lucky seventh
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2005年05月24日(火) 多角形ロジック デコボコ

ファーストフードの一角、向かい合うようにして一組の男女が座っていた。
かたや黒髪パッツンの純日本少女、
かたや明るく脱色した髪に色眼鏡をかけた軟派そうな雰囲気の少年。
点も線もなさそうな二人の共通点は顔が妙に整っていることだった。


「実はなんか私、嫌われてるみたいで」
少女は唐突に。
ファーストフードの紙パックをストローでズーズーとすすりながら無表情で言った。

「それはやっぱ世の中、皆の太陽!輝く俺!!みたいには行かないわな〜」
それに対して、少年は笑顔で切り替えした。
恐ろしいまでのプラス思考、自己中心的な少年は俺様至上主義だった。

「うん。なんていうか君と話してると何もかも馬鹿らしくて、
 悩んでる自分がほんとーーーーっに、愚かしく思えるよ」
少女は紙パックのストローから口を離し、どこか視線を遠く
むしろ明後日方向を見ながら薄ら微笑いを浮かべながら言った。

「そーだろーそーだろー」

「いや、褒めてないから」

自信満々にふんぞり返る少年に向かって、少女はビシッと突っ込んだ。
どうやら二人の意思疎通はい今だ測れていないようで、会話は微妙にかみ合っていなかった。



ことの起こりは、一本の電話だった。


ナナナ

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