走る、紅蓮（グレン）
伴なう、蒼炎（ソウエン）

この身に纏うは、変わらぬ君の思い出







きみはそこにいたんだね。

うん。

会いたかった。

私も。








きっとそれは別れに繋がる再会だとしても、
それでも、きっとこの先ずっと、きみがなくては生きて逝けなくて、
連なる思い出は、帰る場所を忘れた……僕らのよう。











「言いたかったことがあります

　それはとてもとても悲しい言（こと）だけど…」



「言わなくてはならないことがあります
　それはあの日にきみに伝え割（す）れ（すれ）た　つづき」







「しんでしまった」

＠

「思い出が？」




＠＠

「やくそくしたよね？」




























重なる。
声が
思いが

重くなる。
声が
心が









伝えたかった。

ほんとに？

うん、そうだね。












確かに、僕は恐れていた。

















やくそくだよ。

忘れてしまった、あの日の続きの先で会おう。

もう、にどとあえないとしても。

ナナナ

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