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2004年02月26日(木) 奇麗事だけじゃ明日は掴めない




奇麗事だけじゃ、明日は掴めない。


泥にまみれて、たとえ水溜りに頭から突っ込もうが

あたしは此処いるのだ

もう誰にも譲らない



誰かの存在が、あたしは酷く怖かった

夜中の電車の窓から見える家の明かりが切なかった



この世界にはとてもとても沢山の人間がいる

それなのにあたしはとても近い存在のあの子を選んでしまった

あたしの世界なんて恐ろしく狭いのだろう



ずっとずっと切り取られた空を凝視しては、いつかこの手に掴もうと。



世界中の空を手に入れられたらどんなにか幸福だろう。

あの子といつまでも何かを共有していたかった。

今では空を見ることでしかそれをはたせない。

同じ時間に同じ空を見上げることがいかに幸せなことか

あたしは15になるまで気づけなかった



同じ空を見上げて

同じ歌を歌い

同じように笑えたら




1つになれないとわかっていながら


共有することであの子を手に入れようと


そう望まない日は1日だってないよ




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