4254.0516の日記

2005年07月31日(日) 子どもの日の夏休み。


 昨日は久しぶりに4時まで寝てしまった。
 夕方の。
 疲れてるんだなーと、驚く。


 そして、今日も約束はなく、昼近くまで眠る。


 昨日頼んでおいた、靴のかかとの修理を取りにいって、駅前のお店を少しだけ
 ふらふら。
 昨日は同じルートをすっぴんでうろうろしていたけれど、さすがに今日は
 気が引けた。


 自宅近くにあるちょっとした巨木からは、みーんみーんとセミの声が聞こえる
 けれど、幹に視線を移して、辿ってみるも、その姿は見えない。
 おばあちゃんちは九州で、小学生くらいの時遊びに行くと、セミの抜け殻が
 ごろごろ取れた。
 朝、散歩した時に、ビニール袋に抜け殻を集めて、おばあちゃんちに持って
 帰ってきたことを思い出す。

 夏って、そういう小さい頃の、何でもない一瞬を思い出すことが多い。
 普段は、小さい頃のことなんて、何一つ覚えていないのに。

 いいよなー、子どもは。
 夏休みがあるから。
 夏休みって、子どもの頃のほうが絶対楽しいと思う。
 子どもの醍醐味だと本当に思う。


 家の近くにインド料理屋ができた。
 店先に書いてあるメニューには興味津々。
 今日は近くに寄ったので、偵察がてら、ちょっとした仕事を持ち込んで入って
 みる。

 店内では、インド人らしき、あちらの方の国の人がむこう5〜6人いる。
 ウェイターらしき人は、ものすごい新人っぷりで、「メニューになります」と
 持ってきたメニューに、メニューが挟まれていなかった…。
 奥にいる調理人さんたちも丸々見えていて、なんだかどきどきする。
 (open kitchenと言うには、垢抜けなさ過ぎる)

 とりあえず夕飯前だったので、アイスチャイと焼きバナナのデザートのみ
 頼んでみる。

 チャイはスパイスが効いてておいしい★
 焼きバナナも冷たさとあったかさが絶妙。

 周りにぱらぱらといるお客さんを見ていたら、料理もなかなかおいしそうだった。
 妹とぜひとも来よう!


 しかし、日本の接客の基本的な部分は、アジアの人たちにはごっそりと抜け
 落ちた部分…ということが多いような気がして、日本で飲食店をやるなんて
 なかなか大変だな、と他人事ながら思ってしまう。


 がんばれ。
 つぶれないで!


 <イチモンイットウ>
 トイ:最近見た映画。
 コタエ:マラソン(韓国映画。号泣。)


 ♪BGM/single MD 2005.7-8



2005年07月29日(金) 田舎に帰る。


 先週から、怒涛のお出かけrushだったけれど、何とか金曜日までたどり着く。
 意外と出かけている時の方が調子がいいかもしれない…。
 不安だったけれど、元気に乗り切った!


 今日は高校時代の友人3人と半年振りくらいに再会し、みんなで食事。
 1歳半になったあかんぼちゃんの様子を見に、メンバーの一人の家に寄ってから
 合流しようと思ったら、わたし以外の人たちは仕事が休みだったらしく、
 既に集合していた。

 職場に、そのことを知らせるメールが届いた時、何とも言い知れぬ脱力感が…。
 いやいや。
 わたしは一人働こう!


 少し残業になってしまい、予定の時間をちょっと過ぎて職場を出る。
 「連絡ちょうだい」と言った友人にTELをすると、いつもと違う声…。
 わたしが向かうはずの家主の声だった。
 なんだかひそひそ声…。
 よくわからないけど、車を飛ばす。

 友人宅は冷房もなくて、扇風機で風に吹かれる4人の大人と、ひとりの子ども…。
 友人たちは寝起き丸出しで、脂っぽい顔のままTVを見ている。
 わたしがTELをした時はちょうどお休み中で、家主の友人が気がついて、慌てて
 出てくれたとのこと。

 子どもは、下半身裸で、ぷらぷらと走り回り、ニコニコとアンパンマンを
 投げていた。
 前回会ったのは半年前。
 すっかり男の子らしい顔つきになって、ますます友人に似てきた。
 人間になっちゃったなぁという感じ。

 さすが人見知りをするような時期にさしかかったからか、ひとりお久しぶりの
 私には慣れてくれない。

 今日は友人の夫が子どもを連れ出してくれることになり、わたしたちは水入らず
 で会食。


 最初は、あまりにも生活areaが離れてしまったみんなと、なんだかぎこちない
 会話。
 少しの居づらさを感じる。
 でも、「○○の恋愛はどうなってんの?!」とやや怒り気味で聞かれた頃から、
 それまでの硬さがすっかりと消える。

 彼女たちは、過干渉に過ぎる…。

 でも、今となっては、おせっかいに輪をかけて、さらに怒りを持ってすら
 お互いの行方を見守る関係なんて、もはやありえない。
 その意味では、本当に宝だ。

 わたしたちにはお互いの役割が明確にあるし、どんな考え方で、どんな選択を
 して、どんなところに弱さがあるかをちゃんと知っている。
 そして、それを伝える過干渉をいとわない。


 今日もやっぱりげらげらと笑って、自分を知ってくれて、わかってくれている
 人たちの存在に気がついてほっとする。
 それは、田舎に帰ったような安堵だった。


 昔と少し変わったのは、切り上げの良くなったところと、悩み方の質、そして
 子どもの様子を伝える夫からの頻繁なメールだった。
 夫は、友人と遊ぶのに子連れで出かけてくれたという…。
 新しい…!!!
 そして、すばらしい夫だ。


 しあわせって、たぶんこういうことだ。
 泥臭くて、垢抜けなくて、でもそうやって外に出て行く活力と、戦うenergyを
 得ている。


 <イチモンイットウ>
 トイ:本日の血圧。
 答え:69/90(やはり測り直しをされました)。


 ♪BGM/Single MD 2005.5-6



2005年07月26日(火) 台風が去った後の街。


 今日は台風が近づいているという…。

 またも原付で職場に向かうけれど、なんだか嫌な予感。
 せっかくの着替えも濡れたら嫌だなぁ。


 今日は連続LIVEの3日目。
 ついに最終日。
 今日は原宿で“畠山美由紀”のLIVEを見る。

 昨日・一昨日と一人旅だったけれど、今日は友人と一緒。
 たまたま誘った友人が興味を示してくれた。
 HPを見たら、会場もすごく良さそうだったし、終わったらのんびり飲むのも
 いいなぁ…。


 3日も連続で出かけて、しかも帰りも遅くて…という状況で仕事をするのは
 心配だったけれど、全然どってことなかった。
 逆に、毎日POWERを吸収できて、新鮮な気持ちで仕事に行ける感じ。
 毎日やる気が出る。


 今日は時間通りに、1時間休みを取って上がることができる。
 職場のFさんに、「昨日と今日はなんかあるの?」と聞かれたのだけれど、
 なんだか後ろめたくて、変な感じに誤魔化したら、変な風に響いてしまった。

