妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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【冲方丁 角川書店】
読むまでは暦を定めるということの重大さがいまいちぴんとこなかったのだけれど、とりあえず今は凄く大変、というくらいにまでは理解。 渋川春海という名はなんとなーく知ってるような・・・くらいの知識なのだけれど、なんとなくこんな人ではないような気がしてしまいました。 独自で調べたら、冲方解釈で合っていた、と思い直すかもしれないけれど。 春海よりも、周囲の人たちのほうが魅力的で、特に最初の北極出地の爺様二人がよかった。
歴史小説っぽくないところが受けているのだろうとは思うのだけれど、歴史小説に馴れてないという印象を受けました。 ところどころに史実の羅列のようになって、文章が練られていない、という風に。
まあ、でも、かなり地味な題材ながらなかなか感動です。
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