妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2002年08月31日(土) |
『YASHA12』『多重人格探偵サイコ8』(漫)『鬱金の暁闇1』『花姫純情』(小) |
【吉田秋生 小学館フラワーコミックス】
フラワーコミックスはろくでもない少女漫画ばっかりでいい加減にしろと思うのですが、確かな名作も生み出されているのもまた事実で、まるっきり無視するわけにもいかないのです。
まあ、そんなことは置いておいて。
完結してしまいました。 誰も死なないで〜〜〜と無理な願いを胸に読み進めてました。 内容そのものよりも、シンの存在が否応無く『BANANAFISH』を思い出させられ、なんともいえない心持ちになるのです。
「おれはこいつは本物の天才だと思った男を一人だけ知っている」 のシンのセリフで、どうしようもない激情にかられ。 アッシューーっ!! 心はあっという間にニューヨークでした。
『BANANAFISH』とリンクしていなければ、この漫画そのものを面白いと思えたと思うのですが、何しろあの漫画の影響が大きすぎて、この漫画そのものを楽しむ余裕はないのでした。 ともあれ、途中ドラマ化しつつも完結して良かったです。それなりにハッピーエンドでしたし。 ここは重要です。
++++++++ 【原作:大塚英志 漫画:田島昭宇 角川書店】
私はもう、漫画版サイコの新刊はでないと勝手に思っていました。 おお。ちゃんと出たよ。 雨宮一彦だか、小林だか、西園だかわかららないけれど、とにかく死んでしまったよ。 人格が生きのびていれば死んでいないと言えるのか、そんな問題はどうでもいいのですが、容貌も含めての雨宮が好きだったので、ちょっとばかり切ないです。
この漫画に求めるのはあとはひたすら、完結だけはちゃんとさせてくれということだけ。 小説の方も…。
+++++++ 【前田珠子 集英社コバルト文庫】
ようやくに、本編最終話突入。 一体何年、番外編という名の本編を…。 全く音沙汰なしよりはずっといいですが。 闇主のギャラが高いらしい。 闇主が出ないとつまらない。今回たった一言。 2では大いにワガママ放題してもらいたいものです。
++++++++ 【真堂樹 集英社コバルト文庫】
よもや再び四龍島の話しが出るとは思いませんでした。 完結してから一年。 んー。びっくり。 本屋で見つけて、あとで買おーと思っていたら、それきりぱったり本屋で見かけなくて困りました。 そんなわけで、発売から二ヶ月近くも経ってしまった、と。
面白いと思うのですよ。重過ぎないこのノリというより、もっと上等なセリフのやり取りが。 飛とマクの会話、やり取りがいつも楽しく。 実際、この人たちってどこまで行ってんでしょうか。え?どこまでも。そうなんかー 私は案外、まだ何もないと思いますが。 綱渡りのような関係が楽しいんでしょうねぇ。性悪ご主人様は。
で、やはり一緒には住んでいないと。住んでいない方が艶っぽい関係で私は好きですが〜 玲泉の応援っぷりが可笑しいです。え、いいの?大切な飛が性悪のとこに行っちゃっても?
あ、今回は孫の話か。 微笑ましいですね。 もう、孫ったら〜(どうやら最後の方のことを言っているらしい)
観光ガイドに沿って、私も白龍市を観て回りたいものです。 美形の宝庫〜vv勿論、こっそりと夜の大龍廟で二人の姿を探すのです。 また、番外編が出るのを楽しみにしております。
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