2002年07月18日(木) 孤高の王
「お前には罪も罰も必要ないよ。」
そう言われて、泣きそうになった。
泣いても良いですか?
辛い時、自分がどれだけ頑張ったか、
私自身が1番よく知ってる。
だけどそれだけじゃ足りなくて、
誰かに褒めて欲しかったんだ。
何も出来なかった。
だけど私全力でやった。
それをYはいつも分かってくれてた。
だから私、未だにアノ子を忘れられない。
もっとやりたいことがあった。
もっと出来る事があった。
だけどそれを出来なかった。
自分を責めては、嘆いてた。
だけどアノ子は分かってくれた。
どうしてこうしなかったの?とか、、
馬鹿ね、だとか。
欲しいのはそんな言葉じゃなかった。
貴方達に言われなくたって、
十分すぎるほど私は私を責めてた。
だけどアノ子は言ってくれた。
「お前には罪も罰も必要ないよ。」
幸せになれるよ、って。
哀れみや卑下の言葉なんかじゃなく、
少しでも慰めて欲しかったんだ。
確かに結果的には何も出来なかった。
だけどそこにたどり着くまでに、
私がどれほど泣いたかを、
貴方達は知らない。
私、精一杯やったんだ。
全力で。
だから私に「もっと」は必要ない。
私の頑張りにもう上は無い。
本気でやったんだ。
だからやっぱり、私はアノ子を忘れられない。
それでも私は生きているし、
忘れる努力はしているんだ。
瞬間的な死への願望も、
未だ尽きる事は無いけれど。
とりあえずは生きているからそれだけで十分なのです。
孤独に1人で生きているのが人間だけれど。
一人一人が自分を高尚だと思い込み、
架空の世界で王として君臨している馬鹿だけれど。
例え1人でも、
死なないだけの信念があるという事は凄いことだ。
そうして私を支えてくれたのが、
Yと先輩なんだって事も真実。
日記を捨てました。
アノ頃書いた手紙と一緒に。
私はあくまでも私の世界の王であって。
だれもこの世界に入っては来れない。
私が助けなければ誰も助からないし、
私が塗らないとこの世界に色は無い。
私はあくまでも王であって。
アノ子も先輩も、
此処までは来れないし、王になることも不可能。
少しぐらい頑張ろうと思う。
私が苦しんでそれでも愛していたアノ子の事を、
誰かが心の隅に置いてくれれば十分なのです。
少しぐらい苦しんでみます。
生きてみます。
我侭な王がいて、
馬鹿な王がいて、
それでもその世界で、
全てを変える事が出来るのは王だけです。
頼れるのは王だけなのです。
過去の話をお伽話として語るのは好きじゃない。
だけどだからって、
全てをさらけ出せるほど私は大人じゃない。
それでも私は生きていて。
アノ頃のまま生きていて。
そう思うと少しだけ切なくて、涙が出た。
アノ頃の手紙の残骸が、
少しだけアノ子を恋しくさせた。
明日は終業式です。
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After
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photo by nezi-shiki