青春の思ひで。
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2004年09月26日(日) |
テレビ日記か、これは。 |
(もうほぼ私信) 今日の「新撰組!」は、なんだかすごかったね。 ひとが理不尽に死んでいく回だというのに、不謹慎にも萌えっぱなしでしたよ、あたしは! 土方が「勝っちゃん……」て呟いたシーンにノックアウト。 すごい!萌えの極地だと思った。三谷は乙女心がわかってるよね(違)! 沖田が医者に迫るシーンでも萌え。 河合の介錯が失敗して、沖田がとどめをさすシーンにも萌え。初めて藤原竜也をかっこいいと思ったよ。たぶん最初で最後だろうけど。 普通に、原田とまさが一緒に泣いているシーンにも萌え。 そしてどんどん可愛くなる斎藤ことオダギリジョー。可愛い可愛い。萌え。 (オダジョーといえば、こないだ初めて「ビギナー」の再放送を見たけど、あの髪型はどうだろう)
>朱瑠さん 萌えトークがしたいよ!
「新撰組!」は最初の1、2ヶ月見て、しばらく見なくなって、またここ2ヶ月くらい見てるんですけど。 真面目に見てるとスタッフの時代考証にうちの大学の教授の名前があって笑った。 (しかし、O教授の授業は限りなくつまんなかったよ。しかも落とされたし!) ぶっちゃけ、三谷幸喜の脚本はちょっとがっかりだった。 (だから、途中で見るのやめたんだけど) いや、面白い、んだけど、大河ドラマの重厚な空気感が足りない、というか。 でも、熱心な大河ファンじゃない若い世代はそんな空気どうだっていいんだろうけど。 あたしも、ここ10年くらいは真面目に大河を見てないので(10年前は一生懸命見てた変な小学生)、「大河らしさ」とか語れるほどでもないし、そんなにそれに執着もないんだけど。 三谷自身、今までの大河の空気感を変えようと試みているのだろうけど。 その試みが失敗している、というか。 歴史ドラマに英雄を描くのでなく、生身に近い人間、しかも人間として完成していない若い時期を描きたい故に、ところどころにギャグっていうかネタっていうか笑えるポイントを仕込んでるんだけど。 それが、「大河」っていう看板に負けてる。はっきり言って。 三谷の、三谷らしさ(と、これまた語るほどに三谷を見てないけど、三谷のウィットに富んだ笑い、っていうのは確かにあると思う)が「大河」の歴史に勝てなかった気がする。 別に今までの脚本家が三谷より優れていたとか、三谷がダメとかいうつもりはないんだけど。 単純に相性の問題かな。
これだけ文句を付けているのに、何故また見始めたかというと。 「データベース消費」だね。「キャラ萌え」の世界。 「幕末」とか「新撰組」とかいう「大きな物語」に魅力を感じるのでなく、近藤や土方のデータにまで細分化された「萌え要素」に魅力を感じているわけです。 たぶん、このあたしの感覚が「新撰組!」が「大河」としてどうだろう、と思ってしまう原因だろうな。 「大河」には「大きな物語」であって欲しかった。 もう今の時代消費できる容量以上のデータベースが溢れているから。 「大きな物語」とはなんぞやと言えば、「根底に流れるもの」っていう言い方が伝わりやすいのかな。 今回の大河ドラマを例に出すと、「幕末」という時代に支えられた「新撰組」という物語。 その逆のベクトルの「キャラ萌え」とはなんぞやと言えばもはや説明不要の感もあるけど、キャラクター(登場人物)の要素に萌えること。 例えばネコ耳萌え、とかメガネ娘萌え、とかフェチに近い感覚。 今回のドラマはそこまで要素萌えじゃないとは思うけど、「大きな物語」よりも細部が全面に押し出されている感があるからなぁ(その細部に「三谷らしい笑い」も含まれていると思う)。 