いきいき定点観測記
Katsura



 ねこさんの日

にーにーさんの日なので、今日は引き続いてねこさんの日です。

さて。
人格形成には、良くも悪くもトラウマが一番なのですが、
概ね、中学進学前に植え付けられたトラウマが、その後の一生を
左右しているように思われます。

安全にトラウマを植え付けるには、書物や映像をバシバシぶつけるのが一番。
というわけで、「お子様に見せたい・読ませたいトラウマ作品」というものを
少し考えてみる事にしました。

やはりドラえもんは外せないのですが、F・A両先生のSF短編も
絶対外せません。軽いところで「魔太郎がくる」も混入させておくと良。
個人的には「21エモン」の方が精神に深く傷を残せると思います。

マンガの基本は藤子不二雄に据えて(手塚治虫でも可、ですが、できれば
藤子不二雄の後に持ってきて精神の傷を深めると善)、アニメはやっぱり
スタジオジブリでありましょうな。特に高畑作品はまったくもって外せません。

ちなみに一番トラウマを植え付けるであろう「火垂るの墓」ですが、
わたくし劇場でまだラッシュが残っているバージョンを見まして、んで
その残っている場所というのが「節子の火葬」シーンでして。
色も音楽も無い、ただ線画が火葬シーンを淡々と映すという、
非常に恐ろしい体験をしてしまいました。今でも「火垂るの墓」は
正視できません。

あとは、男の子であれば「北斗の拳(※ラオウ編まで)」や松本零ニ作品、
女の子であれば「ガラスの仮面」「セラムン」あたりがお勧めでありましょう。
アクセントに梅図かずおを加えるのも忘れずに。
「ヒカ碁」や「動物のお医者さん」を混ぜれば、13歳でハロワに行かなくても
進路が決まってしまうかもしれません。

ここまですれば、中学卒業までには「ギレン・ザビ総帥のガルマ国葬演説」
ぐらいは勝手に暗誦してくれましょう。安心して有明に送り出せますね★


2004年02月23日(月)
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