 また研修にでも行っていると思われたかも。
 それって、また気まずい状況に追い込まれるかも…。


 昨日と同じように、デパートのTOILETで着替えて、化粧を直す。
 アクセサリーも付け直したら、やっぱり不思議に『わたし』が戻ってくる。

 電車に乗る頃には、空の動きも不穏で、雨は降っていないけれど、風が強くなる。
 雲も早く流れて、何かがやって来ている雰囲気。

 途中、一緒に行くはずの友人からTEL。
 今日の台風で電車が止まると困る、とのことで、予防線を張ってLIVEは辞退。
 残念。
 結局今日もひとりだ。

 友人は人一倍責任感も、感情を汲み取る気持ちもある人なので、極力負担を
 かけたくない、と思う気持ちでメールする。

 わたしは台風の中電車で出かけるのは慣れている。
 あの時も、あの時も、台風だった…。
 そして、台風でチャンスを逃して、悔しい思いをしたこともある。
 だから…。


 寂しいついでに、あの人にメールを送る。
 もしかしたら近くをすれ違うであろう、あの人。
 昨日メールがやってこなかった、あの人…。


 原宿に行ったら絶対寄ろうと思っていた“BOOK OFF”。
 念願がかなって感激!
 『電車男』を買おうと思っていたけれど、思ったより高かったので、断念。

 代わりにばななの『High and dry』と、SHEAGULLのCDを買うことにする。
 SHEGULLのCDがこんなに…。
 さすが原宿のBOOK OFF。


 携帯のグリーンの点滅は、結局やってこなかった…。


 台風のこともあってか、整理番号は全然良くなかったのに、考えられないほど
 近くの席を取れる。
 こんなところで見られるなんて、いいのだろうか…。

 時間があるので、ヴュッフェも堪能!
 おいしい★
 店員さんの感じもいいし、飲み物もおいしい。
 ひとりじゃなかったら、がんがん飲みたいところ。
 いい会場♪
 かなり気に入った。


 LIVEが始まって、あまりの迫力、間近の美由紀さんに全身に冷たい衝撃が
 走る。
 素晴らしいなぁ。
 この間のSLOW LIVEも素晴らしかったけれど、今日はまた全然違った良さ。
 この前大感激した『砂のブローチ』もやってくれたし。
 『真夏の湿原』では泣いてしまった。

 あまりにも近すぎて、泣くのも憚られるなあ、と思ったけれど。

 あと収穫はpiano弾きの“秋田慎二”さん。
 途中で美由紀さんがハプニングに見舞われて、その間のつなぎで歌ったり・
 しゃべったり・弾いたり、大車輪の活躍。
 顔がかっこいい上に、蝶ネクタイの正装姿。
 しかもpianoを始めたのが19の時…そんなことを聞いたら、どうしてもときめいて
 しまう。

 でも限りなくゲイっぽかった…。

 絶対もう1回来たい!
 そう思って会場を出る。

 会場の外は、風も治まって、雨もやんで、すーんと生暖かい風が吹く静かな
 街だった。
 台風が去った後の街って好き。
 前、そんな目に遭った渋谷もそうだったけれど、自分のことなんて誰も知らない
 街に来たように、静まり返っている。


 そして、ふわふわ、ふらふらと竹下通りを歩いて帰る。


 7月はなんと4回もLIVEに行ってしまった。
 充実の3日間。
 充電完了!

 こうやって、感激して、うっとりしながら毎日を続けていくのが似合っている。


 <イチモンイットウ>
 トイ:好きなお笑い芸人�◆�
 こたえ:南海キャンディーズ。


 ♪BGM/Single MD 2005.5-6



2005年07月25日(月) 何度目かの諦め。

 昨日はやけにハイテンションで、明るい未来に向かって帰ってきた。
 今日からの仕事rushを思うと、ずーんと沈み込んでしまう…。


 昨日から、わたしはLIVE漬けの3日間を送る。
 今日は、2日目。
 渋谷の小さなLIVE HOUSEに向かう。

 意地を貫くことができなかった…。


 仕事が終わって駅へ向かうことを考え、原付で向かう。
 雨が降り出しそうな今日は、朝の空気もひんやりする。
 スピードを出すと、冷たい空気・暖かい空気がまだらになって身体に当たる。
 空気のマーブル模様が気持ちいい。


 仕事・仕事で息つく暇もないほどで、終わりの1時間休みを取ったものの、
 ほとんど意味はなく…。
 仕方がなく、終わった時点で職場を飛び出す。


 昨日のOFF MODEを引きずって、駅で持ってきた服に着替える。
 買ったばかりの古着のワンピース。
 これで『わたし』に戻る。


 渋谷に到着し、少し時間があったので、HMVに行ってみる。
 念願の“GROOVE LINE”を見に。
 行くと放送の真っ最中で、ピストンさんがよく見える。
 しかも、何度行っても縁がなかった秀島さんにもようやく会える。
 あー、かわいいー★

 秀島さんとピストンさんは、実際に見ると、親戚のおじさんと姪っ子みたいな
 風情で、意外と年齢差があるのね…という感じだった。
 放送で聞くと、いつもふたりでじゃれてるみたいだったけど。

 その日のゲストは『綾小路きみまろ』!!!
 まろ様、見てしまった!


 軽く食事を取って、本命のLIVE HOUSEへ。

 昨日のゆずがあまりにもよすぎて、正直今日のLIVEは不安だった…。
 もはや、ゆずほどの信頼感は持てないし。
 どちらかと言うと、不信感を持て余している状態。

 会場に入ると、わたしの好きだった水族館のような静けさを持った会場は
 どこかへ行ってしまったようだった。
 それは、わたしの知らない、なじみのない場所だった。

 でも、うただけはあの時のままで。
 多少変化はあったけれど、わたしが惹かれたうたそのままだった。
 いろいろ難癖つけて、あれこれ遠ざけようと試みたけれど、それは無理だった。
 本質をきらいになることなんて、できはしない…。

 わたしはやっぱりバンドが好きで。
 ベースと言う楽器がとても好きだ、ということもわかった。
 あのうねりを聴いていると、わくわくする。

 やっぱり創り手としては、はっとさせられるものを次々と見せ付けられて、
 ゆずが圧倒的だとするならば、あの人は奇想天外。
 うかうかしていられない、という気にさせられる。
 自分の得意とするところ、自分が人に訴えられるところはどこか…自分に
 対する集中力が増す感じ。


 今日は今日で、やっぱりすばらしいなと思って会場を出る。


 顔を合わせたら嫌だな、と思いつつも、そういう偶然を期待する。
 LIVEが終わってすぐに会場を出れば大丈夫かと思って、すぐに階段を駆け上がる。

 そうしたら、あの人も息を弾ませて、あのアスファルトの道にいた。
 「あ」と思ったけれど、わたしが一瞬目を伏せたら、わたしの目前を歩いていた
 人が知り合いだったようで、その人に気がついて表情を崩す。
 わたしにはまったく気付いていないみたいだった。
 気付かないフリをしてくれたらよかったけど。