本来「大きな物語」になるはずの「新撰組」自体が最近「萌え要素」の一部として扱われている風潮があるし。 今回のドラマで「萌え要素」となっているもの、(「キャラ萌え」の燃料となっているもの)はまさにこの日記の冒頭であたしが「萌え。萌え」言ってた部分です。 「データベース消費」とはなんぞや、と言えば、「萌え要素」を消費すること(=「キャラ萌え」)ですな。つまりあたしのしていることです。「萌え要素」をひとつの「大きな物語」として捉えるのでなく、たくさんあり細分化されており、データベース化されている、と捉えるわけです。
以上、「新撰組!」を社会学っぽく語る(飽くまでも「っぽく」ね)。
この文章が理解できなくて、でも理解したいかもという奇特な方は この本を参照。 「オタク」を社会学的に見たなかなかユニークな一冊。 サブカルチャーを扱う社会学に興味あるひとにはおすすめ。 ギャルゲーや二次創作を社会学的に見る冒険心に溢れた著作です。 上のあたしの文章は手元でこれを参照しながら書いたわけじゃないので、細部で間違いがあってもご愛嬌ということで。
この本のこういう論理でガンダムファンでアンチSEEDの友人(男2人)に「ガンダムは大きな物語であって欲しかったんだよね。SEEDみたいなキャラ萌えのデータベース消費はしたくないんだよね」と言ったら「よくわかってるねぇ」と頷きながら感心されてしまいました。ガンダムまともに見たことないのに。
「新撰組!」を見た後は、「行列のできる法律相談所」を見てました。 弁護士先生の恋愛スペシャルにひかれて。 あの弁護士先生方も、すごいキャラクターの濃いのを引っ張ってこれたよなぁ、と思う。 あっぱれ日テレ。 見れば見るほど北村弁護士が好きです。いや、みんな好きだけど。 住田弁護士の若い頃の写真を見ていろいろ考えた。 あんなきれいでかわいいこも年をとればおばさんになるんだなぁ、と(失礼だな)。 あんなかわいいひとでも、普通のおばさんになってしまうのだから、あたしももっと気をつけて生活しよう、食生活とか(ほんとに失礼だな)。 恋愛を勉強の原動力にした、というエピソードはまじめにいろいろ考えさせられた。 あたしは、恋愛を勉強の原動力にできない人間(というか努力が足りない)だなぁ、と。むしろ免罪符にしてしまいがち。 こないだおにいちゃんに「俺と別れた所為で勉強に支障が出たりしてない?」と言われて「全然。だって、そんなのかっこ悪いじゃん」って返したら、すこし絶句して「ジロウ(おにいちゃんの幼馴染)と同じこと言うんだね」と言われてしまった。 ほんとにそんなのかっこ悪いと思うんだけど、あたしの場合、そのための努力が長続きしないんだよね。 その時点じゃ全然支障が出てなかったけど、ここ数日またものすごいモチベーション下がってる。別に別れた所為じゃないかもしれないが(むしろその可能性が高いが)。 あー。あと橋下弁護士のVを見ながら、気障な台詞は他人事なら見ていて「さむっ」と思うが、実際自分が言われたらその雰囲気に酔っちゃうだろうなぁ、と。昔、言われた(つーか書かれた)ときは「さむっ」と思ったけど、実はそういうの好きだろうな、自分(前科もあるし・死)。
つーか、バラエティ見ていろいろ考える自分が嫌。
昨日は、「恋のから騒ぎ」をドラマとセットで久しぶりに見てたけど。 「別れたんだから、恋からにでも出てネタにしてやろうかしら」とか思っちゃった。 けど、そんなに語るほどに恋愛経験が豊富なわけでも、ネタに溢れた恋愛をしたわけでもないしな。 「KERA!」に出てるコが出ていてびっくりした。
テレビ見てなごんでる暇ないんですけどね。 明日はまた撮影の手伝いに行ってきます。 こないだとは別の映画の。 女子高生役をやるそう。うふふん。
あー。それにしてもヲタクくさい日記だ。特に前半。萌え萌え言うなよ、自分。
