含羞

本日、昔自分が書きためていた物語の数々が押し入れから出てきて、ひきました。
てゆうか、恥ずかしくてどうにかなりそうでした。

いっこは中学生の時に書いたもので、何かに影響を受けたと思われる設定のものでした……
高校生の男女4人(何の意味もなく、全員が何故か同姓同名)が無意味にくだらないものを盗むと言う盗賊集団を結成している話。
今読むとホントに意味不明なのですが、当時の私はノリノリで書いていたらしく、自己満足でシリーズ化されていて(大汗)ノート2冊分書いてあった……。
しかも第1話が、「国会の最中に、文部大臣(今はなき)が手にしている書類を盗むこと」でした……何を考えてこんな突拍子もないことを、当時の私は考えたのかとんと分りません。(大汗)
そして有り得ない御都合主義で、結局これがちゃんと盗めているので不思議でした……
というか、4人のウチの1人(男の子)が、大方の予想通り国会議員の息子な訳です(滝汗)!
それでこんな無茶なことをする訳です!(それでも何も)
その流れで、第2話は「大学病院から腎臓を盗む」でした(これは倫理的にどうなのか)。
何だか知りませんが、移植予定の腎臓がすり替えられて、医療ミスに見立てた殺人事件になりそうなところを4人が回避する為、すり変えられた腎臓を更にすり替え直す、とゆー内容だったみたいです。
これも大方の予想通り、4人のウチの1人(もう1人の男の子)がその病院の院長の息子(以下略)。
女の子二人は双子だそうですが(それで同姓同名は有り得ない)これがあれよ、大会社の跡取り娘だそうですよ。(他人事)

何に影響されているかって、おそらく間違いなく「有閑倶楽部」だと思われます!


さらにもういっこ、ファンタジーが(汗)
4人の王がいて、何だか当番制でその世界を統治してるんですが(100年周期で)そのうちの1人(闇王って名前だった……何のひねりもなく)が途中、ライ病に侵されて死にかけるんです(ライ病ってあたりが、この時へルマンヘッセかぶれしていたというのがありありと分ります)。
それで吃驚するのが、この闇王という人が長年恋いこがれている相手が、

オカマ

だった…………

どうも、最初はオスカル様みたいな男装の麗人にしたかったらしいのだけど(ノートの最後のページに言い訳がだらだら書いてある)上手く行かなくて、ファンタジーなので両性皆無にしようかと思った挙句、何故かオカマにしたみたいです(何故一番問題のある設定にしたのかが意味不明です)。
オカマなのにナイトの称号をもらっている、その世界で一番強い人という設定でした(ありがち)。
で、このオカマの人に暗い過去があったりしてね。
そしてもっともナゾなのが、ライ病なんですけど、これが、その。
ライ病の病原菌が、何故か擬人化されており、このオカマの人は闇王を救う為に300年ぶりに剣をとり、この擬人化された病原菌と闘う訳です。(第一変換が「健を撮り」……素直なPCです)
何でオカマにしたかというと、「ライ病の菌(名前もそのままズバリ「ライ」)と闘う時(=彼が本気になった時)彼がオカマ言葉でなく男言葉に戻る」という設定を使いたかっただけみたいです。(ありがち)

ああ〜己の恥を何故晒しているのかが不明ですが、このファンタジー、3冊もかいといて、このオカマとライが闘うとこで終わってるのです!
一体どうケリをつける気だったのだろう……
そしてもっと驚くのは、主役はオカマや4人の王ではなく、その世界から追放された元ナイト(彼王という名だった)と、追放先の人間界で出逢った普通の高校生だという事実です。
どう読んでも、オカマと王様に力が入ってます。
ちなみに王様4人は、ひのきみ(光を司る)、闇王(闇を司る)、大王(大地を司る)、那知王(気を司る)という名前で(…。)人間関係がひどくごちゃごちゃしてました☆(王には専属のナイトがついてなくてはいけなくて、彼王はひのきみのナイトだったそう)(何で追放されたのかがわからない!1冊目がないので)

自分が書いたものなのに、すっかり内容を忘れてるってすごく不思議です。
この結末を知る人は、この世に1人もいないのだなあ……ぼんやり。
2006年11月12日(日)

ニッキ / 松

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