lucky seventh
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届かない、何か。
「笑っていて」
君はいつも微笑んでいた。
「笑っていて」
薄く、はじけそうな空気のマクに覆われて ワタシとキミの間には常に一線がヒカレテいた。 君はそれを無視して、微笑んでいた。
「遠く、離れてしまっても」
私と君の歩む道は別々で けれど、常にトナリドウシの平行線。
「君と共にいるから」
これは、永遠の別れじゃない。 分かっていたのに、 私の頬からはツメタイ滴がつたっていた。
「上手に笑ってみせるから」
私の言葉は上滑りで 君に届くことはなかったけれど 届かない、何かを二人見つけた気がした。
ナナナ
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