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人物紹介

「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛

「T君」−友達のダンナの親友。
1歳年上。
私の事が好き?みたいです。

「H君」−出向先の人。元カレ。
6歳年下。
すごく好きだったけど、フラれた。

「 I さん」−同じ会社の元上司。
3歳年下。
好きだった人

「Nさん」−元元彼。
6歳年上。交際2年9ヶ月。
憎まれてます

「Aさん」−10歳年上。
既婚者子持ち。
昔々の好きな人。

「あの人」−元元々彼。2歳年上。
1ヶ月でバッサリふられました。
私の通っていた大学の職員。


あなたには届かない

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2003年07月06日(日)
どうしてそんなに燃え上がるのか?

金曜日に職場の飲み会があった。
当然、Aさんも来た。

職場では、ほとんど会話をしない私達は、
皆のいるその席では、あまり会話をしなかった。

しかし・・・、帰り。
私の家は、その飲んでいた店からそう遠くなかった。
皆はタクシーとかで帰るけど、私は、
「歩いて帰れるから平気です。」と歩き出そうとした。
本当に、徒歩5分くらいの距離だったから。
でも上司は、「こんな時間に女の子が歩いてたら危ない。」
と、まぁ、当然の心配をしてくれて・・・、嫌な予感がしてたら、
「ああ、俺が送ってきますよ。」と、Aさん・・・。
「そうか、頼むよ。」と上司が言った。
はい・・・。

並んで歩き出す、Aさんと私。
なんとなく気まずくて、離れて歩く私の手を、
Aさんがとった・・・。

「まだ皆、近くにいるかもしれませんよ。見られたらどうするんですか?」
「いいよ別に見られても。」

そう言って、そのまま私を抱き寄せるAさん。
「やめてください。こんな所で、まずいですよ。酔ってるでしょ?」
かなり動揺した私は、そう言ってじたばたした・・・。

「酔ってないよ。」
確かに、そう言ったAさんの声は、真面目だった。
だからよけいに、私は不安だった。

「やっぱり、好きだよ。どうしようもないくらい。」
そう言う、Aさん。

「だから、不倫は嫌です。」
私は、Aさんの腕を振り解いて少し前を歩き出す。

「じゃあ、待ってられるか?俺のこと。」

その言葉にはっとして、私は振り返る。

「どういう意味ですか?」

Aさんは、私の質問には答えずに、私に近づいて、
そして・・・、キスをした・・・。

「もうダメだ・・・。」
Aさんはそう言って、私をきつくきつく抱きしめた。

その言葉の意味が、私には解らなかったけど・・・。
Aさんが何を考えてるのか、解らないけど・・・。

ねぇ、Aさん、この思いがそんなに燃え上がるのは、
それが“許されない思い”だから。
たくさんの“障害”があるから、だから燃えるんだよ。
“特別な愛”だと、錯覚してるだけだよ。
きっと手に入ったら、私もただのつまらないものになってしまうよ。
ねぇ、そうでしょ?そうだよね・・・?





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ダメだそんなの。
そんなこと、私は、望んでない・・・。

“私”という1人の人間と、Aさんが、何年もかけて築き上げてきた“家庭”。
天秤にかけたら、どちらが重いかなんて、
明らかに解っているんだから・・・。


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