★ LIVE DIARY ★

2003年09月27日(土) THEE MICHELLE GUN ELEPHANT   @名古屋レインボ-ホ-ル

「 LAST HEAVEN TOUR 」

★ SET LISTはこちら ↓ ★
 http://ariaribluemoon.hp.infoseek.co.jp/tmgenagoya.htm/



ミッシェルのこのツアーが発表された時、ツアータイトルを聞いて
「まさかね」と思った。 思ったのに。
「まさか」が現実になったのは8月30日。  名古屋のミッシェル仲間・
まきちからのメールで知った。  『ミッシェル、解散だって!!』
元々、今回のツアーでは名古屋に行こうかと思っていた自分。  ラスト・
幕張メッセは遠いしでか過ぎるしで、名古屋だったら土曜だしまきちも一緒
だし。  だから大慌てでチケ取りに走り、名古屋は普通にぴあ電話予約で
GET、幕張はもうぴあに無かったのでいろんな人にメールしまくったら
チィやんの弟さんから余りを譲ってもらえることに。
そして9月1日に公式に解散が発表された。


それから約1ヶ月。  とうとう名古屋LIVEの日になった。
幕張のチケが最前列も狙えなくはないA2で、名古屋のチケはA8で
再後方のブロックだったことから、名古屋では盗聴もしてしっかり曲を
聴き、幕張では死ぬ気で前に行って暴れようと決心。
当日はお昼に新幹線に乗って15時頃名古屋到着。  まきちと合流後、
大阪から来た名古屋出身のこずえさんとも合流。
タワレコにちょっと寄ってから(名古屋出身のスキマスイッチがインストア
ライブをやっていた 笑)、会場のレインボーホールへ。
途中の電車の中は黒ずくめ・ドクロずくめで思わず「すごいね(笑)」
いろんな歴代のミッシェルTシャツを見かけて、まるで展示会のよう。
(自分もLEVISとのWネームの黒ドクロTだったけど 笑)
しかも到着したら、レインボーホールの周りもまさにその状況。
普段はミスチルやB‘Zクラスがライブをする会場とのことで、「レインボー
の周りにこんな黒ずくめの人たちが集まるなんて絶対初めてだって!」と
地元と元・地元の2人もびっくり!
しかしツアーグッズを購入し恒例・カンバッジガチャガチャに参加しようと
したら長蛇の列!!  距離にして約150mぐらい?
レインボーホールはスタンド席客用の2Fとアリーナ客用の1Fの2箇所で
グッズ販売されるということから両方見てみるも、どちらも同じ状況・・・。
とりあえず1Fで立ち話しながら待っていると、最後に地元の和夏子さん
合流。  和夏子さんはスタンド席とのことで、みんなで荷物をお願いする。
すみません!!  ありがとう!!
そろそろ時間かも?ってことでまきちたちは会場に入ることにしたが、
今回はグッズ購入もかなりの目的だった自分(幕張では列に並ぶことに
命をかけるため)は、ライブ後では売り切れが怖かったのでギリギリまで
物販の列に並ぶことに。  そしたらほんとに最後の最後にテント内に入れて、
大慌てで大量のグッズを買い込み、「もう開演しますから急いで下さ〜い!」
と係員が叫んでいる入場口から入場した。


A8ブロックはウエノ側の最後方ブロック。  ステージ脇にはスクリーン
もなく、ステージは遠い・・・。  しかも一番見たいアベが一番遠い・・・(涙)
「しょうがないな。」とあきらめつつも、東京の何人かとメールを交わしながら
開演を待つ。  ほんとにギリギリに入場したためか、入って15分後
ぐらいにBGMがSEに。  ゴッドファーザーのテーマでなく、古い
ウエスタンの曲。  「荒野のガンマン」かな?  (後から『荒野の
1ドル銀貨』という曲だと判明)  SEが始まった途端、大歓声が湧き起こり、
4人が登場して会場のボルテージは最高潮にあがった!