 縁がないなぁ、と思う。
 結局それがすべて。
 あの人が見えなくなるその前に、一瞬だけ振り返って見てみる。
 とっても遠い人に思えた。


 思えば話さなくなって1年くらい経ちそうだ…。


 家に帰ってメールを待ってしまう自分のそれまでに縛られる。
 重い記憶だ。
 寝るまでメールを待ったけれど、メールはやってこなかった。


 あの人のいろんなことを諦めたのは何度目だろう…。


 <イチモンイットウ>
 トイ:今、熱中していること。
 答え:Netオークション。


 ♪BGM/Single MD 2005.7-8



2005年07月24日(日) 夏色旅行記。


 土曜もお勤めご苦労さん、の昨日。

 今日は日産スタジアムでゆずのLIVE。

 Bestはレンタル。
 Fanにあるまじき怠惰だなぁ…。
 今までの曲たちも、こうやって流れの中で聴いてみると、やっぱり一貫している
 なぁと再認識する。

 何も変わってない。
 ぐんぐん成長しながら、何も変わらないでいるって、すごいことだ。
 口先だけではそのすごさは言えないほど。
 才能でも、giftedでもなく、生々しく生き抜いてきた人たちだけが辿り着ける
 境地だ。


 妹や、1年前のあの人など、いろんな人と出かけたゆずのLIVEだけれど、気付けば
 スタジアムにはひとりで向かうことになる。
 ゆずは変わらないのに、わたしを取り巻くゆず環境は変わってしまった。
 そういうことなんだと思う…。


 明日は仕事ということもあるし、ひとりということもあって、車でdriveがてら
 出かける。
 外は曇り空で、雨でも降り出しそう。
 絶好の、とは言えないまでも、暑すぎずなかなかの屋外LIVE日和。
 環八でよかったのに、なぜか環七まで遠回りしてしまう。


 第三京浜を抜けると、一気に横浜へ。


 駐車場探しに苦労するかと思いきや、スタジアムの駐車場にあっさり入ることに
 成功!
 しかも1日¥1000だなんて…お得だ。

 少しだけ早めに着いたので、グッズ売り場を除いてキャップとリストバンド、
 妹へのお土産を買う。
 色んな人の色んな顔ぶれ、色んなHappyの香りがそこここから漂ってきて、
 こっちまでHappyになる。
 みんなこの日を楽しみにして来たんだ!

 会場に入ると考えられないほど壮大な空間が。
 やっぱスタジアムってでかい。
 吸い込まれて、どこにいるのかわからなくなりそうなほど。
 大道芸の人たちのperformanceを見ていたら、あっという間にラジオ体操の時間に…。


 これまで何度となくゆずを見てきたけれど、こんなに遠くて、こんなに小さく
 しか見えないのに、こんなに近しい想い…。
 DOMEの時もそうだった。
 うそだと思うかもしれない。
 でも、わたしの周りの人たちも、こんなに離れているとは思えないほどの
 テンションで、確かに何かを受け取っていた。


 すごいなぁ。
 創り手として猛烈に嫉妬する。
 そして、猛烈に何かが創られていくのがわかる。

 大切なのはあの集中力だ。


 わたしがゆずに見出すものは、あの少年のような爽やかな容貌や、純粋で
 青春ど真ん中の歌だけでなく、ただの“信頼”に他ならないと思う。
 人が生きていくことをあきらめたくないよなぁというような。
 人を創っていくことを投げ出したくないよなぁというような。
 彼らを見れば、そういうことを必ず深く思い出せることを知っている。
 だから、あんな遠くの、6万人の中のひとりとして、彼らを全力で受け止めよう
 とするのだと思う。


 わたしも全力の集中力を持って、あんなところまで辿り着いてみたい。
 そういう存在になることが、わたしの目標だ。
 ゆずは特別だから…と言って、あきらめたくない、そう思わせる何かがある。


 泣きたくなるような『胸いっぱい』の気持ちを吸い込んで、横浜を後にする。
 夜中の環八を熱唱しながら帰る。


 明日からもがんばれそうだ…。


 <イチモンイットウ>
 トイ:お気に入りのお笑い芸人� �
 コタエ:ヒロシ(もちろん。原点)。


 ♪BGM/hiro AL.『BRILLIANT』



2005年07月23日(土) 悪意に満ちた人の渦。


 土曜日が仕事だなぁと思うと、体が重いなぁ…。


 朝、という時間に家を出て、お昼前に職場に着くように出かける。
 今週は家での仕事をしながらの日々で、ばたばたしたままこの日を迎えた感じ。

 職場に着く前に、いつものDenmark風cafeに寄って、お昼を買い込む。

 早めに着いて、やり残した仕事をしようと思っていたけれど、結局ぎりぎりに
 なってしまって仕事はやり切れず。
 ばたばたとした感じで、指導の時間に突入。
 一応打ち合わせの時間が取れたことはよかった。

 今日は、幸い欠席者が多く、どうにかなりそうな見通しが立つ。
 休んでくれたことにほっとする。
 だめだなぁ…まだ失敗を恐れている。


 ちゃんと準備をして、ちゃんとイメトレをして、いろいろと考えているのに、
 全然結果に繋がっていく感じがしない。
 いつも怖いし、いつも胃が痛い。

 わたしに足りないものは何だろう…。

 それも全然足りないもの。
 それを見つければ、少しは目が開くような気がする。
 誰かに聞けばいいのかな。
 わからない。


 今日の活動は、東京都庁の見学。
 初めて見たけれど、かなり立派で、あまりの都会ぶりにくらくらした。
 自分的にも感激。
 やっぱり某県庁とは違う…。


 とりあえず、前回よりは今回、だめだめのぐだぐだという感じはほんの少し
 減ってきたけれど、やっぱり全然だめだ。
 ただ回しているだけ。
 前に比べて、比較的回ってきた感じがすることはよしとしよう。
 でも、こんなのは屈辱的な敗北。


 仕事を終えて、事務処理をやっていると。
 “ゆーらゆら、ゆーらゆら”
 ものすごい勢いで地面が揺れる。
 ブランコに乗った時のように、足が地面に着かない感じ。
 「おぉ」と、女子らしからぬ驚き方をしてしまう。
 しばらく揺れて、止まったと思いきや、またひと揺れ。

 ひとりじゃなくてよかった…。

 我が家の本棚は無事だろうか、と思い馳せる。

 とりあえず、子どもたちが帰った後でよかったと思う。
 ただ、無事帰り着いているだろうか、と少し心配に思う。

 揺れは一段落したので、元気よく(ほんの少し疲れた顔で)職場を出て、
 駅に向かうと乗り換え後の地下鉄が止まっているという。
 仕方がないので、大回りして、大きな駅へ向かう。
 そこでも電車は動いていないようだし、しばらくやり過ごそうと思って、
 近くのお店を見て回る。