アリスたちの夢を見た。
もう会えないかもしれない彼女たち。 でも、失いたくない。 ずっと繋がっていたい。
あたしは、人間関係への依存度が高すぎるなぁ。
短期間集中で苦楽を共にした仲間、に弱い。 というか、そういうひとたちに対し、世間一般と比較して、依存度が高い。 生涯大切にしたい、すごく大事な仲間に思ってしまう。 実習仲間とか、一緒に免許を取ったさやちゃんとか。 現実は、短時間の密度の濃い関係はまさに「熱しやすく冷めやすい」事態となってしまうのだけど。
アリスたちも、そう。 今、どこにいるんだろうか。 まだ東京にいるのかな。 何をしているかもわからない。 元気でいてほしい。 笑っていてほしい。 メィルをしたけれど、返信をくれたのはひとりだった。 でも、誰かと繋がっている限り、いつかまた会えると思いたい。 それに、エラーで返ってきたりはしなかったから。 返事がなくてもきっと、あたしの思いだけは伝わっているはず。
また会いたいよ。 おいしいものを食べながら、素敵なものの話をしよう。 みんなでめいっぱいお洒落して、夢の国へ遊びに行こう。
いつか、実現できるって信じてる。
朝からサークルの手伝いに行ってきましたよー。
数日前は「朝11時集合」と言われて「はやっ」と言い返したら、「これでもあんたのことを考えて少し遅くしてやったんだよ!」と言われてしまいました。 でも、ここ最近午前中に起きれたことがないんだよう。
しかし、昨日来たメィルには「朝10時集合」と。更に早くなってるやん。
でも、どうせあたしのことだから1時間遅れてくるだろうと思ってわざと1時間早い時刻を知らせてるんだと勝手に解釈して11時30分頃到着(1時間以上遅れてますが)。 案の定、10時に来ることは期待されていなかったらしいが、活動は10時から始まっていた模様。
女性2人と男性3人にメイクを施すのが本日のあたくしのお仕事。 別にあたしじゃなくても、女の子なら誰でもできるんじゃないかなー、とか思いつつも、あたしにできることは極端に少ないのでありがたくやらせてもらいます。 今回は「阿修羅」をイメージしたメイク。 と言ってもメイクを考えるのも男性の、メイクには素人の監督のマ○なので、いたって、単純なことしかしないのだけれど。 真っ赤なドーランで隈取り。 女の子には以前の撮影でもメイクしたことがあるからいいけど、男のひとにメイクするのは初めてよ(まぁ、プライヴェートではそうでもないが・笑)。 しかも、男性陣の衣装が上半身裸で腰から巻いた布のみ、という半裸な状態で。 他人様にメイクするときは、手が震えるのでお顔とか首とか触らせてもらわないとできないのよね。 しかし、メイクし終えてみるとマ○のラフなデザインと役者さんのお顔がそれぞれ見事にマッチしてびっくり。 やっぱ、これも才能か……。
しかし、やっぱ男。 メイクに関しては準備が足りなかったわね。 いきなり「真っ赤な口紅持ってる?」とか。 自分で用意しときなさいよ、それくらい。 メイク落とすときのタオルのこととかも考えてなかったし。 つーか、あたしにメイクさせるんならそれくらいの相談はしてほしいもんだ。 信頼がないなぁ、全く。
撮影が終了して、片付けに入って、その片付けも一段落したとき。 「じゃ、今日はこれから瞳冴の誕生日おめでとう映像を撮るから?」 「は!?」 「瞳冴はここに座って、阿修羅のみなさんがやってきて、金の紙吹雪を散らしながら踊って、無理やり瞳冴に王冠つけて、最後にケーキのクリーム、顔につけて」 「は!?」
……と、いうわけで金色紙吹雪の中踊る阿修羅のみなさんにケーキのクリームを顔に付けられました。 最後にカメラに向かって一言。「愛媛に帰りたい」と言わされました。 わけわかんないよ!
