希に見る良い耳鼻科

4日ほど前から右耳がぼわーんとして気になって仕方がないので、
昨日耳鼻科へ行きました。
つまったような、ヘッドフォンで大きい音で長時間聞いていると、
外したときに変な音が聞こえる様な、あんな感じです。

受付時間ぎりぎりに行ったので、あたしが最後の受診者でした。
診察前のアンケートの様な物で症状を選択するのですが、
「耳がつまった感じがする」という項があったので、まさにそれだと丸をつけました。

診察。
私は物心ついてから耳鼻科へ行くのは初めてだったのですが、
そこの医師は物凄く早口でした。
どういうふうなのか、山に登ったときみたいな感じか、俺の声が響くか、
物凄い早口で聞いてきます。
私は情報処理能力が遅いのか、早口で喋られると何を言っているのか分からなくなります。
最初は理解しようとがんばって聞くのですが、次第に疲れてきて
いつの間にかワケも分からず適当にはい、はいと返事をしてしまっていて、
後から、あ、しまった!それは違う!声は響かない!!
よく考えてみたら山に登ったのともちょっと違う!
と、とりかえしのつかないことになってしまい、今更やっぱり違いますとも言えず、
どうしよう、どうしよう…と考えながらも診察は続きました。
聴力の検査をし、右鼻にガーゼの様な物を入れられて、取り出されて、
痛いけどがんばってねーと、妙な管を鼻の奥の方まで通されて、
痛いよ、痛いってばよ!と思っているうちにシュバッ!と空気を吹き込まれて、
耳がぺこんっと鳴り、どうだ、治ったかと聞かれました。
耳鼻科の恐ろしさに唖然としてしまったのと、なんとなく治った気がして、
あ、治りました。と言ってしまいました。

鼓膜が凹んでるから、空気を入れて元に戻せばいい。
と、親切に分かり易く図まで出して説明してくれたのですが、
鼻をつまんで耳に空気を送り込むという対処法も教えてくれたのですが、
口調も親切で非常に良い医者であることはよく分かるのですが、
早口で話についていけない!
分かったような分からないような面もちで、あ、はぁ、はい、と生返事をし
ありがとうございましたと、診察終了。

ケド、待合室に行って座っていたらまた耳がぼわーんとします。
看護婦さんが来てくれて、迎えに来た母に症状を伝えてくれました。
本当に良い耳鼻科です。
試しに鼻をつまんで耳に空気を送り込んでごらんと看護婦さんに言われ、
さっそく教えて貰った通りやってみました。
・・・・・治らない。
どうしよう、どうしよう。
「また治らなかったら来てください。」
「はい。ありがとうございました。(今です、今治りません!)」
心の叫びも虚しく診察代約2000円を受付で払い、大人しく帰宅しました。

・・・また行かなきゃいけないだろうけど、行きにくいなぁ・・・。
だけどこのままじゃ鬱陶しくて勉強集中できないし。
ううぅ・・・。
2001年12月14日(金)

にきにっき / にきーた