 ヴィレッジヴァンガードができていたのを以前発見した駅ビル。
 思う存分堪能する。
 そして、迷いに迷った挙句、マンガを買う。
 『西荻夫婦』著:やまだないと。

 1時間ほどぶらぶらしたけれど、めぼしい物もなく、休む気力もなく、仕方が
 ないので駅へ向かう。
 すると、何の行列か、と思うほどものすごい人で溢れかえる駅。
 改札に入るにも人が行列を作っている。


 暑い上に、放送もよく聞こえず、身動きも取れない。
 最悪の環境で、焦っている人たちがいる。
 どうせ、この状況で焦ったって、大して変わりはない。
 そう思うけれど、わたしの耳元では、舌打ちをしたり、語気を荒げる声が…。

 あの悪意に満ちた、人の気の感じって本当にだめ。
 悪意が渦を巻いている気がする。
 『みんないらいらしてるんだ』と心の中で繰り返し言わないと、そのまま
 パニックになってしまいそうだった。
 そして、そんな仲でも『病気の人って、こんな中じゃ大変だろうな』と場違いな
 ことを思っていた。


 ようやく電車が動き、街も、人も少しずつ動きを見せる。
 心も身体もくたくたになったわたしに届いたメールは、やっぱりきゅんと
 させるもので、同時性を感じさせずにはいられないものだった。
 気づいていないのは、あの人だけ、と言わんばかりの流れ。

 まだ繋がっている、と思わされることが苦しい。


 <イチモンイットウ>
 トイ:夏にしたい(けど、できそうもない)こと。
 コタエ:サーフィン。


 ♪BGM/J-WAVE





2005年07月20日(水) 誰も救えない…。


 我が家は、母が遅く帰宅することもあって。
 しかも、マンションの10Fに住んでいるので、夜風が気持ちよかったりすることも
 あって。
 下手をすると深夜0時を越えるくらいまで、玄関のドアを開けていることがある。

 このご時勢に物騒だなあ、と思っていたけれど…。

 うちの階はみんなそうだった。
 平和な住人たちだ。


 わたしは人一倍負けん気が強い。

 ケンカや争い・もめ事は大きらいで、できれば避けたいけれど、理不尽なことを
 吹っかけられると血が巡ってしまう。
 自分からケンカを売ることはないけれど、売られたケンカには勝ちたいほう。

 この負けん気で、今までの困難を乗り越えてきた、と少し気に入っている。


 あの子を救うことができなければ、世界中の誰も救えない、と思えるような
 子だった。
 だけど、普通にやればうまく行くようなことがうまく行かない、というのが
 人生だとも思う。

 猛烈に悔しかった。
 何も言えないことが。
 何もできないことが。
 怒りすらこみ上げた。

 悔しければ、もっともっと力をつけよう。
 黙って抜き去って、とてつもなくすごいことをやってのけよう。


 そして、わたしを助けてくれたのは、他でもないあの親子だった。
 いつもごめんなさい。
 わたしが救われてばかりだ…。

 もらったとうもろこしは、とってもあったかい気持ちを運んできた。


 ぼんやりのんびり仕事をしていた今日。
 わたしの頭を占めていたのは、ほとんどあの人のことだった。


 <イチモンイットウ>
 トイ:好きな調味料。
 コタエ:ごま油。


 ♪BGM/曽我部恵一 AL.『瞬間と永遠』



2005年07月18日(月) 堂々巡り。


 目覚めると、首筋にじっとりと汗。
 東側のわたしの部屋は、朝っぱらから暑苦しい。
 早速クーラーをつけて、昨夜途中まで見ていた『バーバー吉野』のDVDを見る
 ことにする。

 この3連休は映画三昧。
 『tokyo.sora』。
 『打ち上げ花火、下から見るか横から見るか』。
 そして、トリは『バーバー吉野』。
 邦画ばかり。


 すると友人からTEL。
 京都に住んでいる友人。
 今、こちらに出てきているらしい。

 知っていたけれど、知らないフリをして「えぇー」と驚く。

 このごろ、知っているのに知らない振りが多い…。


 『バーバー吉野』では、“もたいまさこ”が素晴らしかった★
 あの普段の穏やかで朗らかな感じと、芝居になるとガラッと変わる感じなんて、
 ぶるぶるくるほど好み。

 ギャップのある人は、魅力的。
 わたしのツボ。

 そして主演の男の子もよかった。
 何がいいって、声。
 試写会での大阪弁もたまらなくよかった。


 昼下がりまでだらだらとし、妹宅へ訪れるという母・妹と共に家を出る。

 そして、あの場所へ。


 外はあまりにも暑くて、昨日一日家で過ごしたわたしの体力では、到底敵わない。
 幸い場所もすぐにわかって、あっという間に到着。

 久しぶりに会うあの人は、元気そうに思えてほっとする。
 少なくとも、あの時の勢いそのままだった。

 会場を出ようとして、外に出ると、そこにいた。
 あまりに距離が近すぎて、シカトするわけにもいかず、“外で待ってるね”
 と言い残し、外に出ようとした。
 わたしの姿を見つけると、ちょっと驚いたように、体を振るわせた後、きょろ
 きょろとわたしを見回し、「さくらんぼは?」と言う。
 そんなゆるいことでよいのか…。


 明らかに、あの人の中で、わたしが根付きつつある…のかもしれない。
 それはうれしいけれど、少し怖いことだ。

 「持ってきてくれると思った。」
 「あれ、破れてきちゃったんだよねー(にやにや)。」
 「元気じゃないよー!」
 「痩せた?」
 そのすべてが、わたしに向けたものだった。

 一番衝撃だったのは。
 「○○(わたし)ちゃん、前間違いメール送ってきたんだよ。
 いつその話を出してくるかと思ったんだけど。」
 わたしが確実に忘れ去っていた出来事を、まだ覚えていたこと。
 そして、忘れずにいたこと。
 事の重さに、驚いた…。

 笑顔がいっぱいのわたしたちは、笑顔がいっぱいで別れた。
 最後に言った言葉。
 「今日2階にいて、目立ってたよ。」
 も、わたしをたまらなくさせるにふさわしく、衝撃的に響いた。


 なんだか動揺してしまい、And Aに寄って、かばんを買いそうになってしまった。
 今の緊縮財政では、到底買えるはずもないのに…。
 わけがわからなくなっている。


 京都の友人とは、いる場所が偶然同じで、用事が遅くなる友人を待って、
 顔を合わせることになる。

 待っている間、食事をしたのだけれど、どうにも胃の調子が悪くて、食べられ
 ない。
 あぁ、動揺。
 あの台詞たちのせいに違いない。


 友人とは、お店の閉店間際に合流。
 久々の再会を喜び合い、勢いよく話し込む。
 わたしは、直前の揺らぎもあって、変な調子で喋りまくる。

 彼は男の目線で、わたしたちの創造的な仕事について語ってくれ、若干年上の
 頼れる言葉をくれる。
 そうだ、そうなんだ。
 わかってるけど、もがく…。

 ものすごい勢いでせかされて店を出る。
 外に出ると、夏の夜風が気持ちがよかった。
 都会のネオンの中で、騒々しかったけれど、やっぱり気持ちがよかった。


 伝えたいことを伝える相手がいない。
 困った。
 これじゃ、堂々巡りだ。


 <イチモンイットウ>
 トイ:参加するLIVEの予定。
 コタエ:畠山美由紀“Talk to me some more”
     ゆず “Go Home”
     J-WAVE LIVE 2000+5

