15's eyes
- 2003年06月04日(水) 彼からのメール
わたしのかわいがっていた生き物が死んだ。
これは彼がくれた生き物だった。
私のたからものだった。
なんだか、
彼と私がつながっている1本の線がぷちっときれたみたいな
感じがした。
悲しくて悲しくて。
私はそのことをメールで彼に伝えた。
彼はいろいろな生き物を飼ったことがある人で、
生き物の死を受け止めることに対して、
私よりもずいぶんと大人だった。
私がしくしく泣いているのを想像したのか、
彼はすぐに返信してきたが、
その内容は、
「15は、もうじゅうぶんにかわいがったんだから、
いいんだよ。俺の1ぴきあげる。元気出せ。」
という、なんとも小学生が、
「大好きな給食のおかず1個あげるから泣くのやめろ」
みたいなレベルの内容だった。
まったくこれが27の女と31の男の会話ですかね…
でも、
それでも、
その内容にまたしても感涙した私。
呆れてもらって結構だ。
嬉しかったの。
とっても。
このひとは。
どうして自分がかわいがってる2匹しかいない生き物を
いともかんたんに私にくれてやろうとするんだろ。
結局既に春先に二人でその生き物の卵は捕獲してあったので、
私は彼からはもらわずに今自分が飼っている
卵からかえったちび生き物をかわいがっていくと話した。
そして、彼に、
「いつも励ましてもらってばかりだね。感謝。」
と返信した。
ホントに。
いつもいつも困らせて。
いつもいつもしてもらってばかりのわたし。
でも嫌な顔ひとつせずに
元気づけてくれるあの人。
彼からその後眠る前にすぐに返事がきた。
「いえいえ。俺もいつも15から元気もらってるから。」
と書いてあった。
ホントにホントにー?
ホントに私、元気あげてるの?
うれしいなうれしいな。
そう思ってくれてるなんてうれしいな。
ちょっと元気になったよ。