まーくん的日常...まーくん

 

 

夜遊びのキモ(前) - 2002年05月29日(水)

今日もこのネタで行かせてもらいます。

クラブ遊び(別に高級クラブでなくてもいい、大衆キャバレー、キャバクラのレベルでもけっこう)のキモは
「必ずひとりで行くこと」
「必ず指名すること」
そして
「サービスが悪いときはきちんと文句を言うこと」
だと、僕は思う。

まず、「ひとりで行く」のがなぜ望ましいか。

まずいえるのは、ひとりで行ったほうが、店のほうにも
「このお客は、目的意識がはっきりしているお客だな」
と思わせることができる、ということ。

あなたがひとりで行けば、
「お得意先の接待」
だとか、
「仲間うちの懇親」
が目的ではなく、
店にいる女のコだけが目当てのお客なんだな、
と店も把握するはずだ。

そうすると、店側も、そのお客に対するサービスを、それなりにきちんと考えざるをえなくなる。
ひとりで来て、誰も女のコをつけないわけにはいかないのはもちろん、フリーでやってきたお客に何度もリピートさせようと思えば、あまりヘンなコをつけるわけにもいかなくなり、それなりにマシな子をつけるはずだ。

だから、ひとりで行くことは、遊ぶ上で意外に重要なポイントなのである。

ところが、二人、あるいはグループで来ているお客は、店に行く目的意識が「女性」なのか「商談・懇談」なのか、彼ら自身の中でもあいまいだったりする。

下手すると、お客同士、仕事の話題で勝手に盛り上がったりして、ついたホステスがハナシに参加できない、なんて光景をときたま見かけるが、そんなことなら、なんでクラブにいくんじゃい!とツッコミたくもなってしまう。

そういうハナシしかしないのなら、ふつうのホテルのカウンターバーで十分、って気がする。
やはり、せっかく高いクラブに行くんですから(クラブの高い値段はまさに高い人件費に根ざしているんですよ)、ホステスとのコミュニケーションを楽しむために行くほうが、いいと思うんですがね。いかがでしょうか。

当然、こういうグループ客に対して、店側は「ナメる」ようになる。
別にどんな女のコをつけたって大丈夫だろうと、タカをくくってしまうのである。

実際、グループ客は店にとって「いいカモ」だったりする。
在籍女性の少ない店にとっては、ひとりのホステスで何人も相手が出来るグループ客は、楽にかせぐためには感謝すべき存在だといえる。
これは、おおかたの店で採用されている、ついたホステスの人数ではなく、お客の「頭数」でお勘定が決まるシステムがあればこそのことだが。

そこのいつもグループを引き連れてしかクラブにいかない貴方、貴方は間違いなくカモなんですよ!(笑)

逆にいえば、
「クラブ殺すにゃ刃物はいらぬ、ひとり客ばかり来ればいい」
ということでもある。
もし、来店するのがひとりのお客ばかりになってしまうと、限られた人数のホステスでうまくやりくりすることはまず不可能だからである。

では、ひとり客は単なる嫌われ者かというと、そうでもない。

なぜなら、グループ客は基本的に社用族なので、会社の業績が悪化して、交際接待費が大幅に削減されると、まったく来店しなくなるが、ひとり客は(中には社費で落としているフトドキ者もいるにはいるが)基本的には自分のポケットマネーで飲んでいるので、不況になっても社用族ほど露骨に来る回数が減ることはない。
売上高的には少ないかも知れないが、社用族より律儀に通ってくれるぶん、ある意味、ありがたい存在なのだ。

目的意識のはっきりした「ひとり客」には、それなりに誠意をもって対応すれば、誠意をもって通ってくれる。
店としても、移り気で「カネの切れ目が縁の切れ目」みたいな、社用のグループ客より、営業のしがいがあるはずだ。

あと、もうひとつ、ひとりで行ったほうがいい理由を挙げるなら、
ふたり以上で行くと、自分についたホステス(キャバクラでは「キャスト」などというワケのわからん言い方をしているな)のレベルと、仲間についたホステスのレベルが違う場合、おたがいに余計な気を遣ったり、あるいは不愉快な気分を味わったるする可能性が高いということがある。

もちろん、誰が誰に「つく」という図式があいまいな店も、実際には多い。
きょうびは不景気だから、女のコを大勢使えない店も多い。
マンツーマン(というかウーマンツーマンというべきか)などとてもムリで、ふたりのお客にひとりとか、下手すると三、四人のお客にひとりしかつかない(というかつけようがない)ケースも少なくない。
が、そういう店は、効率的に稼いでいるようでいて、お客が離れるのも早いはずだから、決して長くはもたないし、行って楽しい店とも思えない。
だから、そんな店は最初から除外しておく。

で、とりあえず、ひとりのお客にひとりのホステスがきちんとついた場合、グループのメンバー間で「格差」が出たりするわけで、これはあまり、いいものではない。
下手すると、友情にヒビが入るきっかけにすらなりかねない(いやマジで)。
だから、ひとりで行ったほうが、無難だと思う。

やはり、夜遊びの王道は、「お客の数だけホステスを準備できる店で遊ぶ」、これだと思う。
気持ちよく遊ぶためには、それは必要条件。
だから、少しくらい料金が高くても、しかたがない。
大根や人参を買うのではなく、居心地のいい時間&空間を買うのだから、「安けりゃいい」なんていってる場合じゃない。
ケチくさいことを言うやつは、「遊び」に参加する資格はない、そういうことである。

あとの「指名」「クレーム」については、これまた書くことがいっぱいあるので、次回にて。


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