 ♪BGM/ハナレグミ AL.『帰ってから歌いたくなってもいいようにと思ったのだ』



2005年07月16日(土) JOYFUL。


 昨日は友人から久しぶりにTELがあり、深い時間まで話し込んでしまった。
 彼女はきっと、危ういその心を訴えたくてかけてきたはず。
 わたしは決して楽しいとはいえない気持ちになりながら、でも、同様に誰にも
 訴えることができない想いを話す。

 まるで、吐き出すかのように。


 今日は妹と“slow music slow life”というLIVE EVENTに行く。
 場所は屋外、池上本門寺。
 畠山美由紀・saigenjiに続き、Be the voiceという注目のArtistまで出演!
 おまけに、前々から興味があった小野リサも出るとのことで、出る人出る人
 興味津々。

 梅雨明けがまだの首都圏。
 天気だけが心配だったけれど、ぼんやり薄日の射す曇りの日。


 友人からのメールで目が覚めると、約束の時間には到底間に合いそうもない
 昼近く。
 汗ばんだ首筋をしゃっきりとさせるため、大急ぎでシャワーを浴びる。


 買ったばかりの緑色のショートパンツは、屋外のイベントにぴったり★
 好きな服を着て、好きなところへ出かけるのは、本当に楽しい。


 乗り換えの駅で。
 妹が「みやもとりえだよ」と言う。
 モデルのみやもとりえだった!!!

 かわいい。
 顔が小さくて白い。
 でも、思ったよりすごいオーラはなくて、街に溶けて普通の人として暮らしている
 風情を漂わせていた。


 夕方近くの池上本門寺は、少しだけひんやりして、少しだけ夕方の日差しを
 湛えていた。
 J-WAVEでたくさん宣伝をしていたイベントだからか、それらしいおしゃれな人が
 多くて、目も楽しい。
 みんなのんびりと食べたり飲んだりを楽しんでいた。

 わたしと妹も、早速ビールを購入。
 その後もご飯やおつまみ、飲み物やアイスと、LIVEに来たとは思えぬほど、
 食べまくった。

 イベントには突然大貫妙子が出演していて、心の準備がなかったわたしは
 大感激。
 歌を歌うことが宿命になっていた人だった。
 声を発すれば、その人が生きている地盤が広がるという感じで、歌うことが
 生きることそのものなんだなぁ、と思わされた。
 歌はうまい、下手ではないなぁ、と改めて感じた。

 それは小野リサも然り。
 ボサノバが体の奥まで染み込んでいて、染みたその歌声は、本当にすばらし
 かった。

 後半になると、見たくて仕方なかった人たちが次々に登場。

 逢いたくて逢いたくて仕方なかった畠山美由紀。
 彼女の冷たいようで、どこまでも包容力のある声が大好きだったけれど、
 生で聴いたら、ものすごくソウルフルで驚いた。
 感情をきちんと働かせて生きている人だという感じがした。
 生で聴いた“海が欲しいのに”は、泣きたいくらいの迫力だった。
 あんなにシンプルなアレンジなのに、あんなに聴かせるなんて…。

 謳っているだけで、人に何かを感じさせる人。
 俄然ワンマンが楽しみになってきた★

 そして、そのすばらしい畠山美由紀の余韻に浸りまくっている時に登場したトリ、
 saigenji。
 それはそれはやっぱりすばらしくて、人をHAPPYにさせるし、自分の力を信じ
 させてくれるような歌声だった。
 もう一度やってみよう!…なんだかそう思わせる。
 がんがん大汗をかいて踊った。
 酔っ払った屋外の会場で、夜風に吹かれながら見た五重塔は、すべてが夢の
 ような風景だった。

 最後に畠山&saigenjiのデュエットで終了して、すばらしくJOYがいっぱいの
 イベントは終了した。

 ただカラオケのうまい人、ではなくて、本当にダイレクトにこころに迫るものを
 もっている人たちばかりで、感激と同時に、激しく嫉妬した。
 みんな自由だけど、才能に溢れ、きっときちんと責任も果たしていること
 だろう。
 人を惹きつけざるを得ない才能の持ち主。

 わたしも邁進しよう。


 一日妹と一緒だったおかげで、いろんな話もできて楽しかった。
 

 <イチモンイットウ>
 トイ:最近読んだ本。
 コタエ:『風の歌を聴け』 村上春樹(今、何度目かの再読中)


 ♪BGM/畠山美由紀 AL.『Wild&Gentle』



2005年07月14日(木) 迷いのないところへ。


 ついこの間休みだと思ったら、またお休み。
 …とは言っても、今日は院生時代の先生とのケースカンファ。
 お休みもお休みでない感じ。

 早めに行って、たまには都会でのlunchでも楽しもうかと思いきや、ぎりぎりに
 なってしまい、慌ててベーグルをかき込むことになる。
 でもおいしかった★
 そして、都会のcafeの店員さんは、どうしてあんなにかわいいのだろう…。


 今日のカンファは、わたしが最も苦手とし、嫌悪に近い気持ちを持たざるを
 得ない方向に流れていって、何とも口を挟む余裕がなかった。
 何を言っても場違いな気がして。
 何を言っても、怒りがこみ上げてきそうで。
 本当に苦手だった。
 何とか発言はしたものの、終わったらぐったりとした。

 あんなに、見えないものを、あるものとして語る人たち。
 こわい。
 わたしには恐ろしいものに思える。

 何を言うこともできず、何ともなしにその場を去る。
 先輩も空気を察してくれたのか、「じゃあ」と声をかけて遠ざかる。


 仕方がないので、近所にあったBOKUNEN'S ARTに出かける。
 こんな気持ちでは帰れない。
 言い知れず凹んでいる気持ちに喝を!

