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沙夜



 満天の星空...2

ふと目が覚めた。
あれからどれくらいの時間が経ったのだろう。


目を凝らし時計を見ると、午前4時を少し過ぎた所だった。
もう一度星が見たくなって、今度はひとりベッドを抜け出し
再びテラスへ出てみた。


3時の時より風が強く、森の木々がざわざわと音を立てて揺れている。
寒さに震えながら夜空を見上げれば、星の美しさにため息が出る。


空を凝視していたら、3時には見えなかったものが見えてきた。
ぼんやり白くて、雲のようなもの。
でもよく見るとそれは、おびただしい小さな星の集まりだ。


(あれは・・・もしかしたら天の川!?
 なんて綺麗。
 じっと見つめていると、吸い込まれそう…
 宇宙にはこんなにもたくさんの星があるんだ…)



あまりの星の数に圧倒され、恐怖さえ感じる。


しばらくすると、風の冷たさにぞくぞくしてきた。
これ以上は限界だと慌ててベッドに戻ったが…


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その後は・・・・・(泣)


『あまり幸せ過ぎると怖くなる。
 だから今回は、星空はお預けにした方がいいのかな』


などと私が書いたものだから、神様は星空を見せてくれる代わりに
幸せ過ぎて怖くならないよう不幸せもセットにして
バランスをとってくれたのかしら。


翌朝 彼に、天の川らしきものが見えたと報告した。


春でも明け方だと、夏の星座が見えるからね。それは天の川だと思うよ。

へ〜〜〜っ、そうなんだぁ。(感心)

いいなぁ、ひとりだけ見て。
僕も一緒に天の川見たかったなぁ。



ごめんね。私だけ見ちゃって。
今度は一緒に、暖かい所で、砂浜に寝転がって見よっか?(笑)


2003年04月16日(水)
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