベンダーは、土にさしておけば、ほぼ確実に根がでる感じです。
……というわけで、これらをポリポットに植替え実行。
かくてポリポット部隊は、たいそう大所帯になりました。 水遣りがますます大変になりそうです。
スィートラベ×12 アングスティフォリア×1 レモンバーム×1 ローズゼラニウム×4
これから、厳しい夏だけど、せっかく根っこが出たのだから全部 へたることなく育てばいいなぁ。 でも、育ったら育ったで悩ましい。でも植物は和みます。
日常の憂さに、日本酒飲みつつ脱力するのもいいですが 日々延びているハーブの緑と、強い香りも癒されて素敵だ。
◇ クサガメの岩ちゃんは、絶好調だ。 大きいのをひろったせいで、歳がわからないのが残念。 一体歳はいくつなんだろう。
10月くらいには餌を食わなくなるので、あっという間だ。 食べるうちに冬眠用にざらざら食べさせる所存。 岩ちゃんを見ていると、カメってすごく頑固な性格だと思う。 なんとなく。それとも、岩ちゃんが頑固なのだろうか。
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