 睦稔さんは相変わらずのpowerで、わたしの迷いの前には圧倒的過ぎる迫力で
 迫ってきた。
 海辺の木陰にはひんやりした空気を。
 夕暮れには、ぬるまった水を。
 それぞれ運んでくる作品。

 彼の人となりがちゃんと出ている作品で、あの作品を見ている限り、彼が
 うそをつかないことを信じられる。
 人間を信じられる作品たちばかりだ。

 確かにこの気ぜわしく、行き詰るような街での生活では、彼のようなゆとりの
 心を持ち続けることは難しいかもしれない。
 でも、放棄することはできない、重要なことを含んでいると思う。
 彼のこころに近づけるような、そういう方向性が必要だと思う。

 案内をしてくれた店員さんが、隙あらば購入させる話しぶりで、ちょっと残念。
 そういうことじゃないのだ。
 勧める気持ちもわからなくはないけれど。
 相変わらず、睦稔さんを愛している店員さんたちだった。


 すっかり英気を養い、帰宅の途に着く。
 芸術ってすばらしい。
 本当に、自分を迷いのないところを連れて行ってくれる。
 そして、一人ぼっちに思えた自分を慰めてくれる。


 <イチモンイットウ>
 トイ:夏休みは何日?
 コタエ:3日間(最近判明した)。


 ♪BGM/畠山美由紀 AL.『Wild&Gentle』




2005年07月11日(月) 穏やかな平日。


 寝ぼけまなこで目覚めると、友人はひとりで外湯に出かけていった。

 わたしもごろごろとひとしきり布団を堪能した後、おばあちゃん家の風情の
 部屋のお風呂に入り、シャワーを浴びる。
 友人は1時間ほどして帰ってきた。
 なんとひとりで外湯を3つも回ったそうで、その健闘は宿のおじさんにも讃え
 られたという…。

 準備を整え、食事に出かける。
 朝食もおいしく、面倒見のいいおばちゃんに給仕をされながらいただく。

 わたしたち以外の3組のお客さんが、同時に立ち上がって食事を終えたのには
 驚いた。
 ヤラセかと思うほど見事なタイミングだった。


 食事が終わって時間があったので、先頭のスタンプを集めるべく、散歩に
 出かける。
 下駄をからからいわせて、朝の温泉街を歩く。

 昨日たくさんいた子どもたちは、今日は学校のためか、影を潜める。

 見事(入りもしないのに)7つのスタンプを集め、スタンプラリーは終了。
 時計を見ると、あっという間にチェックアウトの時間。
 ふたりで慌てて、からころと宿に戻る。

 無事にチェックアウトを済ませ、最後とばかり足湯を堪能する。
 深い方にも挑戦し、湯に使った足が、靴下を履いたように赤くなる。
 冷えばかりを経験しているわたしの足先は、何とも言えずぽかぽかとうれしそう。


 時間があるので、高速に乗るまで少しのんびりと車を走らせ、山道・下道を
 走る。
 途中菅平の峠あたりを走りこむ羽目になり、年配のsunnyくんはがんばっていた。
 あんなハンドルの重い車を、あんなカーブだらけの道で走るなんて…わたしって
 やっぱり運転好きに違いない。


 山道のかわいい喫茶店で、おいしい食事とcoffeeを飲んで、いよいよ高速に
 乗り込む。

 高速に乗ると、あっという間に到着してしまい、あっけに取られるほど。

 途中、YUKIの“長い夢”で突然泣き出した友人。
 さすがの感受性。
 やっぱ似た者同士。
 ポルノグラフィティも間違いなく今回の旅行のテーマ曲でしょう…。

 のんびりと羽根を伸ばした平日は、人々が仕事をしていることもあって、
 さらにのんびりする。
 さぁ、また明日から普通の毎日が始まる。


 <イチモンイットウ>
 トイ:やってみたいスポーツ。
 コタエ:ホットヨガ。


 ♪BGM/畠山美由紀 AL.『Wild&Gentle』



2005年07月10日(日) 田舎を満喫。


 友人がam3:00頃、寝ているわたしに声をかける。
 「起きてる?」

 寝ぼけたわたしは、返事をしてしまう。
 「蚊がいるの…。」
 言われるままに、蚊取り線香を探しに行く。
 でも、もはや寝ぼけすぎて、何を探しているのかわからない。

 結局見つからず、何もなかったかのように、再び眠りにつく。


 遅く起きて、ゆっくりと支度をし、寛いだ後は、“小布施”に向けて出発!


 あんなにたんまりMDを積み込んだのに、つなぐケーブルを忘れてしまう。
 あぁ、がっかり。
 仕方なく、あの人に上げるためのカセットを聴く。
 ラインナップは、春の歌。


 久しぶりの高速driveは快調。
 友人も一緒ということもあって、楽しく走らせる。
 わたしたちは口数は少ないけれど、おもいおもい十分満足に過ごしている
 (と思う)。

 あっという間に小布施へ到着し、一度口頭で聞いただけだった農園にも、
 迷うことなく到着する。
 すごい!
 農園では、素朴なおじいさん・おばあさんがちんまりとさくらんぼの仕分けを
 していた。

 さくらんぼは赤々と、木にみっしりと実をつけていて、かわいいことこの上ない。
 丸々とつやがあり、見た目のかわいさでやられる。
 写真を撮りつつ、友人とぱくぱく食べる。
 おなかがいっぱいになっても、お土産用のさくらんぼをいくつか取っている
 うちに、また食べる気持ちに襲われて、きりがない…。

 しまいには、おじいさんが暑くてたまらなくなったようで、汗だくの食べ放題は
 終了する。

 農園から戻ると、おじいさん・おばあさんが飲んでいるという氷水を飲ませて
 くれる。
 汗だくの身体に、ひやっとおいしい。

 自分の農園に自信を持っていること。
 商売一本槍ではやっていないという信念。
 少しでもおいしいものを食べて満足してもらいたいという思い。
 それぞれを繰り返し繰り返し話す。

 都会では、ちょっと押し付けがましいように思えるけれど、ちゃんと日々
 果物を育てている人が、その場で言う言葉だから素直に聞ける。

 来年もまた来たいなあ、という気持ちで農園を後にする。

 宿が思いの他近かったことと、時間も少し早かったこともあり、小布施の街を
 散策する。
 途中で入った喫茶店のcoffeeがおいしくて、渇いた身体に染み渡る。
 暑さと満腹ですっかりくたびれてしまい、しばらく静かに過ごす。

 お手洗いに立って戻ってくると、友人がお店の人と「さくらんぼ狩りに行って
 来たんですよー」と話したのか、盛り上がっていた。

 お年寄りが、若い人に些細なことを話しかける、とか。
 お店の人がちょっとお客さんに話しかける、とか。
 都会では、そういう当たり前のことを、何も考えずにすることは、もはや
 ありえないことだと感じる。
 それって、すごくさびしいことだ。
 みんな「意味ないじゃん」と口々に言うけれど、『意味のないこと』が生まれる
 環境は、限りなく豊かだということを知らないのだ。


 今日の宿は、もっと寂れた熱海、というような風情の怪しい温泉街。
 さすがゼミ友の友人と一緒だ。
 初めて足湯を経験する。
 運転の疲れが取れる。

 ふたりということもあり。
 もともとふたりでいると口数が多くないということもあり。
 静かに夕食を取って、友人は一人外湯巡りに出かけた。
 (わたしは生理中のため、TVを見て、寝ていた。)
 ふたりで旅行をしても、この自由気ままさ具合。
 最高だ。

 ごろごろとして。
 食べては寝て。
 そういうゆったりとした時間の流れる田舎を満喫した。

 都会にいると、せかせかと窮屈で、閉塞感が漂っている。
 しかも、そんなに違う空間にいる、ということさえ気づけない。
 恐ろしいことだ。

 たまには、こういうガス抜きが必要だ。
 絶対に。
 突発的な企画だったけれど、本当に来て良かった。


 <イチモンイットウ>
 トイ:復活を願うmusisian。
 コタエ:Spice Girls。


 ♪BGM/single MD。
    冨田ラボ AL.『Shipbuilding』




2005年07月09日(土) 旅、前夜。


 今日は友人が泊まりに来るので、掃除・掃除・掃除。

 重点pointはお風呂と自室。
 カビキラーを撒き散らし、ころころを転がしまくり、せっせときれいにする。
 久しぶりに自室の床に荷物がなくなる。
 風呂場の照明を洗ったおかげで、風呂場が明るい!


