人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2003年01月15日(水) できちゃった?作っちゃった?

どちらにしろ、ある意味あうと。

先日、同僚と昼食中、妊娠・産休・出産・育休について話していた。
何故そんな話題になったかというと、その日の午前中に、「仕事の都合上、今妊娠して夏に産まなくっちゃいけなかったんです」という働く妊婦さんが母子健康手帳をもらいに来たからだ。

妊娠したいときに妊娠できて、出産したいときに出産できる人って、どれくらいいると思いますかい?精子と卵子が出会わなければもうその性交は、妊娠を目的としていたらまったく意味のないものになるわけだし、無事出会っても子宮内で着床できずに流れることだってある。さらには、着床したからって、40週ぴったりで生まれるとは限らず、早期破水起こして25週とかで産んじゃうことだってあるわけだ。それに、残念なことに、妊娠断念と言う状況だって起こることもある。

ちょっと考えただけでも、妊娠するだけでも難しく、さらには出産までもを予測して動くっていうのはだいぶ難しそう。医療従事者というか、知識がある人たちにだって至難の業だ。運もあるだろうし。
それに、産婦人科医だって助産師だって保健師だって、避妊について人様に指導する立場の人だって、避妊失敗してるサンプル多数いるもの。いきなりできちゃったってこと、普通にあるもの。やっぱそれは人間だから。

なもんで、実は私もまたやっちまって。年末年始、曜日感覚を喪失した昼夜ちょっと逆転気味の生活の中、ピルの飲み忘れが発生していたよう。数えてみたら、1日分見事にずれていた。おかしい。
いやん、生理予定日までドキドキものだね。
避妊失敗することも考えてセックスしろと思うけれども、妊娠目的だけじゃないセックスがあることは身をもって知っているからこそ、何度妊娠の恐れを抱いてもやめられないわけだし。困ったもんだ。

でもね、今私、子ども出来てたら、どうすると思う? いや、人に聞いたってねえ・・・どうするのかなあ、自分。
私、もともと片方の卵巣がちょっと調子悪い女だ。放っといたら、排卵のある生理なんて8ヶ月以上来ない。子宮内膜症も患ってて、着床もしにくいだろうなあと思う。
そんな私なので、妊娠していたら、それこそ奇跡的。大事な生命。
けど、私、仕事楽しいんだよね。悩むことも泣くことも多いけど、やめられない。やめたくない。彼の地に我が就職先があればまだいいけど、正職員の募集がないことを知っているからここにいたいと強く思う。彼は年齢的にもう、今の会社をよほどのことがない限り辞められないだろう。そうだ、遠距離結婚はどうじゃろか? ・・・彼が許してくれそうにないな。
産む産まない、正直なところ、リスク覚悟で堕胎する選択肢まで今は頭をよぎる。でも、次はないかもしれないんだよね。

「できてうれしい」と心底笑えるひとたちが、今はひどくうらやましいと思う。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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