lucky seventh
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2005年03月16日(水) あの日逃げだした私から、君へ。

自分の非力に泣くのは、もうやめたんだ。



















「久し振り。」

よくもまぁ、ぬけぬけと笑えるもんだと頭の端で考えた。
私は彼女の前から逃げ出したっていうのに、
そんな風に笑って挨拶できる自分に、神経の太さを感じる。

「元気してた?」




あの頃、自分の弱さに泣いた。
自分の言葉が彼女に上手く伝えられなくて、
伝われないことにもどかしさ感じて、どうしようもなく苛立った。

お年頃と言うやつだ。
悩み多き多感な時代。
そんな時代を共有していた。

その頃、私はまだ子供で、
子供なりに自分のスタンスとかスタイルとかあって、
それを押し付けあったりすることで自分の身を守ってきたように感じる。

相容れないならそのままでもよかったと気がついたのは後だった。
相容れないままでも付き合っていけると気がついたのも後だった。
そして、相容れないままのほうが分かることが多いんだと知った。




「私は元気だったよ。」

だからきっと、今は笑えるのかもしれない。
逃げ出した彼女の前で、あの日よりもたくさんのことを学んだ。
彼女の中ではあの日のままの逃げ出した私しか残ってないのかもしれない。
それでも、私は笑える。



ねぇ、君。
私は少しは成長したかな?
あの頃、私は何かをたくさん悩んで1人で息詰まって
1人で足掻いていたけど、今ならありのままに受け入れられそうなんだ。

遅いかな?

それでも、まだ間に合うのならば君の事教えてよ。






自分の非力に嘆くことはもうやめました。
私は自分の非力を笑って認めてやることにしてみました。


ナナナ

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