 ここ数日、突如振って沸いた“転職”の思い。

 きっと今だけだとは思うけれど。
 一過性の思い込みだとわかってはいるけれど。
 ここにしがみつくことが、自分のデメリットになるような気がして仕方ない。

 大きく羽ばたく時期はいつになるのだろう。
 自由と責任。
 期待と飛躍の間で揺れ動く。

 仕事のやりにくさがきっかけなのは間違いない。
 自分の技術や人間性とは違う部分で手を煩わされることが多すぎる。
 今年は。
 そういうのって、怒りとかストレスとかじゃなく、ただ『がっかり』する。


 今日は面倒臭くて行かなかった。

 お風呂掃除が気持ちの引っかかりになっていたことは確か。
 だけど、ただ面倒臭いだけだけ、という気持ちがあったのは否めない。

 そして、一番嫌だったのは、終わった後に卑屈でひねくれた思いしか残らず、
 それを次々に口にしていこうとする自分に嫌気がさしたから。
 自分をそんな風にさせる場所へは、立ち入らないほうが豊かだ。


 友人は、父母の偏り方と、猛烈な歓迎で疲れ果ててていた。


 友人を部屋に残し、バレーボール観戦。
 布団に入って、少しだけおしゃべりをして眠る。


 <イチモンイットウ>
 トイ:好きなlive会場。
 コタエ:原宿RUIDO。


 ♪BGM/single MD。




2005年07月06日(水) 悲しい運命。


 ◆優’s Birthday。
 (カード送ることに気づくのが遅く、e-cardにしました。)


 気がつくと、あれからもう何日も経っているというのに、夢見がいつも”あの人
 の世界”だ。
 おかげで目覚めたくないような、すっきりしないような、中途半端な朝を
 迎えている。


 わたしにとって、彼女はもうそういう存在ではないし、ましてやあの濃密な期間
 を過ごした人と同じ価値を見出せる人では、もはやない…。

 だけど、わたしには彼女しか訴えられる人がいないし、彼女を除いて考えられる
 のは“あの人”だけだ。
 話をする度に、感じたくもない距離感を見せ付けられるようで、心が痛む。
 彼女に対して。
 放っておけば、それでこれ以上零れ落ちるものはないであろうに。
 悲しい運命だ。


 そんなわけで、今日もわたしは“あの人”のことを、この日記に書くしか
 ないのだ。


 紛れもなく『恋』だ。
 どちらかというと、『愛』に近い。

 こんなに好きでいてどうするのだろう、ということだけが、この数日頭を
 ぐるぐる回っている。
 そんな“好き”の形を許容してしまう自分に、哀しみを覚える。
 存在しないでほしかった、苦しみにも似た想い…。

 あの人がしあわせでいることを心から願うし。
 あの人のことを想う(思い出す)ことが、わたしのしあわせだ。

 どこへも行けないこころが、自分の中に存在している。
 困る。


 基本的に職場には不満はないのだけれど、あそこにいるとだんだん腐っていく
 自分を感じる。
 卑屈になって、自由さを求めない。
 型にはまって、マンネリを渋々ながら受け入れていく。
 自分が一番なりたくなかった職業人の形。


 アンガールズは面白いなぁ。
 昨日久しぶりにちゃんとネタを見た。
 特にショートコントが面白い。
 笑うって素敵★


 週末のさくらんぼ計画が本格化。
 久しぶりにTちゃんとふたり旅。
 仕事の上で一番のライバル(勝手にわたしが思っているだけ)。
 認知的には一番近いであろう彼女との旅は、きっとすばらしく寛げるに
 違いない。


 <イチモンイットウ>
 トイ:ここ数日の悩み。
 コタエ:貯金(お金のこと)。


 ♪BGM/Jennifer Lopez AL.『J.LO』



2005年07月03日(日) my treasure。


 昨日の深夜、今田・東野の出ている番組で『ジョーダンズの三又・ゲイ疑惑を
 検証する』というコーナーがあったので、かぶりつきで見てしまった。
 あまりにも生々しいし。
 本人が出てきた瞬間の表情を見て、「あ、ゲイだ」と確信してしまった。

 あんなに顔に出てしまうなんて、人間の顔って奥深い…。


 日記を書こうと思って、登録した日付は『2004年7月3日』。
 思いがけず、1年前の日記を読んでしまった…。

 世にも苦しい日だった。

 翌日どんなことが起こるかを知りもしないで。
 翌日は、夕方まで眠っていて、夜から飲みに行ったのだと思う。
 はっきりと思い出す。


 今日も朝から早起き。

 最近は土日に出かけるときも、余裕をもってちゃんと起きて、朝ごはんを
 食べてから出かける。
 (余裕を持ちすぎて、電車に1本乗り遅れたけど。)

 翌週の体調にも影響するし。
 食べることの影響力と、自分のすべてが集約されている感じを実感として
 持つようになったから。


 ご飯を食べながらいいとも増刊号を見ていたら、“野沢直子”が出ていた。
 久しぶりに見るレア感と、今も衰えぬ面白さ。
 「FANです」…と言われていたヒロシが、思わず「おもしれー」とつぶやいて
 しまうほどの存在感。


 昨日メールが帰ってこなかったので、ちょっと気まずい気持ちで向かう。
 やっぱり、あの間違いメール事件で、何かの空気感が、“かちり”と音を
 立てて変わった気がする。

 とりあえず、いつもの通り、『取り起きし忘れられて、ちょっとかわいそうな人
 のフリ』をして、堂々と入る。
 忘れられてたのかわざとなのかが、あまりにも微妙。

 友人が合流してきたのは30分ほど経過した頃。
 ヒールのサンダルを履いて、マニキュアを塗っていた彼女。
 どうしようもなく遠くにいる感じがして、そして残念ながらそれは埋めがたい
 もののようで、やり場のない気持ちになる。

 久しぶりの“誰かがいる”その場所だったけれど、まるで独り言を言っている
 だけであるかのように、居場所がなかった。
 懐かしさも。
 感傷も。
 味わいたいような気持ちはまったくうまれなかった。


