日記帳




2010年01月16日(土) 河豚七変化

1月の敦賀を嘗めてはいけない、と骨身に沁みる寒さに思い知らされつつも、フグ満喫ツアーに行って参りました。気掛かりだった雪はそれほどではない、むしろ道中に電車の窓から眺めていた山中の方がよっぽど豪雪だったものの、しかし寒さは半端ではありません。

敦賀駅からは送迎バスにてそれぞれの目的地まで運んでもらえるのですが、乗り合わせたお客のほとんどが、リニューアルオープンしたばかりの料理旅館で降りてしまったため、取り残されて多少焦る我々一行。しかし、結果的には大正解の選択でした。建物は、なんというか趣のあるというか鄙びたというか……という見た目ながら、出てくるお料理がどれも美味しいこと。私のこれまでの人生で、あんなにもぷりぷりと味わい深いフグ皮の湯引きは食べたことがありません。
フグは薄造りが一番だ、と信じている私にはもうコースの序盤だけで十二分に満足だったのですが、その他にも唐揚げにグラタンに焼きフグにカルパッチョにフグ鍋に……と出るわ出るわの大饗宴です。そして、締めのお雑炊が、これまた濃厚な出汁が余すところなく米粒に沁み渡っていて、幸せでありました。

***

余談ですが、敦賀駅近辺にて気になったこと。
・「銀河鉄道999」の銅像やパネルが散見されたのですが、何か縁があるのでしょうか?
・もうひとつ疑問。「かまぼこ定食」というのは、敦賀ではポピュラーな食べ物なのでしょうか?
・敦賀駅で見かけたご当地白猫さんは、お箸にメタモルフォーゼしていました。……ついつい買ってしまいました。





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ほたる