妄言読書日記
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2002年11月16日(土) 『日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象』(他)

【上田次郎 学習研究社】

あの、「どんと来い、超常現象」を本当に本屋で見る日がこようとは。
噂通り、ツッコミどころ満載。

とにかく字がでかい。
総ゴシック、太字で読み易いというか、頭悪そうというか。
扉表題なんて、「日本科学技術大学教授上田次郎の」ページめくって次、「どんと来い、超常現象」と、2ページ使ってる。
視覚効果満点の書物です。
ついでに、上田次郎の幼少の頃の写真、果ては若かりし阿部ちゃん上田次郎のテニス姿まで(これはドラマ中に上田の部屋に拡大写真が貼ってあったような気がしないでもない)。

今までの「トリック」総集編めいた本です。
注意書きとして「本書は、日本科学技術大学から発売された(はずの)学術書「どんと来い、超常現象」および「どんと来い、超常現象2〜黒門島ひょーりゅーき」を一般書籍用に再編集した物です。」と芸が細かい。
いや、芸じゃなくて上田センセの御本なのですよ。これは。
正真正銘。

しかし、読めば読むほど上田次郎、どうにもならない男。
S気質があったんだね・・・。奴は。
使われることの無い、SM道具はいつまで上田の部屋で眠り続けるのか。
山田奈緒子、大丈夫なのか?そんな奴の部屋に、しばらく置いてくれ、なんて言っちゃって。
一人ツイスターやら、一人ドンジャラに興じる、天才上田。知れば知るほどヤヴァイよ、この人・・・・と思わずにはいられない。
笑うを通り越して、戦慄もの。誰でもいいから、彼女作れって。
山田奈緒子は逃げた方が良い。

後半の、山田奈緒子インタビュー、矢部&石原コンビの会話盗聴記録、上田次郎への質問などは立ち読みでもしとけ。

この本、買う価値があるのかどうかはわからん。
上田次郎のばーんっという表紙に臆さないのなら、レジに持って行くのもよし。
私はうっかりいつもの癖で、「カバーいりますか?」「いりません」と答えて後悔。
ああ、これから地下鉄で読もうと思ったのに・・・。諦めました。さすがに。
でも、バスでは読みました。

上田ではなく、山田に印税が少しでもいくならいいんだけれど、行かないだろうな。
映画のラストで「印税少しくれ」「いやだ」という会話もあったことだし。

そんなTRICKの公式サイト。
http://www.trick-movie.com/
リンク貼るのが面倒くさかった。
フラッシュをダウンロードして行ってみよう。(ちくしょう。私のではバージョンが足りなかった・・・)



蒼子 |MAILHomePage

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