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| 2003年12月14日(日) |
12月7日の〜 lesson de ラ・パレット 〜… |
今年最後の、〜 lesson de ラ・パレット 〜を、無事に終了しました。 今回は、小学生が4人に、高校生以上が2人…となり、レッスンにすぐに応用できそうなお話も多く伺うことができました。 小学生の生徒さんは、都内ばかりでなく、釜石や福岡からもいらして、遠く離れた同年代のお子さん同士が、お互いのレッスンを聴きあう様子は、微笑ましくもあり、また、感慨深くもありました。
当日のプログラムは、以下の通りです。
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チェルニー40番:3番 バッハ:インベンション14番 バルトーク:ミクロコスモス�掘�75番、76番 ハイドン:ソナタHob.XVI:37 3楽章
チェルニー30番 15、26 バッハ:インベンション 2番 ベートーヴェン:ソナタ Op.49-2 第1楽章 第2楽章 バルトーク:子供のために�機�21
チェルニー30番:21番 バッハ:インベンション 7番 バルトーク:ミクロコスモス 75、76、77番 イベール:「物語」より、失われた王宮
クラマー=ビューロー60の練習曲集 第8番、第31番 バッハ:平均律 第1巻 5番 18番 ショパン:ワルツ Op.18
バッハ:平均律 第1巻より 21番 モシュコフスキー:15の練習曲より 10番 ベートーヴェン:ソナタOp.13「悲愴」第1楽章 (第2楽章)
バッハ:平均律第2巻 2番 ベートーヴェン:ピアノソナタ Op.22
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北川先生のレッスンでは、たとえ曲が同じであっても、それぞれの生徒さんの現状に応じた内容を、ポイントを絞っておっしゃるのが常ですが、それと同時に、誰にとっても大切な、基礎的で根本的な問題は、生徒さんのレベルに応じた表現で、何度でも繰り返してお話くださいます。 ですから、レッスンを聴講している私たちは、一日の初めから終わりまでのレッスンを続けて聴講するうちに、言葉だけではなく、実際の音として、大切な事柄を学ぶ事ができます。 そして、それらを2ヶ月に一度、繰り返して学ぶことで、だんだんと、その感覚が自分の中に浸透していくのです。
初めに、この公開レッスンを企画して、北川先生から、学んでいく、その道筋を伺ったときに、頭では分かっていたつもりですが、こうして回を重ねてくるうちに、こういったスタイルでの勉強の意味深さというものを実感しています。 全く違う時、違う場所で、自分が指導している時、自分のための練習の時、そして、ピアノの演奏を聴いている時、ふと、北川先生がおっしゃった言葉が、音と共に蘇ってくるのです。 今回、レッスンがはじまる前に、そのことを先生にお話すると、 「そうだよ。何十年も経ってから、あれはこういう事だったのか…と思うことが、僕も未だにあるんだよ」 とおっしゃいます。 思うに、これが、“本物”を学ぶ…という事なのではないでしょうか。
今の日本の社会のように、何でも手に入る世の中でも、本物の音楽を学ぶ機会は、そうそう多いとは思えません。 本当に、貴重な時間を与えていただいているのだな…と、改めて、感謝の気持ちで一杯になりました。
音楽とは関係ないことかも知れませんが、ある生徒さんが、レッスンが始まるときに、 「お願いします」 と挨拶すると、 「そんなことは、無理に言わなくたっていいんだよ」 とにこやかにおっしゃってから、演奏を促されたのが、印象に残りました。 『ピアノのレッスンは、まず、挨拶から』と主張される先生も多い中、北川先生ほどの方が、小学生のお子さんに対して、そうおっしゃったので、面白く感じたのかも知れません。
もう1つ印象に残ったのは、音楽を作る気持ちを準備する…というお話です。 よくある比較論ではなく、技術と気持ちはどちらも必要なことを、当たり前に気付かせてくださるのも、北川先生だからこそ…かも知れません。 自分自身の勉強でも、生徒さんへの指導でも、1つの考え方を学ぶと、ついついバランスを崩してしまいがちですが、そして、自分ではバランスを崩していることに気付かずに、それを助長してしまいがちですが、レッスン形式で学んでいくことで、自分の中でのバランスをとりながら、今の自分に欠けている部分に気付くことができるのも、本当にありがたいことです。
また、福岡で以前から北川先生のレッスンを主催していらっしゃる田村先生も会場にいらしてくださったのも、うれしいことでした、 先日、福岡で、北川先生が親しくされている国越先生によるインベンションの講座が開かれたそうで、その時のお話がチラッと出たのも、非常に興味深かったです。 国越先生のお話は、北川先生から、たびたび伺っていて、いつか、何らかの形で、lesson de ラ・パレットでもお話を伺う機会を作れたら良いな…と、夢みたいなことも思っています。
…と、具体的なことは殆ど書けなくて、リポートにはなっていませんが、言葉で書くことのできない、けれど、音楽には必要不可欠な様々な事に、気付くことができた…ということなのかも知れません。 音楽という生ものを、生身の人間が学んでいく、まさにその現場に立ち会うことができる…。 それが、lesson de ラ・パレットなのだと思います。
次回は、2004年2月1日日曜日です。
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