えーと、でも、久しぶりにケェキに立った蝋燭の火を消す、という行為をさせてもらいました。 ケェキとシャンメリーでお祝いしてもらえました。 こんなにまともに「お誕生日会」っぽくやってもらえるとは思ってもいなかったので、嬉しかったです。 ありがとう、みんな。
予想通りサプライズがありました。 でも、予想してたからサプライズじゃないのかな? それでも、やっぱり、あたしにとっては充分なサプライズでした。
そんなわけで22歳になりました。
……と言っても何故かあたしは2004年になった途端に21歳じゃなく、22歳のような気がして。
「22歳の別れ」という懐メロを、聞いたことはない(ことはないと思うけれど曲とタイトルが一致しない)けれど、ずっとそのタイトルが頭にこびりついていて。 ずっと「なごり雪」や「いちご白書をもう一度」みたいな曲なんだろうな、と思っていた。
「22歳の別れ」 大学を卒業して、社会人になる。 モラトリアムに終わりを告げることで訪れる別れは一体何なのだろう。
その別れが怖くて、モラトリアムの終わりを無理やり回避させようとしている。
何を失わなければならないのだ。 今ある何も失いたくないのに。
……とか思っていたけれど、別れは予期せぬ別方向からやってきましたがね。 まぁ、そんな別れはきっと「22歳の別れ」ではないけれどね、きっと。
どうでもいいけど、何でこの数年誕生日はバイオリズムが下がるんだ。 18のときからずっと。 誕生日はいつも淋しくて苦しくて憂鬱。 去年は、実習中で、しかも山場でそんなこと感じる暇なかったけど。別の意味では憂鬱だったけど。 今年もまた淋しくて、苦しくて、憂鬱。悲しい。
0時になったとたんにおめでとうメィルがやってきましたよ。 愛するちはるおねえさまから。 相変わらずマメだなぁ、さすが。 お礼と同時に別れたことをお話する。 ちはるおねえさまの恋人はおにいちゃんの幼馴染なので、彼にも伝わってしまうでしょうな。
リルちとかmakonちゃんとか、父とか母とか弟とか、大学の友人のまみことかかなことかからおめでとうメィルをもらいました。ありがとう。 朱瑠さんからは、朱瑠さんの日記上でおめでとうをもらいました。ありがとう。
いつも誕生日はなるべく母からもらったものを身につけようとこころがけています。 大学1年のときは、バーバリーのバッグ。 2年のときは、ピンクサファイアのネックレス。 3年のときは、教育実習中だったのでスーツのインナーのブラウス。 今年は夏にもらったロングスカートとUZUの新作ネックレス。雪の結晶型とアローのチャームの。 そういえば、いつも服装も気を使って入れのだけれど。 1年のときは、セーラー服(笑)。 2年のときは、その直前に買ったOLIVE des OLIVEの赤タータンのロングスカート。 3年のときは、スーツだけど。 今年は、気候も安定しないし、もうずっとお洋服を買ってないので、母のくれたスカートに合わせました。 なんだかいつもとテイストが違って、大人っぽい恰好だったので、社会人になったら毎日こんな恰好か、と思えば軽く鬱になりました。 いや、母がくれたスカートが気に入らないわけじゃないけど、やっぱりあたしにはあたしの好きなテイストってものがあるのよ。
おにいちゃんは、夜まで何の連絡もくれませんでした。 就活に行ってるのは知ってたけど、メィルの一通くらいくれたっていいのに。
夜、連絡をもらってからステーキ食べに行って、ゲーセンでにゃんこをキャッチして、うちに帰ってこないだの土曜日の「僕と彼女と彼女の生きる道」のビデオ録画を見ました。 凛ちゃん、かわいい。あんな娘がほしいぜ。 内容的にはほぼ総集編で凛ちゃんプロモーションのようになっていたので、ちょっと不満足。 UFOキャッチャーでキャッチしたにゃんこが誕生日プレゼントになるのかしら。 うーん、別れた、から、多くは望むべきじゃないんだけど、ね。 てゆーか、やっぱり別れてるんだなぁ。さびし。
