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2002年06月09日(日) ホームの勝利

メキシコvsエクアドルの中南米対決はメキシコが2−1で勝利。メキシコは、スピードあり技術は高く守備は安定しているといった具合で、なかなかのチームだった。なかで9番のボルゲッティが光った。ゴールを決めたが、後半30分で途中交代。最後まで見たかった選手である。
一方のエクアドルは初出場ということもあり、経験不足なのか、実力を発揮できなかったように思う。FWにいい選手がいた(が名前を覚えられなかった)。
このグループ、メキシコが一歩抜け出した。さあ、次は日本対ロシアである。
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日本が勝った。歴史的な勝利である。といっても、この勝利はホームならではのものといえる。つきもあったし、判定も有利だった。
勝利の分析をしよう。まず審判がドイツ人だったことだ。ドイツの審判だと聞いて不思議な安堵感があった。ドイツはロシアが嫌いである。ドイツ人はロシアより日本のサッカーのスタイルのほうが好みである。南米の審判のような独善性もない。ホーム優位の笛は欧州のお約束である。
二番目は、ロシアの弱点は精神力だといわれていたが、そのとおりだったことだ。ロシアの若いFWは大歓声の前に萎縮して、力を出し切れなかった。決定的なシュートを外したりもした。
三番目は、ロシアのパス中心の戦略が体格に劣る日本には脅威ではないことだ。ロシアがパワープレーに転じていたら、わからなかった。
最後に、モストボイの欠場も日本優位に働いた。カルピン〜モストボイのセルタコンビが健在だったら、ロシアの攻めはあんなに右(日本の左)に偏ることはなかっただろう。日本が左を固めたことが勝因の1つである。
いろいろあるけど、「ホームの力」が一番である。


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