妄言読書日記
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2010年11月22日(月) 『鋼の錬金術師 27』(漫)

【荒川弘 スクエア・エニックスガンガンコミックス】

ついについに最終巻で。
当然のことながらネタバレ満載でいかせていただきます。
読了すぐなのでまだちょっと未消化な部分もありますが…。

好きな漫画や小説のラストはいつでもどきどきの心持で待ってますが、もちろん今回も。
どきどきの主な理由は残念ながら、ちゃんと納得のラストになるのだろうか、というネガティブな理由なのですがさて今回。
物語の目的が非常にシンプルでわかりやすいだけに、まあ、身体戻ってくるんだろうと楽観視してただけに途中はらはら。
戻ってこないなんてことはあり得ないと思いつつも、やっぱりがらんどうのアルを見るとどきどきはらはらで、悲しくもあり。

しかしアルは気づいたんでしょうかね。真理そのものに交換価値があることに。
だからこそ自分から向こう側に行ったんだと。
いやほんと、アル戻ってきてよかったなぁ。思った以上に生身のアルに感動が。

ホーエンハイムに関してはずーっと死ぬとしか思えないポジションだったので、死ぬんだろうなぁとは思っていたのだけれど、やっぱり死んじゃうとなると悲しい。
1年くらい兄弟と暮らしてくれても良かったのになぁ・・・。

なんだかんだノーリスクで真理を見ちゃった大佐って得してないか?
あの流れだと視力も戻るようだし。

ハガレンに関してずーっと実は、「等価交換」という言葉がどうも好きになれなくて、うーんと思っていたのですが、今回荒川先生はやっぱりさすがだな、と。
「10もらったら11渡す」っていうのが大変うれしくて読んできてよかったなぁ。
やっぱり兄弟は偉いなぁと。

錬金術を使えなくなった兄さんはやっぱり軍は辞めたのかなーと思いつつ、兄弟それぞれの道を歩むのだね。

荒川先生お疲れ様でした。そしてありがとうございます。



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