lucky seventh
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2002年04月12日(金) 諸刃

上滑りで、それでいて脆い言葉。



不思議で不可思議な思い、
おもちゃ箱がひっくり返された時のような願い、
私は知っていた。

知っている。
その思いの名を、
その思いの言葉の意味を、

「ごめんな」

何が言いたいの?

聞き返さてしてしまえればどんなに楽だっただろう。
だけど、私はその言葉を理解できないほど馬鹿でもなかった、
無論、それは彼も知っていること。
だから、彼は敢えてこんな言い方をしたんだろう。

「あっそう....」

これもきっと彼の予想通りだったのだろう。
私の答えに彼はすぐさま頷いた。

馬鹿みたいだ。

その言葉も
この言葉も

馬鹿みたいだ。



ココロと身体が離ればなれになった気がした。
ただ、私の目だけはココから離れて遠い世界を見ている。


ナナナ

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