lucky seventh
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もはや そこにはもう、達成感も満足感もありはしない。 ただ、なし終えねばならない。 そんな使命感と強迫観念があるだけ…
革命 <零>
心なんて捨ててしまえればよかった。 けれど、心があるからこそこの世が尊いものなんだと思えた。
愛した思いも 憎んだ心も
今、思うとすべてが色鮮やかで もう失ってしまったものばかりだった。 ただ覚えているだけ、隣にいるだけで微笑める幸せ、 殺したいと、消えてしまいと叫んだ激情は、もう甦りはしない。 忘れるよりも残酷に、すべてを失った。
愛した思いも 憎んだ心も
ただ、覚えているだけ。
ただ、知っているだけ。
すべてを失い過ぎた。 ドウシテ 自分だけ失わなければナラナカッタ?
公開処刑
反逆者
架せられた名
それでいい
やっと、終わる。
伸ばされる手、
聞こえる叫び、 −ドウシテ?と、言う幼い声。
処刑台に向かって伸ばされる。 かつての仲間の生き残った仲間の、姿。 違う。 本当の意味での仲間は失ってしまった彼らだけ。 イラナイ。 彼ら以外は違う。 きっと、彼らは知らない。 軍主として讃えるあの子たちには分かりはしないだろう。 だから、夢だけをあげる。 この本心を知って、知らないで。 失望しないで、思う心に 失望する。自分の心。 見捨てないで、思う心に 見捨ててやる。自分の心。
二律背反 アンビバレント
口をただ吊り上げてあいつらを見る。 心も、誓いも、思いあげられないから、英雄としての自分を残して。
だけど、届かない。 すべてが届かない。
あぁ、きっと分からないだろう。
結局人は、自分以外の思いなんて分からない。 だって、自分の心でさえ分からないのだから…
愛した思いも 憎んだ心も
自分が自分をかたちどった始まりのあの日々も、 もうすべてが変わってしまった。失ってしまった。
ここにあるのは何だろう? 抜け殻となった骸だけ。 魂だけは もうずっと昔のあの日に添い遂げていた。
死んでしまっていたんだ。
ナナナ
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