まーくん的日常...まーくん

 

 

セルジュとアルバのように Comme Serge et Alba (1) - 2003年05月07日(水)

オトコたち、特にある程度年齢を重ねたオトコたちにとって、最も気になることとは、

「若い(おもに二十代)の女性たちから、自分は『異性』つまり恋愛対象として見てもらえるか?」

に尽きるのではないだろうか。

四十代の既婚男性など、通常は「恋愛対象」としてなど見てもらえず、単に、
「おじさん」
「自分の父親と同じ世代のひとびと」
としてしか扱われない。

だが、たまに親子ほど年の離れた若い女性と恋愛している男性(それも既婚・未婚を問わず)がいるのを見ると、まったくムリなわけでもなさそうだ。

若い女性が交際相手として、同世代のオトコではなく、あえて年齢の離れた中年男性を選ぶ。

その理由はなんだろう?

いろいろなケースが考えられるが、ひとつの有力な説として、

「男女間の性的欲求度の違い」

があげられるのではないかと思う。

前にも少し書いたことがあるが、十代・二十代のオトコはただただ「やりたい」盛りである(まれに例外もいるけど)。

一方、若い女性は、まだ性的な感度が低く、性的欲求のレベルもさほど高くない場合が多い。

だから、付き合うと、すぐにセックスを求めてくる同世代の男性にうんざりしていたりする。

本当はロマンチックなデートをしたい、ただ手をつないだだけ、抱き合っただけでいたい。

でも、現実はそうはいかず、会えば必ずセックスみたいな展開になる。

それも、前戯もおざなりな、ただただ激しいだけのセックス。

そこで彼女たちは、相手がもっと淡泊だったらいいのにと思いがちなのである。


一方中年男性は、十代・二十代のころに比べると、明らかに性的なことへの欲望、パワーは落ちている。

だが、長く生きているがゆえの強みもないわけではない。

多くの場合、結婚しているわけだから、女性の心理や生理は(若いオトコどもにくらべればの話だが)だいぶんわかっている。

どういう優しい言葉をかければ女性が喜ぶのか、ロマンチックな気分になれるのかをケーススタディとして知っている。

とりあえず配偶者という最低限の「保険」はあるので、ガツガツと異性を求めるようなところもない。

しかも、若い、彼女たちと同世代の男性にくらべれば、格段と経済力もあるので、彼女たちの物欲を満たしてくれる「財布」ともなってくれる。

以上のような理由により、女性側と男性側の利害が一致して、中年男性と若い女性のカップルが誕生するのである。

たとえば、ジャン=ジャック・ベネックス監督による映画「ディーバ」の登場人物、セルジュ・ゴロディッシュとアルバのようなカップルが。

次回からは、こういう「年齢差カップル」の実情、あるいは問題点、どうすればいい関係を維持出来るか等について、考えていきたいと思う。


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