15's eyes
- 2003年12月07日(日) 終わった
早くも暦は12月…
今年1年は早かった。
まぁ、仕事一生懸命やったと思う。
たぶん、今までで一番働いた年だよ。
しかーし、公務員のボーナスは減る模様。
思えば新卒の頃が一番高かったような気もするんだけど…
あのころが一番社会に貢献できてなかった気がするんだけどなぁ…
おかしいなぁ…
ところで、研究授業の方は、無事に終わった。
総じて評価は良かったんだけど、
もちろん課題も見えてきた。
確かに私のクラスの子たちは、とてもよい子で、
とても私に忠実なのだ。
それは、自分が築いてきたものなんだから、
宝物を見せたといえばそれまで。
彼らはとりあえず、私のてのひらの上に転がっているようだ。
私も彼らのことを知っている。
授業中にどういう反応をするか。
そして、こういう発問を投げかけたら、
こういう反応を示すだろうと。
おおよそ見当がつくのだ。
授業がエンターティメントだとするのなら、
今回も驚きと葛藤の場面をもちろん設定した。
やっぱり私のそのセッティングに彼らは、
予想通り驚いて何かをみつけて、
授業の終末には、よろこびと納得の顔をみせた。
おおげさに言って、
彼らのほとんどは授業の中で感動した。
でも、一つ。
足りないことが。
私は一緒に感動したか?
そう問われれば、
唯一
シナリオがわかっている
私が感動したかと問われれば、
私は首を振るだろう。
うん。
自分が、悩みに悩み、
練りに練って生み出した発問通りに
反応したことは、
感動よ。
でもね。
それが新鮮な感動かと問われれば、
ちがうね。
おいしいと知ってるお菓子を食べた
「ああ、やっぱりうまい」と感じるあの瞬間に似ている。
うまいかどうかわからずして、口に入れ、
「あ!おいしい!!」
っていう感動じゃない。
私、
次に目指していくのは、そういう授業だと思った。