15's eyes
- 2003年08月09日(土) 友達探しの旅
レポートができたんですけどねぇ
今日追加で再び5本書くことになりやがった。
なんでぇ?
どうやらこの前のレポは講義をまじめにきいたかどうか
を確認するためのレポだったらしい。
質は前回同様。
平気で何千字とか指定してくるなんてひどいわひどいわ。
こうなったら少しでも記憶のかけらが残ってるうちに
さっさと書き上げるしかない…
これから書きはじめよう。
ところで。
この夏休み中に3月に出した卒業生が遊びに来た。
「先生んちに遊びにいきたーい」という言葉は、
受け持っていたときからよく聞いていたんだけど、
「卒業したらねー」と常日頃から言ってたので、
卒業した年の夏休みに彼女たちは早速やってきた。
私も環境になれるまでに時間が
かかるたちなものだから、
正直言うと、今受け持っている子ども達よりも
彼女たちの方がずっとずっと話しやすい。
だって2年もの間毎日一緒にいたのだから。
せっかくきたんだからと
お菓子づくりをしながらいろいろ話したんだけども
4月からそれぞれ新しい環境に飛び込んだ彼女たちにも
複雑な悩みはあるようで。
それが青春というものかもな〜と
ちょっとだけ年寄りの意見としてぼんやりと
思った。
でも、彼女たちの悩みみたいなものは、
きっとずっと私の年になっても、
いや、それより年をとったとしても
続くんじゃないのか?
と思ったりもした。
「そんな悩みはこれからずっとつづくわよ。」
そういうときっと彼女たちは
「まじかよぅ生きる自信ない」
とまで言いかねないので黙っていたけど。
その悩みとは「友達」
きっとある年齢から友達っていう存在は
誰にとってもかけがえのないもの。
友達なんていらないわ
と言い張るヤツに限って「友達」という関係を
意識してるんじゃない?
「ホントの友達」
を彼女たちは探してる。
それは、今日遊びにきた彼女たちは、
「今考えた中で一番のホントの友達同士」
なんだろうけど、
悲しいかな、今生活しているフィールドが違う。
こどもというのは、やはり
毎日を過ごす学校に、しかも同じクラスに
「ホントの友達」がいてほしいと思ってる。
ホントの友達とは?
うーん
彼女たちの会話をたどると
私が考えるに「価値観が似ていて心を許せる友達」らしい。
価値観が似てるという条件はきっと
これから大人になるにつれてはずれていくかもしれないけど、
「心を許せる」という条件は、
きっと大人になってからも、
どんな人でも、
友達とは?と聞かれると
そう答える人が多いんじゃないかな?
なかなか今はそういう人、同じクラスにいないんだぁ…
彼女たちは嘆いていた。
そうだねー
心を許せる友達なんて、
何年かにいっぺん出会えるか出会えないか、かもね。
少なくてもサイコロの出る目の確率よりは低いだろう。
流れ星を見る確率か、
宝くじにあたる確率か…
大人でも友達ってなんだろうね
と考えることはあると思う。
私もそうだし。
ホントの友達は「会う頻度」ではないって思ってる。
たくさん会っていてもいつもうわべだけの会話じゃぁね。
なかなか会えなくても
メールだけでも
本音で話せるという人の方が大切。
それがホントの友達かなって思ってる。
まぁ、救いなのは今日来た子達がみんな
友達の数よりも質を求めていたことだったな。
未成年にして、それに気づいたあんたたちは
りっぱだわー
あせらず流されずに自分の本音が吐ける、
相手の本音が聞ける友達を探してくれるといいなぁ。
つらいことがあったら、
また、いつでもお菓子でも食べにおいで。