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年齢差カップル - 2002年04月29日(月) 最近話題になった森本レオのケース(推定30数才の差)ほど極端ではないにせよ、僕の周辺でも年齢差カップルをよく見かける。 友人(といっても、三十代後半、僕より8才も年下だが)のC君。 彼は独身で、何と15才も年下のSさんと付き合っている。 同じく、C君とタメ年のI君。 彼も独身だが、10数才年下のRさんと付き合っている。 Sさん、Rさんはともにかなりの美形でスレンダー。性格も女らしい。 なぜ彼らはそんな若く、しかも魅力的な女性と付き合うことが出来るのだろうか? C君やI君は、一応ちゃんとした社会人ではあるのだが、同年代の多くの男性との大きな違いがひとつある。 「おじさんっぽくない」のである。 I君は長めの髪を茶に染めているし、体型もスリム。 C君はやや体重はあるが、タッパがあるのでさほど気にならない。 がっしりとした感じが頼もしくさえある。彼も髪を長めにしている。 服装も、Tシャツにジーンズや、革のジャケット、パンツのようなスタイルが中心。 間違っても、ゴルフウェアみたいなものは着ない。サラリーマン眼鏡もかけない。 つまり、年相応、みたいなことはまるで考えず、十代、二十代の頃のアウトローな雰囲気をそのまま保っている。 こういう実年齢を感じさせない格好や髪型をして、しかも違和感がない。 これがまず、若い彼女たちにも、ムリな受け入れられている理由のひとつであろう。 もちろん、見てくれだけの問題ではない。 彼らは実に気持ちが若い。話すことの内容も若い。 普通、男性が三十代後半になると、社会をしょって立っているという自負が強くなり、またたいていは結婚して子供もいることから、年下の世代に対する意見が「おやじ臭く」、つまり「エラそうに」なってくる。 自分が「親」の側に立つことで、年下の独身世代を「指導・教育」出来る立場にたったと思い込んでしまうのである。 実際はまだ、試行錯誤の連続に過ぎないのにね。 でも、彼らはそういう「親」的な発言はせず、同じ独身としてあくまでも「アニキ」的な向き合いかたをする。 バカっぽいっことも平気でいう。決してエラぶらない。 そのへんも、決して実年齢は若くないのに、若い女性にモテる理由だといえそうだ。 あと、精神的な「余裕」が二十代の男よりもはるかにあることも、重要だ。 二十代のオトコはやたら相手の女性を束縛したり、実にささいなことで相手といさかいを始めたりするようなところがある。 それは、自分が「同世代」の女性と付き合うことが、「当然の権利」だと思うような「おごり」から来ている。 しかし、彼ら中年世代ともなると、そういう若い女性と付き合えるだけでもありがたいことだと思い、くだらない理由で相手に腹を立てたり、「他のオトコと絶対付き合うな」などとしばったりはしない(というか出来ない)。 このへんの度量の広さも、彼女たちにとっては魅力なのではないかなあ。 三十代後半以降、いわゆる「中年」にさしかかった男性が若い女性にモテるのは、 「金銭的余裕」と「熟練したセックスの技術」 の二点によるものだと一般的には考えられている。 が、そういうものだけでもない。 彼らは別に、女性たちに毎回のようにプレゼントをしまくっているわけでない。 食事はたいていおごっているが、高い店に行くわけでもなく、普通の居酒屋だって多い。 会えば必ずセックス三昧、というわけでもないようだし。 ま、そのへんは普通の二十代同士のカップルと、同じ感じである。 世の中には、「固定したイメージ」が流布されすぎて、実態が意外に知られていないことが結構あったりするが、モテる(独身)中年男性の実態もまたしかりであろう。 若い女性は、C君やI君をいわゆる「おじさん」とは考えておらず、「年のいったおにーさん」と考えているから、自分の交際相手として選んでいる。 彼ら二組の「ひとまわり差」カップルの、「いー感じ」の交際を観察していて、そう感じた。 ...
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