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つまみ食い - 2002年04月02日(火) 昨日の日記でおわかりいただけたと思うが、うちの会社は「社内不倫」にかなり寛容なようである。 どうも、社内の女性社員に手を出し、モノにしたことを自慢のタネにするようなヤカラが多い上に、そいつらをうらやましがるバカが多いのである。 不倫歴が「武勇伝」となっているなんて、なんとも情けない。 不倫といえば聞こえはいいが、要するに「つまみ食い」。 つまみ食いを自慢するやつも自慢するヤツなら、自分では出来ないからそれをうらやむヤツもうらやむヤツである。 ひとり、その「つまみ食い」を得意がるバカの典型がいる。 彼は、自分の社内不倫の情報をわざと広めて、得意がっているようなバカ中のバカ。 見ためは、タッパがあって押し出しがいい、顔も結構男前の、いわゆるナイスミドルタイプ。 しかし、人間としては、ほぼサイテーのランクに入るといってよい。 まず、「カネ」にきたない。 彼は、カネにまつわるダーティな噂にはことかかない。 出入りの業者(おもに宣伝広告関係のプロダクション)にキックバックを請求し、彼らからせしめた賄賂の蓄えだけでも数千万円になるとか、ならないとか…。 会社もその事実をうすうす感づいたようで、彼を出来るだけ、キックバックをもらえないようなセクションに異動させたりしている。 「カネ」にきたないヤツの多くの例にもれず、「オンナ」にも実にきたない。 結婚してから手をつけた社内の女性社員は、片手とも両手ともいわれている。 もちろん、彼女たちは単なる「つまみ食い」。 手当やプレゼントだってロクに出さず、ただ肉体関係を持つだけ。 「ぼくたちは恋愛をしているのだ。相手の女性にお金を払うような不純な関係ではない」とでもいいたいのだろうな。 食事ぐらいはごちそうするのだが、それにしたって領収証をもらって社の経費で落とすことなんざ朝メシ前。 ひどくなると、相手によっては、ワリカンにしたり、相手に払わせたりもしたそうだ。 自腹で出すのはホテル代くらいのもの。 言ってみれば、彼にとっての彼女たちは安上がりなフーゾク嬢にも等しいのであった。 いや、それ以下といえるかも知れない。 あるとき、その浮気が奥さんに知られるところとなる。 奥さんは元社員。つまり、そもそもから、社内の女性社員に手を着けていたというわけ(笑)。 当然、彼女の元同僚がまだ社内に何人もいるから、そりゃ情報は筒抜けになる。 そこでお決まりの修羅場が展開し、いったんは彼が謝るかたちでケリがつく。 しかし反省など、うわべだけのことだから、またぞろ浮気の虫が騒ぎ出し、不品行をまた奥さんに知られることになる。 イタチごっこである。 結局、奥さんは離婚を望んでいないことから、ふたりは別居することになる。 そうなると、彼のご乱行はいよいよ手がつけられなくなるが、奥さんのほうも、もう彼の「矯正」はあきらめて、カネをもらって割り切ることにする。 つまり、彼の貯め込んだ「裏金」ン千万円を吐き出させて、飲食店を始めたのである。 こうなると、奥さんのほうがウワテという気もしてくるが、離婚により全財産を失わないだけ、まだ彼は恵まれているのかも知れない。 こういう男ほどではないにせよ、フーゾクに行くよりも安上がりだからということで、社内の女性社員に手を着けるバカは枚挙にいとまがない。 ま、そういう手合いは、たいていバレて、それなりにキツい代償を払うはめにはなっているのだが。 女性を甘く見ていると、大ケガしまっせ。 ...
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