まーくん的日常...まーくん

 

 

スキャンダル - 2002年04月01日(月)

うちの社内で、ちょっとしたスキャンダルが起こっている。
某部の女性社員(独身・30代後半)が、なんとこの3月末から「産休」に入っているのだ。
もちろん、社内にアナウンスされてはいないが、本人が上司に申請し、人事部も了解、関連セクションの大半の人間が知っている「周知の事実」なのである。
さらに凄いことには、この女性のお相手、独身男性ではない。
妻子持ちの男性、しかも、同じ社内の人間だという。
いやそれだけなら、ありふれた社内不倫の一結末に過ぎないだろうが、このふたりはなんと15年以上前、男が結婚する前からの関係だというのだ。
言ってみれば、男は妻子を15年以上にわたって欺き続けたということだ。
なんという、最悪のパターン。
週刊誌あたりにすっぱ抜かれたら、一体どうするんだろうというような、極めつけのスキャンダルなのである。
さすがに、今回産休をもらうにあたっては、会社側からも、ふたりに対して要求があったようだ。
「産むのなら、奥さんと別れて、彼女と結婚すること」
そりゃ、当然だろうな。会社も、私生児を産むことを表だって認めるわけには行くまい。
男のほうも、すでに昨年の途中から、家を出て、女性とともに暮らすようになっている。
年明けには、女性のほうの名義で社内融資を受けて、新しい住まいを購入した(彼のほうは、妻子の住んでいる家のためすでに社内融資を受けていて、彼女の名義で借りざるを得なかったのだ)。
しかし、離婚はまだ正式には成立していないようで、このまま行くと、妊娠した女性は彼と入籍する前に出産せざるを得ないようである。
離婚が無事成立すれば、ふたりは晴れて世間にも顔向けが出来るわけだが、果たしてソフト・ランディングは可能なのだろうか。
ま、なんとかうまく別れたとしても、彼は少なくとも、妻子のために家を明け渡し、生活費・養育費を払い続けざるをえないであろう。ま、長年の不倫の代償として、そのくらいは当然だろうな。

なんともはやな話である。
いつぞやのシングル・マザーの話と表面的には似ているが、もちろん、本質的にはまったく違うケースだ。
シングルマザーの道を選んだ彼女は一切、相手、相手の家庭に迷惑をかけていない。
今回の場合、その男性にせよ、女性にせよ、余りに「思慮分別」が欠けている。
その男性は、相手の女性でなく、別の女性を伴侶として選んだ時点で、今後一切逢わない覚悟をするべきであった。
また、女性のほうも、男性が結婚相手として自分を選ばなかったという事実に直面した時点で、「日陰者としてでいいから逢ってほしい」などと望むような真似は、意地でもするべきではなかった。
どちらも、大バカヤロ、そういうことだ。

結局、(たぶん)何の罪もない彼の妻と子供が、一番傷ついている。
彼の「離婚してくれ」という要求には、すんなり従うべきではない、そうも言いたくなる。
離婚届にハンコを押してしまったが最後、彼は新しい生活をめいっぱい謳歌できるのだから。
出来る限り、もったいをつけて離婚まで長期間男性を振りまわしてやればいい。
そして、不倫相手の女性にも、多大の代償を要求するべきだろう。

教訓:「愚かな男と女は、周りの人間までも不幸にする」


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