夜遊びのキモ(中) - 2002年05月31日(金) 充実した夜遊びをするための「キモ」その二は、 「必ず指名すること」 だと書いた。 これは、前回の「必ずひとりで行くこと」と同様、決して安くはない店に行く以上、目的意識を明確にしたほうがいいということだ。 店通いというものは、漫然とやっていても、あまり面白くはない。 なにがしか「目標」を設定し、それを「達成」するための「努力」をすることでようやく充実感が得られるというものである。 仕事やスポーツと同じだな(笑)。 そこで、毎回必ず同じ女性を指名することが重要となってくる。 ここでちょっと説明しておくと、「指名」には当然、指名料というものがかかる。 その金額はキャバクラレベルなら1000円から2000円くらいが相場。 でも、クラブでも2〜3000円くらいのところが大半のようで、5000円も取るようなところはよほどの高級店。 で、気をつけたいのは、あまり高くないかわり、「指名料イコール拘束料」ではないということ。 もし、同時に他のお客からも指名がかかった場合、数十分くらいするとそちらの席にも行ってしまうので、指名をしたからといって、ずっと自分の席についてくれるとは限らない。 たとえ、他の席によばれていったとしても、文句はいえないのである。 もちろん、他から指名がかからない限りは、ずっとついてくれるのだが。 お客である貴方が「指名」をすることにより、その女性には、金銭的メリットももちろん出てくる。 その指名料がまるまる彼女の手にわたるとは限らないが、少なくとも彼女にとっては大きな「ポイント」となり、給与が上がるなどのメリットが出てくる。 (会社における営業マンの売上競争のようなものが、彼女たちの世界にはあるのだ。) だから、よほど嫌いなお客でない限り(!)、指名されてイヤな顔をする女性はいない、ということ。 もちろん、彼女のサービスにも、それはいい形で反映されてくる。 ということで、いい遊びをするためにも、「指名」は不可欠なのである。 さて、クラブにせよ、キャバクラにせよ、サービスがよく売上も多い店ほど、 「●●さんというひとは、○子のお客さん」 という仕切りがきちんとしている。 たとえば、自分の「おなじみさん=固定客」ではないお客から名刺をもらったホステスは、その後すぐに、なじみのほうのホステスにその名刺を渡さなくてはならない。 また、ホステスは他のホステスの固定客に自分の名刺をわたしてはいけない、という店もある。 いずれも、担当以外のホステスはそのお客を担当してはいけない、ということだ。 そういう「暗黙のキマリ」を、お客の側もきちんと了解して行動したほうがいいのは、もちろんである。 お客側の禁じ手としては、 1. おなじみの女性とは違う女性を、おなじみの女性が出勤しているにもかかわらず指名すること。 これはまあ、当然であろうが、 2.たまたまその女性が休みだったからいって、前からちょっと目をつけていた他の女性を(一回限りという言い訳をして)よぶこと。 これも、厳しいようだが、基本的にはアウトである。 要するに、指名をする以上は、ひとりの女性にしぼらなくてはならないという、「一夫一婦制」的なしばりがあるのだ。 しかし、そうはいうものの、お客の側にも、ときどき「指名替え」をするひとが出てくる。 その行為自体は、しかたないといえばしかたないことだ。 ある女性をしばらく指名はしてみたものの、今ひとつ話が合わず、盛り上がらないというケースだって多い。 未来永劫、同じ女性を指名しなきゃいけないんじゃ、せっかく店に行っても楽しくはない。 あるいは、相手に対する不満はないのだが、あまりに人気があり過ぎて、なかなか席についてくれず、もう少し競争相手の少ない現実的なターゲットに替えたいという場合もあるだろう。 そういうときは、店のママかマネージャーに、 「やはり、彼女とは話が合わないので、指名替えしたいのですが」 と、正直に希望を伝えたほうがいい。 そこで、OKしないような店は普通ないはずだ。 だが、ある日いきなり、何の断りもなく別の女性を指名したら、店から白い目で見られたりすることも十分にあるし、女性同士の争いだっておきかねない。 つまり「とった」「とられた」というヤツである。 単純にお客のほうの心変わりだったとしても、「担当外の女性がチョッカイを出したから」と判断されかねない。 最悪、どちらかの女性が店をやめなきゃいけなくなるような「紛争」に発展することさえある。こうなると店にとっても被害だ。 十分にご注意を。 また、次に指名した女性も気に入らなかったからといって、すぐに指名替えを繰り返すようなことも慎んだほうがいい。 このへんは現実の人間関係と同じ。 結婚してはすぐ離婚、みたいなことを平気で繰り返す人間なんて、まず信用できないだろ? 少なくとも、ひとりの女性を指名したら、4、5回は指名しつづけ、相手をよく知ろうという努力をすること。 もちろん、店通いは、所詮は「恋愛」といえるようなものではなく「擬似恋愛」に過ぎないのかも知れない。 が、「擬似」であろうと、相手とのコミュニケーションであることに変わりはないし、その基本は、お客側、店側を問わず、「誠実さ」にあると思う。 「仁義」を欠いてはやっていけない、ということでは、現実社会となんら変わるものではないのである。 最後の「「サービスが悪いときはきちんと文句を言うこと」については、次回にて。 ...
|
|