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美人はトクか、ソンか - 2002年04月21日(日) 先日、「結婚したいひとへ」の中で、「けっこう魅力的であるにもかかわらず、結婚できないひとが多数いる」と書いたが、僕の周囲の例を見ていくと、何人か そういうひとがいる。 たとえば、以前登場した、キス好きなAさんも、四十代ながらいまだに結婚できないでいる。 彼女の場合、美人であるだけでなく、やたら色っぽいということが、災いしているタイプ。 いわゆる「オンナタラシ」に狙われやすいのである。 彼女はこれまでずっと、美しい女を何人「落した」かを自慢するようなヤツらの、格好の餌食になってしまっている。 そういうタイプの男性にばかり接近されていると、誠実な独身男性は、あえて彼女に手を出さなくなる。 そうして、気がついた時には年をとり、周りに自分にふさわしい年格好の男性がいなくなっていたりする。 「美しく生まれること」は、必ずしも身の幸いではないことが、彼女のケースを見ていると、よくわかる。 同じく端正な美人タイプのMさんも、四十代半ばにしていまだ独身。 周囲に女好きな上司が多く、そのひとり(もちろん妻子持ち)に遊ばれてしまった。 まともな男性と付き合う前にいいかげんな男性と深く付き合ってしまい、すっかり男性不信に。 独身男性が交際を申し込んでも、拒むようになり、そのせいで、「彼女はレズ」なんて、あらぬ噂すら立てられてしまった。 まさに、ふんだりけったり。 これも以前に登場した、バツイチの彼女も、離婚十年後のいまも再婚しないでいるが、彼女についても同様のことがいえそうだ。 彼女の場合は、最初の夫がひどすぎた。 最初は、可憐な彼女をアイドルのように崇め奉っておきながら、適当な遊び相手が見つかると、彼女への忠誠心をすっかり捨てて、不倫の快楽に溺れた。 離婚後も、言い寄ってくる男性にはことかかない。 が、彼女がもう二度と結婚したくないと思ったとしても、不思議はない。 彼女もまた、魅力的であるがゆえに災いに遭ったということだ。 モテるというのも、世間が思っているほどいいことずくめではなく、実際はそうとう不幸なことかもしれない。 「害虫」「毒虫」のようなものまで、広くひきつけるということに他ならないのだから。 ...
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