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ほんとにすげえひさしぶりだ。わしのせいなのだが。こんばんは、あゆです。
まず、おそまきながらるるのお父様のご冥福をお祈り申し上げます。 義父の時もそうだったが、遺族というのは、葬儀に始まり様々な法要、手続きで悲しみにくれる暇がないというのが正直なところだと思う。 るるは少しずつ仕事を始めたということで、落ち着きを取り戻すとともに、ふとお父様のことを思い出したりするのだと思う。 私は義父を亡くし、るるは実のお父様を亡くしたということで、私にはるるの気持ちを推し量ることなどおこがましいのだが、これからきっと普段のなにげない話の流れで故人の話題が出て涙ぐむということも多々あると思う。 何かの本で読んだが、亡くなった方は所縁の人々に亡くなったことを惜しまれるのではなく、時々思い出してもらうということが何よりのご供養になるそうだ。 ゆみなの書いているようにるると共にお父様と、お父様との思い出は、確かにそこにいるのだから。 私も存命のうちに親を大切にしなくては...と思ったから..なのか 実は先週の金曜日から今日まで、今年喜寿を迎えた父のお祝いのために 私の両親、ウチの4人と、兄夫婦、義母と総勢9人で北海道旅行に行っていた。 これはウチのダンナの提案だった。 ものすごく格安なツアーが新聞に載っていたというのもあるが、以前、私が海外旅行をしたことのない父に「どこか行きたいところある?」と聞いたところ、「海外旅行より北海道にもういっぺん行きてえのお」と答えたことをダンナが覚えていてくれたからだった。 ウチ父とダンナの亡き父は偶然にも高校の同級生で(←わしらの結婚前、両親初顔合わせの場で発覚)、本当だったら義父にも喜寿のお祝いをするところだったのだが、それは果たせず逝ってしまったので、その代わりといってはアレだが、それなら義母も一緒にと、ゆみな曰くは「農協の団体旅行」のような人数での旅行となったのであった。 しかし、ものすごく格安なツアーだけあって土産物屋ではしっかり時間をとるくせに、肝心の観光は駆け足というハードスケジュールであった。 しかも観光中にゆみなから 「北海道はでっかいどう」 というめっちゃうすら寒いメールが届いたし、 るるからは「明日の昼ごろの予定は?」というメールが届いた。 夜中の三時に質問形式のメールを送られても こっちは温泉につかって気持ちよく寝ていてすぐに返事はできないし、 第一どの時点からの「明日」なのかが不明である。 まったく謎の多いやつらである。 今回行ったのは 札幌、美瑛、富良野、長万部(懐:リレー小説に登場したのを覚えておいででしょうか)、小樽、函館だった。 しかし、札幌は車窓観光だったし、小樽は一時間足らず、長万部は土産屋のみ、美瑛、富良野のラベンダーはもう終わってしまっていた。 だ、もんで今回一番良かったのは函館自由散策の時間に行った 北島三郎記念館 だった。 また、今回一番驚かされたのは、 バイキングで3皿分をてんこ盛りにし、完食する義母 であった。 移動の時間もバスの中で、とうもろこしやほたての干物など 北海道の味覚を充分に堪能していた。 宿で温泉から出てきた義母はちょっと憤慨した感じで、 「体重計に乗ったら な ん で か 知 ら ん け ど 数字がどんどん増えていって全然止まらんから 腹が立って途中で(体重計から)降りてきたんよ」 と言っていた。 義母は愛すべき天然さんなのであった。 でも、そんな義母も母も、もちろん父も 新大阪の駅で別れるとき、 「楽しい旅行ができたよ。ありがとう」と言ってくれた。 ほんと、格安ツアーで宿も食事もショボくて申し訳なかったけど そう言ってくれてうれしかった。 これって親孝行じゃなくて子孝行じゃん。と思ったけど、 ま、いいか。
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