妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2010年09月13日(月) 『もうひとつの場所』『透明な沈黙』(他)

【野又穣 青幻舎】

画集。
架空の巨大な建造物、バベルの塔みたいなのや、マグリットの空中に浮かぶ城のような絵が並ぶ。
人はおらず、青空の下静謐にそびえていて、なんの建物なのかじっと眺めていたくなる。

個人的に、こういう建物を探索できるゲームあればいいのに、と思う。
ICOみたいな感じで。

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【訳者:鬼界彰夫 透明標本:冨田伊織 青志社】

最近、急にウィトゲンシュタインが気になりつつ、いきなり哲学書は読めないなぁと思っていたところに出てきた本。
透明標本も一度じっくり見たかったので大変ありがたい一冊。

主に日記からの引用が多いので、独り言めいたことばが多い。
もうちょっとアウトローなのかと思ったんだけれど、意外と善良。

標本は哺乳類はやっぱりうわーという感じになるが、魚や爬虫類はきれい。



蒼子 |MAILHomePage

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