サークルの後輩からメィルが来て、明日の撮影について。 朝10時集合はかなりきつい。 「明日の誕生会は……主役なのでおめかしして……」 誕生会ちゃうやろ。 撮影に行くのにおめかしはして行かないよ。ジーパンで行きますって。
なんだか明日はサプライズがありそうな予感。
2004年09月21日(火) |
またしても誘いが断れない。 |
だめだめなあたし。
昨日から願書の出願が始まっていますが、出願もできていないのにしっかり誘いには乗る。 昨日の夜、家に帰ってきた途端にかかってきたサークルの後輩・変態マ○からの電話。 「もしもし?今そこに旦那くんはいらっしゃいますか?」 とか言われるので、こないだ土曜日に呑んだ面子からもう別れたことがばれたのかと思ったよ。あは。 で、4人で呑んでいるというので行ってみて、「旦那とは別れたよ」と言ったら、なんか大騒ぎ。 「今すぐ旦那くんを呼べ」だの。 「よしわかった、俺がこれから旦那くんと話してくる」だの。 なんで鞄持って立ち上がられなきゃいけないんですか、あたしとおにいちゃんが別れたことで。 「別に別れたけど、仲良しだから大騒ぎすることじゃないよ」と言ったら、「じゃぁ、いいや」って。あっさり。 「おまえと旦那くんが音信不通になって、もう二度と俺たちも会えなくなるのが悲しかっただけ」とか言われるし。 なんであたしよりおにいちゃんのことが好きなんだろう、サークルのやつらは。 「ところで、旦那くんと別れたらあなたのアイデンティティはどうなるんですか?」とマ○発言。 なんであたしのアイデンティティが男ごときに左右されなきゃいけないんだ。
とりあえず、みんな大好きらしい、あたしのおにいちゃんのことが。 よくわからん。サークル部員でもないのに。
途中でじじばばに電話。 居酒屋のトイレから。 敬老の日、だったから。 あたしには何の影響も出ないと思っていた大叔母のことも、間接的にあたしのところにやってきた。 おじいちゃんが、いつも口数の少ないおじいちゃんが「元気でだけいてくれたらいい。お父さんやお母さんに言えないことも、おじいちゃんおばあちゃんには話してください」と言った。 そんなこと言われたの初めてで、びっくりしたり涙が出たり。 父方の祖父母はあたしの現在進行形をあまり知らない。大学受験のことも全部事後報告だったし(時代的な価値観の違いから余計な心配をかけたくなかったから)。 今もそう。 きっと、あたしが就職と進学で親と揉めていることなんて知らない。 なのに、その言葉が出てきた。 あたし、自暴自棄になれないや。 あたしが何か変なことになったらおじいちゃんおばあちゃんが死んじゃう。 自分の妹である大叔母を送らなければならないおじいちゃんの気持ち。 年齢の割に元気だったおじいちゃんが最近弱っているという。 親不孝は、間接的に祖父母不孝なんだということに愚かにも初めて気付いた。 ごめんね、おじいちゃんおばあちゃん。
母方のじじばばは強い。特にばば。 ばあさまは「いっぱい勉強して、早く戻りなさいね」と有無を言わさず言い切ったよ。 「いや、そのあたりは協議中ですので……」と言っても「早く戻るのが一番いいんじゃ」と言ってきかないし。 まぁ、その辺はじじばば世代の共通感覚なんだろうけど。どのじじばばもそうやって言うんだけど、情に訴えかけるわけでなくさばっと言い切っちゃうのは母さんの母さんだけだよ。強いよ。適わないよ。そりゃ、あの母の母だからな。 たぶん母方にはあたしの現在進行形はだだ漏れ。 そして、親族誰も味方になってくれないし。 あたしの言ってることは、そんなにおかしいのか。 よくわからんよ。
電話から戻って、席についたらうさぎ先輩から「どうしたの?脱力してるよ?」と言われた。 そりゃ、脱力しますって。
