白日の独白
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2004年09月29日(水) 月が連れて行った。

満月が沈んで行くのに合わせて、彼は死にました。
昼過ぎに目が醒めた僕は、母からそれを聞かされました。
僕にとっては何の関係もない人。
僕には関係ないけれど、僕の母を少し混乱させた人。
けれど煩わす存在は消えました。
死は全てを解決してくれるはずです。


2004年09月28日(火) 村上春樹という子宮。

毎日毎日村上春樹を読んでいる。1日1冊のペースで読んでいる。
「面白い?」と聞かれたら「面白い」と答えるだろう。多分。
「好き?」と聞かれた「わからない」と答えるだろう。絶対。

村上春樹とマスターベーションに関する考察。
嗚呼、まだ纏らない。
喉元まで出ているような気がするから。だからヒントを下さい。


2004年09月18日(土) 夜明けの確信。

日曜日と火曜日と木曜日は半日眠る。
月曜日と水曜日と金曜日と土曜日は寝ているけれど眠れはしない。
半分の週で吸う煙草が増えた。
毎年体重は減り続けている。
でも僕の身体にはまだ沢山の肉がある。
ちょっとした病気にもなったけれど、それももう直ぐ治るだろう。
ちっとも終は近付いてはいないけれど。
そうやって少しずつ少しずつ死んでいけたら素敵。


2004年09月14日(火) 悲劇の子供。

今日ひとりの殺人者がこの世から消えた。
けれど今日も子供が殺されたし、これから先もきっと殺され続ける。
悲劇は止められないし防ぐことが出来ないから悲劇。
人智を越えた何かが、カチリと音を立てて出会うことが悲劇。
どうか僕の未来の子供の人生のイトと、殺人者の人生のイトがカチリと合うことがありませんように。
僕に出来ることいえば、カミサマとか呼ばれるような、誰かか何かかに時折祈ること。
それに悲劇に出くわさないように、未来の子供を産まれる前に殺すこと。


2004年09月10日(金) 執行猶予。

寝惚けた頭を抱えて裏門から入ると、硝子越しに貴方の姿が見えた。
貴方は僕の存在には全く気付かなくて、僕の斜め後ろで知り合いと軽く手を挙げて挨拶していた。
僕は貴方だと解っていたけれど、貴方じゃないかもしれないからと通り過ぎた。
だって貴方が黒のスーツに赤いシャツを着ている姿なんて見た事がない。
もしも『次』に会えたら、その時はちゃんと声をかければいい。
僕はまたそうやって逃げ出した。

『幸福は前髪しかないのだから迷わずに掴みなさい』
掴んだものが幸福だなんて、一体誰にわかるというの?


2004年09月09日(木) それは必要不可欠。

自然な微笑みと見詰め合う目と躊躇うことなく繋がれた手。

僕は見殺しにされることすらなく殺されてしまった。

どうも有難う御座いました。


2004年09月08日(水) 忌忌しき竟宴。

今年最後の夏祭。熱に浮かされ振り撒く笑顔。掌に残ったのは『不覚』の文字。

気が緩んでいただけではなくて、案外燥いでいたのでしょうか。
僕は嘘吐きだということを忘れていました。
語るべき場所は、此処じゃないのに。
僕は僕の大嫌いな人間と同じことをしていました。
漏れ出した言葉を回収する術があればいいのに。


2004年09月06日(月) 応答課題。

Q1. 彼女の発言に対しての返事とその理由を書きなさい。

彼氏に「お嫁さんにして」と冗談で言ったら無視された。
冗談には冗談で返して欲しかったのに・・・・

A1. 多分今頃彼氏は貴方のことを一生懸命考えている所なんだよ。

『冗談』には�〔蟻模鱈△佞兇韻童世ο辰箸い�2つの意味があります。
彼女は彼氏に対して�△琉嫐�で『冗談』を用いたと想われますが、しかし彼氏はその『冗談』を�,箸靴銅�け取り、無視をしたのではないでしょうか。
僕にとっても彼女の発言は�,覆里如�彼氏同様無視をしてもよかったのですが、彼女は「冗談には冗談で」を希望しているので、無駄且つふざけた返事をしてみました。


2004年09月04日(土) droleにて。

窓の外には雨の匂いのする空と重たそうな木々。
同じ様な服装・同じ様な髪型をした店員。
壁際にある座り心地の余り宜しくない木製の椅子。
生クリームたっぷりの甘い甘いバナナタルトと冷珈琲。
必要なことは何ひとつ話そうとしない君と僕。


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