「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」の名古屋ラストライブ
の1曲目はなんと「リリィ」!!   今回の名古屋で絶対に絶対に
聴きたい!!と私が思ってた曲!!  もちろんみんなに人気の初期の曲
ということもあって、イントロで会場から大歓声&雄叫び&悲鳴が!!
もうこの瞬間に「ああっ!!」という感じになった。
体育館ということもあって、音は反響しちゃって、特にチバの歌声がよく
聴こえないが、もうそんなの関係ない!!
もちろんメンバーは豆つぶにしか見えないが、それももう関係ない!!
この場に、この空気に居れることが、生音が聴けることが幸せだ!
続けて「バードメン」、次も「暴かれた世界」と、名曲のオンパレードに
狂喜乱舞の会場&自分。  でも、これもラストライブツアーならではの
セットリストなんだろうと思ったらちょっと悲しくもあり。
4曲目「カルチャー」が終って初めて演奏が途切れた。 会場からは大歓声。
個々のメンバーの名前を叫ぶ人もチラホラ。  「チバーッ!」と絶叫する
男の人の声。  みんなの声は4人に届いているのだろうか?
「赤毛のケリー」から始まった中盤では、「strawberry garden」
「キャンディ・ハウス」などのほんとの初期の曲もあってびっくり!
正直、もうちょっと最新アルバム「SABRINA HEAVEN」の曲を
やるだろうと思っていたが、結局そこからやったのは「太陽をつかんでしまった」
のみだった。  とにかくミッシェルの代表曲をズラリと並べてくれたセット
リストは、本当にファンのことを考えてくれた結果だったのだろうな。
ラストシングル「エレクトリック・サーカス」は、後半の頭に。
この曲だけは直立不動で、体に染み込ませる様にして聴いた。
“ 俺達に明日がないってこと はじめからそんなのわかってたよ
この鳥達がどこから来て どこへ行くのかと同じさ ”
なんて悲しい曲なんだろう。  間奏のアベのギターソロは泣き叫んでいる
じゃないか!  ミュージックステーションでのチバの涙が、一瞬フラッシュ
バックした。
しかし、この曲の次が「ゲット・アップ・ルーシー」で、感傷に浸る間を
与えてくれない4人(苦笑)   静かだった会場も大爆発!!
本編最後は「デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ」、もちろんレゲエverから
始まった「リボルバー・ジャンキー」(チバは「しゃちほこロッカーズ!!」と
叫んだ)とたたみかけ、ベスト盤でもラストだった「ダニー・ゴー」で終了。
チバが「サンキュー」とだけ言って去って行った。


もちろんのアンコールは、「ブギー」で静かに始まった。  ゆらゆらゆれる
音が波のように広い会場を漂う。
そして一転、暗く激しい「スモーキン・ビリー」  これが最後の「愛と・
いう・憎悪!」の雄叫びとあって、みんな喉をからして叫んでいる!
自分も大声で歌い、叫んだ。
再び興奮のるつぼとなったというのにチバは「バイバイ」と言って去って
行く。  思わず自分は「ええーっ!?」と叫んでしまった。
もう一度大歓声が湧き起こり、もう一度4人が登場。
2回目のアンコールは「世界の終わり」  この曲のイントロが流れて、
「ああ、これがほんとの今日の最後の曲だ」と。
この曲はもう、最初から最後まで大合唱だった。  チバの声も聞き取り
にくくなるぐらい。  自分も大声で歌った。
エンディングは、たぶんこのツアーだけのロングスペシャルアレンジ
バージョン。  メンバーが全員去ってからも、アベのギターの音だけが
グゥワングゥワンと鳴り響いていた。  特に「さよなら」の言葉は無い、
壮絶な最後だった。


しばらく呆然としていたが、「まきちたちと早く合流しなきゃ!」と慌てて
外に出る。  メールで連絡すると、まきちたちはもう物販の列に並んで
いた(笑)  私もガチャガチャの列に並ぶと、1人5回までと制限が
あるらしい。  とりあえず5回やって、中身を確認しながら周りの見知らぬ
人と交換などしたり(笑)
しかし荷物を預けた和夏子さんだけ出てこないのでみんなでウロウロしながら
待っていると、外の床に白い大きな布を敷いた人たちが。
「メンバーにメッセージをお願いしまーす!!」「事務所を通して、必ず
4人に渡しまーす!!」  ミッシェルの4人へのメッセージ垂れ幕だった。
どうしよう?と思いつつも、直接「ぜひ書いてって下さい!」と声をかけられて
みんなでひとことずつ書かせていただく。
そんなこんなしてたらやっと和夏子さんが出て来て、Tシャツぐしょぐしょの
まきちたちも無事物陰で生着替えを(笑)
結構な時間だったので、食事に寄るというこずえさんたちとさよならして、
2人でまきちのおうちへ。
1人暮らしにしてはあまりに広くてキレイなお部屋にびっくり!!
交代でシャワーを浴びて、コンビニで買った軽い食事をし、お酒を飲みながら
今日買ったパンフレットを見ながらミッシェルトークを。
興奮して、寝たのは3時過ぎだったかなぁ。
翌日はまきちお手製の朝&昼ごはんをごちそうになってから、名古屋の
カリスマショップ(笑)「TWIM」に付き合ってもらい、近辺でちょっと
買い物をしてたらもう新幹線の時間に。
名鉄デパートの地下でおみやげの「手羽先」「赤福」を買ってからまきちと
バイバイ。  今回は本当にいろいろお世話になりました。 ありがとう!
帰りの新幹線の中ではずっと昨日のライブの盗聴MDを聴いていた。
「本当に、昨日目の前で起こったことだったんだろうか?」っていうぐらい、
現実離れした凄まじい音。  周りの大歓声が更に感情を揺さぶる。
だめだ。  当分“ミッシェル・モード”から戻れないな(苦笑)
そして、この時点で、ラストの幕張まであと2週間だった。


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