 たまらなくどきどきして。
 まぶしさで笑顔になるしかなかった。
 きりりとした表情も。
 落ち着いた寡黙な闘志も。
 何もかもがspecialだった。

 がんばったね。


 友人の知るあの人は、きっと今のあの人からは思い出せもしないほど、
 負けっぱなしの時代の姿。
 そして、わたしの知るあの人は、羨望と皮肉を込めた眼差しで見つめるしか
 なかった、まさに華々しい姿。
 だけど、今、ふたりの姿は完全に逆転したと思う。

 誤解を恐れずに言えば、あの人は着々と階段を昇って行ったし、あの人は
 段々に堕落して行った。
 ただそれだけのことだ。

 勝ち・負けは、それをやっている時にはわかりはしない。
 わかるのは、本当にやめた時だ。
 だから、今は昇っていくあの人が『勝者』だとは言いたくない。
 ただ、『勝者』に近づきたいと強く思っているのは、間違いなくあの人の
 方だろう。

 そして、そういうあの人を見つめ続けてきたわたしを、本当に誇りに思う。
 まったくの純度を保ったままの気持ちで、掛け値なくそう思う。

 お互いのことをまったく話せなくなってしまったわたしと友人だけれど、
 彼女があの人を心底褒めてくれたことが、友情の名残だって気がした。


 嫌な予感は当たるもので、結局、骨折り損のくたびれもうけ。


 なんとなく気まずい気がして、すぐに連絡を取ることもできず。
 ま、後日連絡でもしよう!と思って、その場を後にする。


 その後、妹宅に行こうと思っていたのだけれど、あいにく妹は不在。
 とりあえず、予定していた水着のバーゲンに向かおうとするが。
 …招待状を忘れた。
 ダメもとで、会場まで行ってみると、無事入ることができる。

 女の欲まる出し、という感じのバーゲン会場。
 最初は、身動きも取れないけれど、だんだんすいてくる。
 水着の試着は1回に3着。
 とりあえず、選んでは試着、というのを何度か繰り返して、最終候補を3着
 まで絞って、更なる試着を繰り返して購入。


 雨が強くなった夕方の都内を歩いていると、メールが来ている。
 …あの人だった。

 あまりにも優しい言葉で。
 そしてわたしにしかわからないところを、つん、と突いてくるようなニュアンスで。
 不意にあの人の顔が浮かんで、気がついたら号泣していた。

 バーゲン帰りの人も多く、少し道を外れて、コンタクトがずれたフリを
 しながら、ひとしきり泣く。
 友人の手前もあり、あまりのショックもあり、あの時はすぐに泣けなかった。
 すばらしかったのは本当だし。
 熱い粒が、零れて止まらなかった。

 だけど、やっぱり悔しかったんだなぁ。
 そして、好き過ぎてだめだなぁ、と改めて実感した。


 家に帰ってTELをしてみた。

 数回のコールが響いて、切ろうかな、と思った時、電話が繋がった。
 あの姿とは打って変わって、布団の中にいる、ただののんびり屋さんだった。


 「あれ、入ってたよね?」


 その言葉で、すべてがわかりあえた気がして、TELして良かった、という気持ち
 になってしまった。
 大丈夫、わたしとおんなじだったんだ…。
 「何でそんなこと言うのー(大声)」も。
 「今、なんと言いました?」も。
 すべてが久しぶりで、気持ちを物語る言葉たちで、心から笑えた。


 もう、今だけの楽しさはいらない。
 5年後・10年後に残せる者たちを繋げていこう。
 あの人は紛れもなくそういう宝だし、彼女はその縁から離れていった人なのだ
 と思う。


 またね。
 きょうはありがとう。
 これからもよろしく。
 ゆっくり休んで…。


 <イチモンイットウ>
 トイ:一番最近買ったCD。
 コタエ:冨田ラボ『shipbuilding』
     (妹にプレゼントしてもらった)


 ♪BGM/コジオ 『冬のかさぶた』
     『Queens Fellow』



2005年07月02日(土) おおきく、まっすぐに。


 ゆっくり休めるはずの週末。
 職場の先輩に、“いい週末を!”と送り出され、その言葉の幸せを噛みしめる、
 まさに良い週末の今日。

 今日は友人と、友人の1歳になったばかりの息子と買い物へ。
 何でも結婚式の衣装を買いに行くという。
 お天気持つといいなぁ、と思う。


 待ち合わせに遅刻すると連絡があり、修正し直した時間にも到着せず、30分
 ほど待つことに。

 こういうときに、全然腹を立てることができない。
 ちゃんと怒りの感情を持てたり。
 きちんと訴えられる人がうらやましい。
 何事もなく、ただそのことを受け入れてしまう。

 それが抑圧なのか何なのか、よくわからないけれど、大切なことが大きく
 抜け落ちている気がして何となく不安になる。


 待ち合わせの駅は、ものすごい人出で、あまりにもヴァラエティに富んだ人たち
 がいっぱいいた。
 見ているだけで、その人がどんな人だかわかりそうな気がして、それぞれの
 無数の人生を思い馳せるだけで、暇がつぶせた。

 友人のあかんぼちゃんとは、2ヶ月前に対面して以来3度目の再会。
 見るたびに大きくなって、だんだん人間らしくなる。

 初対面では思い切り緊張され、微動だにしないほど固まっていた…。
 友人がお店を見ている間、あかんぼちゃんを見ていることを任されたわたしは、
 いろいろ話しかけてみるも、彼は鼻をひくひくさせながら、必死で泣くのを
 こらえていた。

 それでも時間を経るごとに、だんだん慣れてきて、私の遊びにも反応するように
 なって来た。
 おとなしく、泣かない赤ちゃんで、育てるほうは楽だろう…。
 (いつもそうでないあかんぼちゃんばかりを見ているので、そう思うだけ
 だと思うけれど。)

 あかんぼちゃんの指先が気になったわたしは、1歳児にはちょっと難しいかなぁ、
 と思われる遊びを試してみた。
 すると、ちょっと“ほぇ?”という顔をした後…。

 真似したーーー!!!

 すごいなぁ。
 感激。
 友人とわたしは、ちょっと笑ってしまった後、彼を褒めちぎった。
 そして、「もう一度やって!」とお願いをすると、すぐにもう一度試してくれた。


 子どもって、不思議だなぁ、面白いなぁ、と思うことは、すぐに試してみる
 という健全な心を持っているのだと、改めて思った。
 そして、人が賞賛することを正しいことだと思って、まっすぐに受け入れる
 心をも持っている。
 それってすごい能力だ。

 大人になって、何かがひねくれて、絡まっていくと、そんなsimpleなことですら、
 できなくなる。
 かなしいことだ。


 わたしは、ただおおきく、まっすぐに伸びようとする子どもを、傍らで見て
 いるだけの仕事だ。
 だけど、それは奥深く、あまりにも果てしない作業だ。


 <イチモンイットウ>
 トイ:最近食べておいしかったもの。
 コタエ:じゅんさいと三つ葉のお吸い物(父作)。


 ♪BGM/AL.『Queens Fellow』


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