『雨が来る』

いい話だった。しみじみと。

こんなにいい話なのに、一部地域では放送中止だそうで本当に勿体無い。
暴言を百も承知で言いますが、あの話に因ってそういう面で影響受ける人がいるとは思えません。
何を見ようが話そうが、飛びおりる人っていうのは飛びおりますよ。きっと。
映像的にショッキングってことなのかもしれないけど、あの場面をきちんと観た人はそういうショックを受けると思えないんですけども……まあこんなとこで言っていても、詮無い事ですが。

でも、いい話だった。
救いと解放の物語。なくす事で得るものもあるということですね。
色んな解釈があるのも分ってるのですが、私的に。

最近の読了本
『あそこの席』山田悠介
うう〜ん、何であんなに叩かれるのか良く分らない。分らないので、とりあえず読んでみた。やっぱり分らない。
至極平凡な本なのですが……オチから何から……文章がちょっと稚拙で、キャラが薄っぺらい、くらいしか叩く要素がない。平凡すぎて。
多分売れているので叩かれるのでしょう。売れなかったらまず瞬殺される本な気がする。
『#6』2巻 あさのあつこ
あのこれ、児童書?色々やばいですよ?
色んなテーマがあるのは(しかも結構キツイ視点の)分るのですが、キャラが………色気を振りまき過ぎ(色んな意味で)。懐かしのNHK少年シリーズとかでやって欲しい。続きはいつ出るのだろう……気になる。
『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎
すごく不思議なお話でした。でも好みの感じ。
というか話の展開やミステリーとしてのオチは、そんなにすごくもないですが、この人の場合完璧に設定とキャラ勝ちです。今回は主人公は平凡ですけどね。
というか桜というキャラが、大好きで……(私が)。彼が出てくるのがみたくて必死で結構長いのを一気に読み切った、という感じ。
これお芝居とかでやると面白そうですけどね。でも難しいかなあ。出来そうだけどなあ。草薙とか、すごく芝居のキャラっぽい。
2004年06月17日(木)

ニッキ / 松

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