15's eyes
- 2003年04月17日(木) いまどきのおうちのひと
きょうも仕事のはなし。
もうすぐ保護者会なので、今日は学年の先生とその打ち合わせ。
主任の先生は、
「やっぱり低学年の親だからね。おうちの人も教育していくつもりで、
話していったほうがいいな。」と言った。
あー
ほんとうに言いたいことはやまほどあるんだけどさ。
本当にこちらからしてみれば、
考えられないような苦情をよせたり
対応をとられることが多すぎる…
いや、
世の中的にみれば教師だって世間離れしてるって
言われるんだろうけどさ。
でも、書かせていただこう。
子育てに関しては世間離れしてる人多いと思うよ。
自分が小学生のころを思い出してみてほしいものだよ。
クラスにあばれんぼうがいても、
友達とちょとしたけんかをしても
忘れ物をしても、
先生のおたよりに書き忘れがあっても、
嫌いな給食が出ても、
昔はいちいち親が介入しなくても、
なんとか、なんとかみんな大人になって
生きのびてこられた人が多いじゃないか。
ぜんぶおうちの人がやってあげてたり、解決してたら、
子どもが自分自身で解決したり、乗り越える力がつかないじゃないか。
生死や、登校拒否になるくらいのもめ事であれば別だけれど、
重箱の隅をつつくような苦情には本当に勘弁して欲しい。
子どもの言ったことにいちいちとらわれすぎずに、
もっと大局的なものの見方ができないものなのかな〜
お母さんが自分の子の言ったことを全部真に受けて
不安に思ってたり怒り狂ってたら、
子どもに影響あたえるんだってことに気づかないんだろうか?
きっとそれは私が自分のクラスのおうちの人に
啓蒙していく必要があるんだろうけど。
でもね。
私にはちょっと自信がない。
かなり克服されてきているけれど、
年上が多い保護者の皆様にもの申すのはなかなか勇気がいることだ。
特に子どものことだけじゃなくて親への意見だなんて…
自分はまだ子育てを経験していないしね。
「給料もらってるプロなんだから、言うんだよ。」
といくら先輩から言われたって、
やっぱりちょっとなぁ…
ひるみそうだ。
今までもやってきたし、これからもやるしかないけどさ。
はぁ…
ちょっとストレスたまりちゅう。
時期的に仕方ないんだけど。
すべての保護者の不満は「おうちの人は、自分の子が一番だから仕方がない。」
という結論で浄化させていくしかないんだけど。
公務員は全体の奉仕者だからね。
教師もそうだ。
どんなにありえないズレた苦情の電話にもまずは不行き届きを謝り、
意図や状況をとりあえずなっとくしてもらえるまで
くどくどとくどくどと説明しなきゃいけないとき、
教師ってホントにサービス業だなと、私は思う。