行きつけのバーに移動して、閉店まで呑んで(しかもそこにいない他の部員のキープボトルを使って・笑)。 なんだか近々、あたしもボトルを入れそうな予感だ。昨日はまきちゃんがボトル入れてたし。そのときはこっそりばれないように入れなければ。 帰ってきて願書用の証明写真を撮って。 気付けば21歳最後の写真となりました。 (写真日記参照)
今日ようやく願書を出願。 しかも夜、本局の時間外窓口で。 どこまで、だめなんだ、あたし。 まぁ、24日までに届けばいいので、余裕なんですけど。 これで一段落。でも、もう時間はない。 しかしながら、またまた誘いが断れなくて明後日は撮影の手伝いに行ってくるでしょう。 だめだめだめなあたし。 メイクスタッフで必要なんだって。舞台メイクみたいなのはしたことないっちゅーのに。 その後、存分に部室呑みで祝ってもらおうじゃないか。
21歳最後の日です。 これから食すのはレトルト牛丼。 わびしいですなぁ。 日付が変わる瞬間もひとりで過ごすことがわかりきっておりますよ。 ははは。少しだけ淋しい。 22という数字がとても痛いなぁ。 意味のある、数字だと思うから。
だめなあたし。
誘われたら断れない、ということに久々に気付いたよ。
あんまり遊んでいる場合じゃないのに、お酒呑みに行っちゃった。 酒乱ですから。 誘いの中でも酒の誘いが一番断れないね。
ふと、「誘いが断れない」あたしは、「頼み事も断れない」のだろうかとか思ったりした。 たぶん、断れないのかな。 でも、それ以前に頼まれることなんか滅多にないんだけどね。あはは。がっくり。 信用がない。 いや、ほんとないけど。信用の対価を持ってないけど。
そんなわけで、予備校終わってすぐにサークルの友達合流。 みんなで「誰も知らない」見てきたんだって。 良い映画だったって。 なんか、茫然としてたし、やたら「映像を作り出すこと」にこだわっていたなぁ。
あたしも「誰も知らない」見たい。見たい。 出願が終わったら見に行こうかな。誕生日にでも。 柳楽優弥くんの目頭が(以下自粛)。
実家から一足早い誕生日プレゼントが。 激愛ブランドUZUの新作ネックレスでした。 お礼の電話をかけたら、また就職の話をされました。げんなり。 院を受けることすらまだ現実として認められないらしい。うんざり。 一時は人生に対してものすごく自暴自棄になって、とりあえず死ぬか、とか思ってたけど、勉強していくうちに勉強おもしろいなぁ、と改めて感じていくので、自分の人生に対しても真面目になろうと思った矢先なのに。 院に行けなかったら、1年間就職浪人して教師になって、3年か5年したら現職教員特例使って院に行こうとか思っていたのに。 それがちょっと前までは口先だけのものだったけど、ようやくそれでもいいか、と思えたのに。 大叔母の様態がよくないらしい。もう父のことも誰だかわかってないって。 大叔母のご主人はもう亡くなっているし、子どももいないので、何かあったときは全部祖父が仕切らなきゃならない、とか言ってた。 物心ついてから初めての身内の死に直面しているんだ、あたし。 正直、実感ないけど。 大叔母か。 年齢的に、きっともう回復は難しいだろうな。長い間患っているし。 ならば、せめて。
不届きにも今まで愛する先生の著書をまともに読んだことがなかった。
ちゃんと読み込めば絶対卒論にも活きてくるだろうと思ったので、先生の代表著書を購入。
…………先生はやさしいけれど、ちゃんとした博士だということを少し失念していた。 なんか難解なんですけど。 ゼミで無知な学生を相手にするようには執筆してないわね、やっぱり。
と、いうことで最初の少しの部分を読んで一気に読むのは諦め、あとがきから読んじゃう。
「この本で言いたかったことはこういうことで……」 「そんなことを考えたきっかけはこうで……」 「今後はこういう研究をしていきたい」 と来て、 「出版に際して何人の方に謝意を記したい」 とありました。 そこで、先生の研究者仲間や今あたしも出てたりする大学の自主ゼミの名前や、出版社の編集者の名前が列挙されていまして。
