lucky seventh
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2005年07月13日(水) ・革命・

もはや そこにはもう、達成感も満足感もありはしない。
ただ、なし終えねばならない。
そんな使命感と強迫観念があるだけ…
















革命 <零>










心なんて捨ててしまえればよかった。
けれど、心があるからこそこの世が尊いものなんだと思えた。

愛した思いも
憎んだ心も

今、思うとすべてが色鮮やかで
もう失ってしまったものばかりだった。
ただ覚えているだけ、隣にいるだけで微笑める幸せ、
殺したいと、消えてしまいと叫んだ激情は、もう甦りはしない。
忘れるよりも残酷に、すべてを失った。

愛した思いも
憎んだ心も


ただ、覚えているだけ。

ただ、知っているだけ。




すべてを失い過ぎた。
    ドウシテ 自分だけ失わなければナラナカッタ?










公開処刑

反逆者


架せられた名

それでいい


やっと、終わる。





伸ばされる手、

聞こえる叫び、  −ドウシテ?と、言う幼い声。



処刑台に向かって伸ばされる。
かつての仲間の生き残った仲間の、姿。
違う。
本当の意味での仲間は失ってしまった彼らだけ。
イラナイ。
彼ら以外は違う。
きっと、彼らは知らない。
軍主として讃えるあの子たちには分かりはしないだろう。
だから、夢だけをあげる。
この本心を知って、知らないで。
失望しないで、思う心に 失望する。自分の心。
見捨てないで、思う心に 見捨ててやる。自分の心。

二律背反 アンビバレント


口をただ吊り上げてあいつらを見る。
心も、誓いも、思いあげられないから、英雄としての自分を残して。



だけど、届かない。
すべてが届かない。


あぁ、きっと分からないだろう。




結局人は、自分以外の思いなんて分からない。
だって、自分の心でさえ分からないのだから…




愛した思いも
憎んだ心も

自分が自分をかたちどった始まりのあの日々も、
もうすべてが変わってしまった。失ってしまった。

ここにあるのは何だろう?
抜け殻となった骸だけ。
魂だけは もうずっと昔のあの日に添い遂げていた。

死んでしまっていたんだ。


ナナナ

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