最後に。
「最初の読者で、パートナーでもある○○○○(フルネーム)さん。執筆を途中放棄しなかったのは間違いなく彼女のおかげである」
と、来ましたよ。
嫉妬した。 むらむらと嫉妬した。 いや、めらめらか。 でも、めらめらというよりはむらむら。
何ですか、著書でのろけてるんですか、先生。 しかもやっぱり「妻」とか言わないし。「パートナー」って言ってるし。徹底してるし。
あぁ、なんか愛に満ち溢れてるなぁ。
そして先生の奥さんの名前を初めて知る。 思わずぐぐる(死)。 先生の奥さんも修士は持っているらしいので、どこかに論文でも転がってないかと思って(でも、よく考えたら普通修士のときは旧姓か)。 そしたら、出るわ出るわ。AV女優のページが。 同姓同名のAV女優がいるらしい。後は昔の女優(Bシネ級の)とかお医者さんが出てきました。 目当てのひとは見つけられず。
全くの憶測だけど先生の奥さんは先生の大学院時代の先輩とか同級生とか後輩か、先生の教え子のような気がする。
昔、友達が手を繋いで歩いているところ見たと言っていた。
いいなぁ。
……ていうかこんな不純な弟子でごめんなさい。先生。 やっぱストーカーっぽいし、あたし。
2004年09月16日(木) |
失恋なんかでへばってられない運命の日。 |
えぇ、失恋なんかでへばっている暇はありませんよ。
今日は運命の日ですから。
成 績 表 配 布 日 ! 4年生のみ(笑)。
ついでに後期初ゼミなんかもあったりして、健康的に学校行ったりしてましたよ。
前期で一緒にフランス語(必修)をとってたゼミのコとお互い慰めあったりして。
ゼミのコ 「あたし、卒業できないと思うの。フランス語が全然できなくて……」 あたし 「え?だってテストの日、さっさと提出して帰ったじゃん」 ゼミのコ 「うぅん。全然できなかったから、日本語で一生懸命フランスのよさを語って、最後に単位下さい、って書いて出しちゃったの」 あたし 「(すごい・笑!)いや、あたしも、全然できなかったから最後に先生にレポートでも何でも提出しますから救済してください、って頼んだよ。そしたら、0点じゃなければ落としたりしないよ、って言われた(笑)」 ゼミのコ 「じゃ、何とかなるかな??」 あたし 「何とかなるよ。あたし1問も正解してないかもしれないけど、書くだけ書いたからきっと部分点はあるよ」 ゼミのコ 「あたしも1問も正解してないかもしれない。。。」
…………こういうのがふたりして院を受けようというのだから、どうなんでしょうね。日本の高等教育。
ゼミ終了後に成績表受け取りに行きましたよ。 院試に必要な書類を先に自動発行機で取り出そうとして。 「成績証明書」と「卒業見込み証明書」をぽちっとな。 …………成績表受け取る前に成績わかっちゃうじゃん!! …………もし必修単位落としてたら卒業見込み証明書出てこないじゃん!! と、いうことに気付いたのはぽちっとな、した後でした。
はい、無事見込み証明書発行されました。 よ か っ た 。
その後成績表をもらって見たところ。 ほぼ計画通りに単位取れてました。 試験を受けたものは全部取れてたので、よかった(それが当たり前だ、普通は)。 最大の危険性を感じていたフランス語も無事温情のCがもらえ。(ありがとうH先生) 最大の危険性その2を感じていた医学+社会学系専門科目も温情のCがもらえ。(ありがとうA先生) 5000文字書かないと留年とか言ってた医学+発達科学+社会学系必修科目も何故かBがもらえ。(ありがとうA先生とO先生) ちょっと怠慢で切ってしまった単位は悔やまれるけど。 後は思ったより成績もよくほっとしました。
卒業、できそう。 と、やっと、自信を持って言えるよ。
卒業単位を修得したら、総単位数は卒業単位を余裕でオーバーしてくれるので、あんまり恥ずかしいことにはならずにすみそうです。 C多いけどね。
ゼミの時間ちょっと体調悪くなったんだけど、成績表見たら一気に元気になっちゃった。えへえへ。
そんなわけで、今のあたしは立ち止まって泣いている暇なんてないのですよ。 誰にも馬鹿にされたくないから、今頑張らなきゃいけないことを頑張りますよ。
>私信 そんなわけだから心配しないで大丈夫よ。 メィルもらったときも仲良く焼肉食べてたから(あんな時間なのに・笑)。 大丈夫。大丈夫。
あたしは。 恋は失ったけど、あのひとの何一つ失っていない。
だから、大丈夫。
だけど涙が出ちゃう。 だって女の子だもん。
2004年09月15日(水) |
22歳(目前)の別れ。 |
つきあっているひとと、わかれました。
以上。
以上、というほどには割り切れないけれど。 別れました。えぇ、別れましたとも。 これで形式上はひとりみです。フリーです。 でも、きっと何も変わらない。 別れても仲良しだし。 明日も50%の確立で一緒にご飯食べに行くし。 ずっと行きたくて行けてなかったねずみ王国も、横浜中華街も行くし。 誕生日も祝うし。 うちにお泊りにも来るって言ってるし。
でも、手を繋いだり、腕を組んだりして歩くことはできないかな。 でも、一緒に旅行は行けないかな。 もう、一緒にお風呂入ることもないかな。
「恋人」っていうのを解消して、「親友」とか「兄妹」とか、そんな感じにこの関係を続けていくのだ、当面は。
ほんとうは別れたくなんかなかったけど。 たぶん、もう一度好きになるために、別れたのだけど、別れちゃったらきっと、無理だよ。 元彼ともそんなことを言って別れた。 でも、元彼と別れたときと違うのは、あたしはおにいちゃんに対する恨みが全くないから。 きっと彼の望むようにこのあやふやでうやむやでなまあたたかい関係は続いていくのだろう。
とりあえず人前では泣きたくないな。 今この時期に別れるのはむしろよかったかも。勉強に専念できて。 あたしも、おにいちゃんも、もう少しひとりで生きていく強さを持った方がいいことは確かだし。
さて、勉強しよ。
2004年09月11日(土) |
あの日から、零の場所から連なる世界の片隅で。 |
この積み重ねが、歴史なのだ。 人間の、歴史なのだ。
あの日が特殊なわけではない。
あの日の前にも、あの日と同じような日々を重ねて、あの日に繋がったのだ。 そして、あの日以降も、世界は変質しつつ、あの日に繋がり、また同じ日を迎えているのだ。 世界中で。 今も。
3000余人の人間の、無数の塵芥があの場所に新しい大地を作る。 これからも。 ひとつの思惑が、世界に繋がって、世界は変わる。 3000余人の人間と愛し愛された無数の人間の無数の想いが重なって、また今日のこの日を迎える。
わたくしたちは。 あの日があったことを忘れてはならないし、あの日以前にも忘れてはならない日々があったことを。 これからも続いていくだろうことを。
この耐えられない重さを、蓄積しながらも歴史は折れることなく崩れることなく、ここまでやってきた。
そして否が応にもその重さに曲がりつつそびえたつ歴史を受け止めてしまったわたくしたちのために。
そして否が応にも歴史という断層の砂塵となった彼らの、そして明日のわたくしたちのために。
祈るのは彼らのためだ。 祈るのはわたくしのためだ。
世界は変わった。 世界は変わらない。 世界は止まらない。 世界は終わらない。 明日も明後日もまた続くのだ。
悪夢のようなあの日の続き。 悪夢のようなあの日よりも前のあの日の続き。 悪夢のようなあの日の続きのあの日の続き。
わたくしたちは、忘れない。 忘れられないから。 忘れてはいけないから。
3年目にして初めてあの日で泣いた。
自分のために。
今日は。 祈る。
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